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#117.免疫療法

妻は今日、朝方に軽い吐き気を訴えていたが

嘔吐等はなく無事に過ごすことができた。

朝食は吐き気のせいであまり食べれなかったが

昼食、そして夕食は完食。

また夕食時については

私が持っていったデザート(パフェ)も完食。

食欲は相応にあるようで本当によかった。

妻は昔から甘いものが本当に好きだ。

夕食を食べ終わり、歯磨きをして

私が先日買って

病室へ持っていった

リラックスできる

ハンドクリームを塗ってあげた。

妻は

寝る前になり

背伸びしながら

あぁ〜気持ちいい

と言った。

妻にとってリラックスできているようで

本当によかったと思う。

今日は日中、以前から行っている免疫療法のクリニックを訪ねた。

現状の妻の状態を伝え

今後どうしたら良いか相談した。

クリニックとしては

残念です。

効果はあると思っていましたが。

ということを言われた。

クリニックとしては

免疫療法は自由診療なので

現状、妻は入院しているホスピスでも

主治医が許可すれば

免疫療法の施術は可能とのこと。

ただ今の状態で

その免疫療法を実施しても

効果があるのかは不明。

むしろ厳しいでしょう。

本人の意思が取れにくい状況であれば

あとはご家族がどれだけしてあげたいか

気持ちでしょう

とのこと。

また私に対しても

もう十分に奥さんに尽くされてきたと思いますよ。

お金も相当にかかったと思いますし

他の方にはできないことも

旦那さんは奥さんのためにしてこられたと思います。

最後はご主人の判断ですよ。

そう言われた。

そこで私は何を思ったのか。

尽くしたのかどうかはあまり関係なく、

一生懸命やったのかどうかも関係ない。

結果として

妻の命が助かって欲しい。

ただそれだけを思っている。

私も頭ではわかっている。

厳しい状況。

難しい状況であることを。

ただ

妻は生きたいと思っているはずだし

私も生きて欲しいと思っているから

最後まで

良い方法はないか考えたい思う。

ホスピスの主治医には

明日、相談してみるつもりだが

断られる可能性もある。

そしたらまた考えようと思う。

一番は標準治療の再開だと思っているが

今の妻の状態で通院は厳しい。

それと生活の質の維持も大切だ。

本人が本人らしく

これも当然に守らないといけない。

またホスピスに入院している以上、

抗がん剤治療を受けるためには

一旦、退院しなくてはならない。

体力面は心配だ。

非常に悩ましい。

何かないのか

何かないのか

それだけを考えている。

繰り返しになるが

本当に何も手立てはないんだと思う。

でも

考えて

考えて

良い方法がないか

最後まであがいてみよう。

記事を通じて、少しでも誰かのお役に立てればと思っています。