あなたにとっての私。私にとってのあなた。
「あなたにとって私って何?」と聞かれた。
模範解答はなんだろうか。
大切な人だよ。大好きな人だよ。あなたがいないと生きていけない。と答えてみる。
本心だとしても在り来りすぎて、質問主は満足の行かない顔をする。
「私にとってのあなたは誕生日みたいなものだよ」
誕生日……………?
「そう、私の誕生日は5月14日。
私は、今日何日だろうってカレンダー見て、
4月16日だって書いてあっても何も感じない。
でも、5月14日は他の日と違う、唯一無二の日だし、
毎年来ても飽きないでしょ。歳をとっても必ず迎える日だし。」
..........................まぁ。そうだな。
「私は他の男の人を見ても何も感じない。けどあなたを見ると、心が踊る。楽しくなる。
70歳になっても必ずあなたは私の中にいるし、毎日会っても飽きることは絶対にない。」
私にとってあなたは誕生日なの。
誕生日が無い1年はないように、この子にとって俺がいない人生はないし、
俺にとってこの子がいない人生は考えられない。
一生愛そうと決めた日でした。
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