コーヒーの沼 第28歩 アメリカンとアメリカーナ

皆さまこんにちは。 ZKです。
コツコツと綴り続けて 25歩目まで来ました。
ロッテな話なども間に挟み、話題はブレブレで
決して順調とは言えませんが、区切りな25歩。
次の目標は50歩・・・なんて大きく言わず、
1歩1歩行きます。 亀にも劣る歩みでしょうが
コツコツいきます。

さて、今回取り上げるトピックは、
『アメリカン』と『アメリカーナ』です。
一度聞くと似た響きですが、調べて見ると似て非なる物でした。

ZKが昔からなじみのある言葉は、『アメリカン』の方ですね。
漠然と、『薄いコーヒー』のイメージがあります。
調べて見ると、そもそもアメリカンは、和製英語でした。
何となく、そんな気がしていました。
で、定義としては、『浅煎りコーヒー』だそうです。

なんとなく、色が薄いと感じていたのは、浅煎りコーヒーだったから?
決して薄めていたわけではなかったのか。疑って、なんかゴメン。
と納得しかけて、ふと疑問が浮かびました。

ZKの記憶の中にあるアメリカンは、今愛飲している浅煎りコーヒーより
香りが少なかったし、正直、美味しいと思った記憶がない。
と思ってもう少し調べてみたら、コーヒーを薄めていたこともあるとか。
(あくまで一部のお店に限った話のようですが)

なぜ、せっかく淹れたコーヒーにお湯を入れるの????
これには、日本にアメリカ式コーヒーが伝来した当時の
アメリカでのコーヒーの飲み方が関係しているようです。

アメリカンコーヒーの由来を調べて見ました。
アメリカンコーヒーを直訳すると、アメリカ風コーヒー。これは和製英語。
ここまでは、先ほどお話しした通りです。 フムフム。
アメリカ風のコーヒーを日本で提供、ということで、
『アメリカンコーヒー』と名付けられたのだと思います。

では、アメリカ風コーヒーの飲み方とはどのようなものだったのでしょう?
アメリカのコーヒーは、ヨーロッパ経由で伝来。
ヨーロッパからアメリカに来た人たちが、
高度な抽出器具を持ち合わせていなかったため、
薄めのコーヒーが飲まれるようになった(そうです。)
また、第2次世界大戦中の物資不足によりコーヒー豆価格が高騰し、
苦肉の策として、多めのお湯でコーヒーを淹れるようになったなど。
これらから、薄めのコーヒー=アメリカ風のコーヒーと言う考えが
広がったみたいです。

一方アメリカーノはと言いますと、エスプレッソにお湯を加えたもの。
いわば、エスプレッソのお湯割りですね。
湯量はエスプレッソの約3倍というのが、一般的なようです。
エスプレッソと言えば、イタリアを中心としたヨーロッパ圏のコーヒー。

第二次世界大戦中にヨーロッパに駐屯したアメリカ人が、飲みなれている
ドリップコーヒーに似せるためにお湯を加えたことに起因しているとか。
こちらもアメリカが関係しているのですね。勉強になります。

アメリカンコーヒーとアメリカーノで大きく違うのは、抽出方法でした。

ここで、もう1つ紹介します。
アメリカーノはエスプレッソのお湯割りと書きましたが、
お湯にエスプレッソを加えると違う呼び方になるそうです。
その名はロングブラック 初めて知りました。
混ぜる順番が違うだけなのですが、味が変わります。
エスプレッソを抽出するときにできる泡の部分を「クレマ」と呼びますが、後からエスプレッソを加えるロングブラックでは
このクレマが壊れにくくなるため、濃厚な風味が残るのだそう。
お湯が先かコーヒーが先かで味が変わる。不思議です。

その昔、会社の飲み会で焼酎のお湯割りを作るように先輩に言われて、
グラスを差し出し、怒られた記憶があります。
その先輩曰く、「先にお湯、あとから焼酎!」と。
お湯が先の方が、焼酎とお湯が馴染むのだそうです。

ロングブラックの話を聞いて焼酎のお湯割りを思い出したZKでした。

今回は、この辺で。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回以降もコツコツコーヒーネタを書いていきますので、
よろしくお願いします。

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