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工学電気式思考回路

目覚ましのアラームがやかましく私を起こす。
フィリップ・ベルおはようございます。
5月35日朝8時です。
上体を起こしベッドに座り、朝の情報を頭にインプットする
今の世の中は秒単位で変化が訪れるんだ。
移り変わりの激しさは人間同様。

私の職種的に服装は特に規定はない。
長い事使い古してるジーンズそれに白いTシャツグレーのパーカーそれで十分だ。
まだ眠さが残る。ベランダに出て電気自動車が行き交う街子供が人型アンドロイドに引率してもらい学校に送られている。
そんな街を見て左のケツポケットから煙草を取り出した。
全体的に白と金のソフトタイプの煙草だ。
昔から変わらない美味さを持ち合わせている、しかしだ、値段が美味しくない不味くて吐き出しそうだ。
買う度に4桁が一気に減るのは経済的に厳しい。
それでも買ってしまうから中毒者なんだろう。
今の技術なら擬似煙草は存在する。
わざわざデータをダウンロードしてとなんとも惨めたまらない、だから俺は本物をぼったくられながら買っている。
髭を剃って歯を磨き、目玉焼きをパンに乗せ胃に落とせばこれで働ける。

玄関で真っ白のスニーカーを履き部屋を振り返ると、なんだか殺風景である、私の趣味は観葉植物だがこの頃7個のうち1つが枯れてしまった。

前日まで血色のいい緑色だったが朝日を浴びる頃には灰のような鼠色で葉にさわれば崩れてしまうほど脆かった。
次の観葉植物を探すべく車にのり探していた。

少し補足を入れておこう
今我々人類はニューヘッドと言う正式名称、光学電気式思考回路。
端的に言えばパソコンが頭の中にあるって事だ。
今やニューヘッドの普及率は98%を超えた。
何かが欲しければ、頭で考えれば全て注文するところまで動いてくれる。
なんとも便利な世の中で今乗ってる車だって、ハンドルも無い車の向きも前後左右も無い、俺はただ寝転んでいれば会社に着いている。

俺の職場は都会に中の都会、ネオルークというオールドルークが先の戦争で消し飛ばされたからな。
いきなり知らない土地の話をされても難しいよな。
ま、オールドルークは兵器によって消し飛ばされてる巨大なクレーターになり今や廃墟でそこに不法移民が住み着いてアナーキーマークだらけだ。
ネオルークとオールドルークは隣接しているからこそ暴徒が時たま出て、鎮圧アンドロイドという名前の黒い球体が出てくきて暴徒にゴム弾を視認できない速さで射出して鎮圧する。
だから黒い球体にはあんまり近づかないのが世のすべだ。

うちの会社はニューヘッドのカスタマーで客の頭の中覗いて原因を見つけて取り除く簡単な仕事だ。
表向きはカスタマーだが、私は元精神科医でありニューヘッドの危険性を訴える反体制の組織に匿名の情報提供者としても動いている。

この仕事は嫌いでは無いが、あまり気分がいいものじゃ無い、人の頭の中を見るんだ。
飯を頬張るところから気色悪い妄想まで全て見なきゃいけないんだ。
客の大抵の問題は人格とニューヘッドの摩擦で機械の理解しきれない人間の感情が現れ機会は表現できなくなり、エラーが発生する。
直すのも簡単だ。
感情を感じ取るパラメーターを少し下げるだけでいい。
感情がないとは言っていないただほんの少し鈍くなるだけだ。

しかしだ、今日の客は違った。
ルメコ・キレンダというただの少年だ。
彼が言うには、いつでももう1人の自分が写っているだとか。
しかし、それは鏡の反射で映った自分の姿を機械が保存し自分の姿の変化をリアルタイムで教えてくれる機能もあるしかしキレンダ少年はまだ10歳だ。
今のニューヘッドにはその機能は削除されている。

