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コーヒーの沼 第34歩 水出しコーヒー-2

前回から来る日に向け水出しコーヒーの自作に取り組んでいるZKです。
今回は、煎り方、挽き目など味の違いに差が出ると思われるものを
いろいろと差をつけてわかってきた味の違いについてです。
今回は個人的な感想によるところが多くなりそうです。
〔意見には個人差があるので、生ぬるく読んでいただきたく〕

最初に比較したのは挽き目による味の違いです。
市販されている水出しコーヒー、カリオモンズコーヒー様から仕入れた
水出しコーヒーのパックに封入されている豆の挽き目をみると、
ペーパーフィルター用の挽き目よりも細かく、
どちらかというとエスプレッソ用の挽き目の一歩手前と言う感じ。

ZK宅にあるCORESのグラインダーで細めと粗めの2種類作成しました。
そのほかの条件を同じにして一晩水につけたものを飲み比べてみました。

結果は、細い挽き目の方がまったりとしていると言うか、丸い印象です。
ペーパーフィルター用の挽き目(粗め)の方は、スッキリとした味わい。

微粉については、挽き目が細かい方がやや多い印象。
そこまで大きな差は見られませんでしたが
コーヒーオイルは細めの方が多めです。

味については、好みによるところが大きいと思いますが、
挽き目が細かい方が、従来のアイスコーヒーに近い印象です。

違いをはっきりと感じたのは舌触り、テクスチャです。
挽き目細めがとろみといいますか、何となくトロッとしています。
挽き目粗めは、キレのあるコーヒーです。
トロッとしている細めは、甘みを感じやすく、
キレのあるコーヒーは酸味と香り、それに甘さや苦さなど
1つ1つをよりはっきりと感じることができました。

ZKで出す水出しコーヒーは、あえて、ペーパーフィルターとほぼ同じ粒度の
挽き目で、キレのある水出しコーヒーを目指そうと思います。

続いて、煎り方による味の違いです。
アイスコーヒーには、深煎り豆もしくは通常より深く煎った豆を
使うことが一般的です。
なので、ZKもそれに倣い深煎りコーヒー豆で水出しコーヒーを作りました。

飲んだ感想としては、『あ、お店の味だ。』でした。
スペシャルティコーヒー豆を使って作ったので、香りもそこそこ
いい感じ。しかし、深煎りにすることで豆の個性はすこし控えめ。
東ティモールの豆とインドネシアの豆で2種類作りましたが、
明確な差を感じることはできませんでした。

次にあまのじゃくなZKは、浅煎りのスペシャルティコーヒーで
水出しコーヒーにトライ。

これがすごく美味しいんです。個性的です。
これまで飲んだアイスコーヒーと違いました。
コーヒーと思って飲むと、そのギャップに驚かされます。
アイスティーに近い風合いです。
深煎りと比べて香りが高く、いい酸味もしっかりと感じることができます。

ゴクゴク飲むアイスコーヒーには適していないかもしれませんが、
気分転換、ケーキなどと一緒に飲むと、優雅な気分になれそうです。

今回、シングルオリジン以外に、ブレンドした豆でも挑戦してみました。
前述のインドネシアの豆深煎りにブラジル産の豆中深煎りを
組み合わせてみると・・・
ウーン。美味しいです。美味しいですが、個性的かと聞かれるとそこまで
圧倒する結果ではありませんでした。

次に浅煎り豆同士の掛け合わせ。ウガンダの浅煎りとエチオピア中浅煎りの組み合わせ。こちらは、ウガンダの華やかさにエチオピアの酸味が
いい感じに重なって相方がウットリしていました。

いくつか試してみた結果、シングルオリジンの水出しコーヒーが
ZKの好みの味でした。
ただ、浅煎りは「普段のアイスコーヒーとは違いますよ~」とお知らせ
してから飲んでいただく方が賢明だと感じました。
これからもさらに水出しコーヒーの沼にハマって、納得のいくものが
出来上がったら、販売していきたいと思います。

皆さまも好みのアイスコーヒー作り挑戦してみてください。

今回はこのあたりで。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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