時代の流れは、大正に似ている。

今日は神戸港まつりであった。天気は曇り。ちらほらと浴衣姿の人が見えた。三宮の街を今日は歩いた。いわずと知れた神戸の中心地である。もちろん一番発展していて、活気ある場所であることは間違いない。ただ、なんであろうか….神戸にも閉鎖間のある空気がそこはかとなく漂っていた。
日本はこれから発展する国というのを感じにくくなってきている。まるで大正時代のようである。明治維新の動乱を終えて、文明開化、富国強兵に一つの区切りがついた。そして、経済はさほど発展せずに様々な社会の問題点に焦点があたる時代となった。と同時に大正デモクラシーと呼ばれる政治的な社会運動も盛んになった。よくよく歴史を紐解いてみると、今の時代は何も特別な時ではないし、類似する時代が現に100年前にあった。大正の次は昭和である。昭和初期は、世界大恐慌による経済不安、列強の帝国主義に対抗するために日本が戦争を起こした。そして一度すべてがなくなった。

さてさて、今の日本の現状を見てみよう。東南アジア諸国は今は日本の昭和のような状況である。中国は日本のバブル期崩壊前の1989年代、アメリカは1980~1990年代は日本に経済の覇権を握られていた時代であるから、今は1960年代後半から、1970年代前半の様相を呈していると直感的に感じる。ちなみに日本は1925年頃の感覚である。

みんなこの状況を打開したいと必死にもがいている。けれど、なかなかうまくいかない。まず、日本が遅れていることを肌では感じているが、なかなかその一歩を踏み出すことが難しい。個の時代になったために、連帯感は生まれにくい。この空回りしている感じから脱却したいと思っている人は多いのではないだろうか?政治家も民衆も。。。明治維新から戦後までちょうど77年、戦後から今日まで77年。そろそろ日本で何かがおこりそうな気がする。。。この社会を違う方向へ導く何かが。。。

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