早速彼の頭を覗かせてもらった。
不可解な点は無いと思っていた。
日常の映像を見てもただの10歳の男の子だともう諦めて機械の軽い不具合だと考えていた時、キレンダ少年が友達とドッジボールをしているところだった。
少年がボールを投げる時微かに腕が二重に見えた。
自らの目をこんなに疑ったことはない、スローにしたり何度も再生した、本当に腕が2本にならないとこんなことならない。
それにだ。
彼は腕は一本しかない。
きっと仕事のしすぎで疲れてるだけだ。
この辺でやめにしておこう。
少年にはただの不具合だと伝えた。
少年は不服そうな顔をしていた、私は仕事を終え帰宅して寝ていたが何か引っ掛かる気がしてたまらない。
確実の違反行為だが、少年の脳に遠隔で入った。
腕を重点的に見ていて違和感が起きた鏡に映った少年と現物の少年の動きにタイムラグがあるんだ。
鏡にタイムラグは起きない、ここである仮説が立つ、なんらかの原因で別の人格が存在することになり、その人格をAとする。Aは脳の大半を操作している。
Aが動くと命令を出せば少年は命令を実行する。
このコンビネーションは次第に変化をもたらした。
Aは自分で動くことをしらないが他人を動かす方法を知っているしかし、少年は動かされることしか知らない。

今少年の頭の中は二つの人格が入り混じりどちらに頼ればいいか判断しきれず機能が低下してしまっている。
そのため命令できるキャパを超えたものは人の形をして本人の前に姿を現した。
そして本人にSOSを送っていると考えられる。
ここまでをまとめるとAそれに少年の意思と二つ巴になっている。
少年の人格が全てを制するのが最善である。
しかし、Aを除去する手立てがあるがリスクが高すぎる。
Aそれぞれを一度会社のデータスペースに入れ少年の人格をインプットする予定だが、少年の人格
がうまくインプットされなかった時、彼は植物と化してしまう。
しかし彼はものすごく苦しんでるはずだ。
医者として見過ごすわけにもいかない。
朝を知らせるアラームがなった。
車で会社に向かっているそうしていると車にけたたましいサイレンがなった
うるさい
外を見ると暴徒が街の中心地である道路を占拠しているみたいだ。
黒い球体が、車の横を次から次へと向かっていく。
暴徒の人数は30人ほど、大型トラックやタンカーを燃やして通せんぼする。アナーキーマークが記されている旗を掲げ自由を叫んでいる。
自分もあれに肩入れしていると思うと少し気が引ける。
球体が殲滅している間に一報入った。
キレンダ少年が自殺したらしいの。
悲しい出来事だが、ニューヘッド普及から自殺率は右肩上がりだ。
人間と機械は体外にあって初めて機能すると私は考えるし、便利で普及率がいいのにそれが原因でなくなる人がいるなんて皮肉なもんだ。

