【真っ黒なテスト用紙】


 広がるテストでの学び。

 もともとクラスの3人くらいが、説明を書き足したり、繰り返し時直しをしたりという自主的な行動に出ていた。

 それは4月の最初のテストのことなんだけれど、今回のテストを見てみるとだいぶ広がったなあと感心する。

 クラスの3分の2の仲間が何かしら付け足して書いている。

 問題の説明

 重要語句のまとめ

 要点解説

 自作問題

 もうテスト用紙は真っ黒。

 空いているスペースなどない。

 ビッシリぶっ詰まっている。

 頭の中が透けて見えるような文字たち。

 「あ〜この子は、この問題を解く時にこう考えて、答えを出したんだな」とか

 「この子は、問題を時終わり、相手時間で暇ではなく、自らに負けずにできることを考えて、この要点まとめを書いてみたんだなとか」

 「あ〜この子は、この問題を見て、同じような問題を作ってみようと考えて、空いている時間を学びに使ったんだね」など。

 思考の足跡がダイレクトに見られるテスト用紙だ。

 
 
 そんなもんだから、テスト時間はいつも時間いっぱいまでつかっている。

 「どうして、空いている時間にこれを書いてみようと思ったの??」と聴いてみると

 「いつも良い点をとっている〇〇さんが、テストの時にやっていたから自分もやってみたと」

 多くの仲間の理由がそれで、

 自ら学ぶエネルギーの源は、仲間の頑張る姿なのだとちょっと確信した。

 共に頑張れる仲間、頑張ってる仲間がいることで、自らにも「できるかも!!」て気持ちが湧いてくる。

 

 テスト返却時は、返すなり自然に広がる学び合う時間。

 特に、一緒に勉強した仲間に寄り添い「あ〜惜しかったね、ここわね!!」とすぐに教え出す。

 つまずきの多い仲間がいたとしても、丁寧に寄り添いみんなで分かろうとする雰囲気が流れる。
 そこに2人、3人と集まっていく雰囲気。

 その後の成長ノート記入では、休み時間になっても書き続ける熱量。

 7ページくらい書く仲間も。

 1ページなんてさっと書いてしまって2ページ、3ページと進む仲間がほとんどだ。

 本当に毎時間考えているし、テスト一つとっても挑戦しているから書く内容が溢れているんだと思う。

 そしてここからがさらに新しい変化。

 

 成長ノートを書き終えた仲間はいつも暇そうにしていたけれど、

 今日は、算数のノートを取り出し自作問題を作り出す自主勉が始まった。なんといい文化だ。

 テストで間違えた問題を自作問題にして解き直したりもしている。

 それがどんどんクラスに広まっていった。

 勉強しろ

 復習しろ

 ノート出して

 なんて言ってないのに始まる学習。
 

 すごいなあ。

 僕が子どもだったら絶対やれないw☺️

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