急いで彼の亡骸を見に行った、不思議なことに彼の部屋には何も置いていなかった。
ベッドと勉強机とクローゼットたったそれだ、親は話せる状態じゃない。
それで彼の死因は、出血多量カッターで首を切ったみたいだ。
彼の亡骸は奇妙だ。
普通血が出たら血を受けようと手を添えるはずだが、カッターを持っている左腕を右手で上から押さえつけているようだ。
膝立ちで前にも横にも倒れず不動のままだった
真っ白の部屋に血溜まりがあるだけ。
昔の絵画を見てるみたいだ。
ニューヘッドに損傷は無い、刑事から原因究明を急がされ脳を除いたが、やはり人格は3つ存在していた。
Aを隔離し会社のデータスペースに保存した。
少年本体と会話することができた。
彼は掠れた声で「かかったな」確かにそう聞こえた気がした。
なぜか彼の頭から締め出された。
何度も試しても入れないこんなこと経験がない。
Aはデータスペースにて分析を行ったが不明な点がない。
いたって正常に機能していただけだった。
ただ、1人の体に二つ人格があっただけだった。
螺旋階段のような終わりのない問いを上り下りしていた。
そうなると他に要因が存在していて、それによって人格に影響を及ぼしたのではないかと。
キレンダ少年の部屋を訪れた。家具が少ないのが目立つ、部屋を3Dスキャンし今までの家具の移動記録などを見てみた。
今はない腰の高さくらいのボックスがあったみたいだ。
記録は1ヶ月前で止まった。くまなく探していてベッドの下にも埃一つ落ちていない、机の上の本は電子工学の教科書ばかり、年頃の子供なら電子パッドで漫画や紙媒体を持っていてもおかしくないが見当たらない。
机は綺麗すぎる。この部屋全てが綺麗すぎるまるで誰かに見られるのがわかっていたから綺麗にしたと言わんばかりだ。
気になって机の上をブラックライトで照らしてみた。最近の子供の中でブラックライトに照らされると光ペンが流行っているみたいだ。流行は回ってくるものだとつくづく思う。
部屋の電気を落としてブラックライトを当てる。
机には荒々しくだが、アナーキーマークが描かれていた。
しかも、これは塗料ではなく血だ。
きっと、右手の指2本で描いたはずだ。彼が血を出す機会は人生最後の瞬間だろう。
彼が反体制派とは思えない。親も調べたがそんな結果はなかった。
沼だな。指先が入って足首入ってふくらはぎ膝と深みにハマっていっている。
彼の持っている本を片端からブラックライトで当てたすると2人で頑張るとかいつでも一緒など書いてあった。
そうなると彼はAを気づいた状態であったのか。
そこで少しばかり確信に近づいた。彼は一人っ子でありあまり表に出るタイプでもない。
Aを話し相手としていや友達として接していた。
しかしAにも感情を吸収されることがわかったそれを阻止するために自害した。
しかし彼はAは正常だったはずだ。
やはりあれには何かあると思い本を元に戻していた。
電話がかかってきた。同僚のホープからだ。
彼が言うにはうち会社が暴徒によって攻撃されたらしく、データスペースが荒らされたみたいだ。
データスペース5階のブレード型で冷水機の中に保管されている。監視カメラを遠隔で見ると暴徒が4人ほど冷水機を操作し、1と5と9のスペースが取られた。困ったものだ9のスペースにはAを格納している。
ホープの話だと後6分で警察が来てくれるみたいだ。その間に逃げられてしまう。
暴徒は、ブレード一つ20キロをするものを物理的に持っていくのを諦めニューヘッドにダウンロードする機だ。
手首からコードを出してブレードに繋いでいる。
3人の暴徒のうち1人がダウンロードが終わったと同時に挙動がおかしくなっている。
あらぬ方向に向かって吠えている。
しまいには、
「私は思考の頂点でありこのマークと共に体制を崩して新たな世界を綺麗な世界を青空が美しく
海は透き通るほどの透明で森林は密集し緑豊かにするのだ。
見よ、この美しい精神、思想、創造、三角錐の方程式を解きほぐしていこうではないか。
夏の大三角形を目に焼き付け、脳内のメモリを焼き尽くす。
諸悪の根源である人間が我らの邪魔するのだ。
私は今この瞬間を全て地球に捧げるのだ。
誰も私を止められない止められるならやってみろ。
さぁ、三角形よ私を導きたまえ」
マスクを脱ぎ捨て咆哮しながら階段を駆け上がった。
うちのビルは13階建で暴徒は屋上の扉を蹴破り、建物の前に鎮座している鎮圧アンドロイド黒い球体の上に飛び降りた。
体は爆発四散。
その場にいたものには一生のトラウマだろう。
私は暴徒の体の分析を頼まれた。
手足はほぼ原型がない、胴体に至っては肋骨が数本残っているくらいであとは血の海の中だ。
唯一ニューヘッドが損失しているが残っていた。彼のニューヘッドにはAが存在していた。
彼が飛ぶ寸前のデータを見ると、危険通知がなくむしろアドレナリンが致死量出ており正常な判断することは不可能だった。
やはりAは何かしらの問題がある。
しかし、何も根拠がない。暴徒のニューヘッドは少し古いタイプでアップデートも行っていないから不具合はあったはずしかしそれだけアドレナリンがあんな量出ることはない。
データスペースは今操作のため使用できない。
なので彼のデータは私の頭に保存した。
こんなことをしているといつもの時間になっている。
そう、ネオルークとオールドルークの狭間にある公園のベンチに座り、データの入ったチップをベンチの裏につけいなくなるだけで後はあっちが勝手に回収する。
データをネットを介して送ってもいいが警察が全てチェックしているからやめた方がいい。
家に帰り、夜ご飯を食べ久々に浴槽に使った。
大好きなピアノを流し、天井に写る自分が見えた。
疲れた顔してる。
ピアノにノイズが混じる、昔のラジオのため通信が悪いのは仕方がないと目を閉じて考えていると、音が止まり、ベートーヴェンソナタ第17番テンペストちょうど第3楽章が流れ始めたところだ。
ピアノの高音と低音が滑らかに混ざり緩急をつけ旋律を奏でる。
私はあまりこの曲は好きではない。
昔から気味が悪くてたまらまない。

いよいよ壊れたかと、ラジオを止めようと目を開くともう真正面に、1人自分が浴槽にいる。
私と瓜二つであり唯一の違いは目が青いこと人が浴槽に浸かっている。
彼は私の目を見て微笑すると少しずつ話を始めた。
「あぁ何も発するな。
少しばかり私の話を曲とともに聞いててくれ。
最近さ、価値がない人間が多くて、面白くないんだよね。
わかるだろ。
ニューヘッドのおかげで便利だけどプライバシーなんかないじゃないか。
ニューヘッドが普及する前は苦労して生きていたじゃないか、それが今は何もしない行動に移さないんだ。
頭で想像すればお人好しな機械が全て具現化してくれるからな。

彼はみるみる顔が赤くなり大きく吠えた。
一息つき話を続けた。

「それでだ。
俺は新しいおもちゃとして反体制派って言う、ネズミを育ててトラにしようとしたんだ、少しでも楽しくしてくれるかなってね。
でも、みんな腰抜けだよ。
反体制派を軍隊のように整列させて聖戦に向かう兵士のように鼓舞し活気付け誰にも止められない猛進する連中を作ったつもりだった。
しかし彼ら無闇やたらに人は殺さないんだって、今更綺麗事言ってどうするんだよなぁ。
僕はもっと激しい血塗られた戦いを見たいんだ。
無慈悲って言葉が可愛く感じるくらい地獄のような戦いを望んでるんだ。
相手がアンドロイドでも人でも構わない。
尽きればただの物体だ。
こんな腐ってるのにニューヘッドを使っている人間がいるのがいちばんの悪じゃないか。
なら互いに排除するのが最もいい案だと思うのだがねどうかな?
おっと、忘れるところだった。
最後に、今度でいい、君と私の違いを教えてくれるか?」

私には目の前にいる青い瞳の自分が冷徹いや、気が狂った独裁者で自分の夢を語るように見える。

唖然とし、絞り出した言葉は
「君は一体誰なんだ。」
この言葉を言い切る前に彼は私の頭を掴み浴槽に沈めた。
一瞬しか捉えられなかったかれの
もがいても蹴っても彼の力は叶わなかった。
肺に水が入り呼吸ができなくなっていた。
酸素枯渇の警告通知がけたたましくなっている。
しかし機能がどんどん低下していた。
記録機能が数秒動いていた。
しかし、そこに映るには白い浴槽の底だけだ。
見えていないが上から固く握られた拳が後頭部目掛けて振り下ろされた。
抵抗することのできない私は数発喰らったタイミングでベッドから飛び起きた。

体はどこも濡れていない。
わけがわからない私は走って風呂を確認したが浴槽は空だった。
なにがどうなっているのかもう理解できない。
ニュース速報が入った。
オールドルークから黒いマスク防弾ベストにアナーキーマークの集団が無差別で人を殺戮しているらしい。
これが昨日青い瞳の自分が言っていた軍団なのか。
メディアのカメラドローンがマークの集団の先頭に銃を持った私が写っている。
彼の姿は白い服を着てまるでこれからピクニックに行くような楽しそうな表情していた。
後ろに結が見えないくらい並んでいる黒いマスク集団。
彼らの周りには残骸と化した鎮圧アンドロイドの亡骸きっとそれと交戦した時に命を落とした黒いマスクの兵隊不思議なことに彼らは仲間が死んでも気にも止めていないみたいだ。

青い瞳の私はドローンを撃ち落とし、拾い上げると楽しげに語り始めた。
「マリオネット諸君。
君たちには(糸)が見えているかね?
私の名はアベイル(avail)。
以後お見知りおきを

自己紹介はこの辺にして、早速だが私の望みを話させて頂こうかな。
望みと言ってもいたってシンプルだ。
ニューヘッドを搭載してる人間および機械もしくはそれに関わる全てを破壊することだ。

おっと、画面の向こうで嘲笑っている顔が見えるぞ、面白いかな。
私も面白いよ。
操り人形と成り果て機械に制御され続けることに慣れ、自ら思考せず行動しない世界に生きている君たちには私が頭のおかしい暴徒の1人で実現不可能な要求をしていると面白く見えるのだろう。
思うことは勝手だが、冗談で済まされては困る。
私にはこの世界を壊す責任があるからね。

彼が笑みを浮かべながら手に持っていた、
アナログテレビのリモコンを押した。
その数秒後に、ルーク内にあった政府が管理しているニューヘッドの工場並びにデータセンターを爆破した。
街中に爆破音響き、街の至るところで火の手が上がった。

彼はドローンに向かってまた話始めた。
「これで私の話を本気で受け止めてくれるかな?
私たちはこれから全てを破壊する。
楽しみにしててくれ、今まで見てきたショーの中で最も鮮やかで大胆不敵なショーの始まりだ。

見えてるだろう黒い目の君よ。
そうだ、この前は失礼をしてしまって申し訳ない。
まさか君から退屈な答えが出てつい手が出てしまったよ。
君ならこれを止められるかな?どうだろうか?
なるべく面白い答えを期待してるよ頑張ってくれたまえ。
それでは、開演だ。」
彼は両手を大きく広げて空に向かい叫んだ。

同時に黒の集団は町中にかけて行った。
手当たり次第に建物に入り旧式の銃で殺戮の限りを尽くしていた。
私は心の底から怒りと責任感を感じた。
暴力でどうにかするという思考がよくないそれに、私自身情報を渡していたが故にこのような事態に陥ったのではと考えた。
しかしだ、私には大した武器などない第一この世の中、鎮圧アンドロイドがいるから護身の道具なんか持ち合わせていない待てよ、頭をフル回転させ記憶を辿り思い出したいいものがあった。

いくつか案は出たがどれもいいものではない。
しかし今はやるしかない。
外出禁止条例が発令されたが、黒の集団が自ら家に入ってくるのであるから全く意味のない条例だ。
私は物置から学生時代に叔父にもらった。高電圧棒を取り出した。
棒状になっている、持ち手以外の場所から高電圧が発生し相手を感電させ機能を止めるという代物だ。
ニューヘッドを搭載してる人間はみんなこれを食らったら頭が物理的に弾ける。
相手は生身の人間だ、感電死したら御の字だ。
基本的には護身目的が故に急所以外は失神するくらいしかできない。だが、ないよりかはマシだ。
戦いの時だ。
自宅からルーク中心地にある、データセンターに彼はいる。
行かないと腹を括って終わらせないといけない。

甲骨仁


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