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SUZURIに力入れすぎ?頑張り過ぎてはいけない理由とは。

あけおめです。今年もいつも通り書いていきやす。さて、SUZURIをはじめて3年目に突入しました。やはり経験を積むとですね、わかってくるのがクリエイターの傾向ですね。クオリティとか以前の問題に「活動するたび苦しむクリエイター」が、何というか見る限り7割くらいを占めていて驚きを隠せません。ほんわかと例えるなら刀一本で機関銃を持った大軍に挑む武士の如く。じゃあなんで苦しいのかジコマンキングが説明してあげましょう。保険という訳ではありませんが、私の言うことが全てではないのでこれを読んで「私ってやっぱりダメなんだ。」とか思わなくて大丈夫です。ジコマンキングはこの世の神様でないので。それからSUZURI様の名前を出してはいますが、私がSUZURI様を利用しているから引き合いに出しているだけで、グッズ売り全般に当てはまる事だということを理解した上でこの先をご覧ください。頑張り過ぎの皆さーん、張り切って読んでいきましょう!


①副業、趣味?引き方が難しい境界線。

そもそもSUZURIをやる理由ですよね。お金を本業以外でも稼ぎたいからやる、単純にグッズ作りを楽しみたいからやる、こんな感じに大きく2つに分けられますね。ですが問題はここから。SUZURIをはじめグッズ制作という物は少なからず第三者の目に触れます。SUZURIならズッキュン、購入、その後のSNSでのお迎え報告、さらには宣伝する際のクリエイター様とのやり取り、後作品の修正や管理なんかも、制作以外にもこれだけのアクションが加わる訳です。最初のうちが楽でも、段々と第三者の目がどうしても気になってくる訳です。売り上げ、評価、宣伝、これらのアクションは「趣味」というよりもはや「経営者の仕事」になってくる訳です。全てを諦めて趣味としてやってる分には問題は無いでしょうが、少しでも他者との関わりを持つとその先が欲しくなってくるものです。ですが中々得られない、得られないから最初は趣味としてやっていたものが本格的な義務や仕事に置き換わり、結果が伸びないとまた試行錯誤を繰り返し、やがて心が破滅していく訳です。じゃあなんでジコマンキングは3年目になるのに破滅しないのかって?簡単です、グッズ制作は結果の有無関係なく「第二のお仕事であり自身の存在意義」として完全に割り切ってるからです。あくまで私の考えですが、趣味か副業か線引きはとても難しい分野だと思います。ですが自分の中に芯がなければストレスが溜まる一方ですので、自分がどうしたいかまず決める事をお勧めします。覚悟の持ち用が雑だと進むことも退くことも下手くそになります。


②「自身のショップを持っている!」という錯覚の魔力。

この魔力、全てのグッズ制作サイト利用者が知っておくべき事実です。余程の人間ではない限りこの魔力にやられてしまう人がほとんどです。SUZURIをはじめどのグッズ制作サイトでもこの宣伝文句が出るんです。

「あなただけのオリジナルグッズショップが開ける!!」

どこかの会社に属するとかアルバイトするとかそんなんじゃないんですよ。「自分の店を開ける。」という人生経験で滅多に出来ないことがメアドとパスワードの登録だけで簡単に行えてしまうのです。しかも無料で。つまり、会社の社員やアルバイトと違い「自身が1番上」に立つという事になるんです。クリエイターとして、経営者として。自分が上に立つと言うことは、なんでもできるんです。しかし自分が上にいるにもかかわらずショップとしての成果が出ないと、その重圧もまた自分1人で背負うことになります。でも「自身が1番上、1番偉い」、しかも誰よりも簡単に手に入れられたものを手放せないのが人間の性なんですよ。せっかくグッズを用意したのに、店長になれたのに。そういう他にはない気軽過ぎる特別感が、後々自身の首を絞めていく。自分のショップを開いたと友達や家族に話すと褒められた事はありませんか?その優越感は1日そこらで捨て切れるものじゃありません。更新が滞ると視聴者に迷惑がかかるとお詫びをしていませんか?売れないから自分を卑下したりしてませんか?それ、「自分のショップだから何とかしないと。」という存在するはずのない思考に心をズタボロにされてる証拠です。見えない幽霊に包丁振り回しても当たりはしません、どんなに力を入れようと無理な物は無理。しかし、この自分のショップを持っている魔力は意外に対処が簡単です!(あくまで私流ですがね。)この言葉をたまーに言葉に出したりSNSで書き込んでみたりしてください。

「私はグッズ制作サービスを利用して商品を販売している!」

私もつい最近の就活ではこんな感じに他人に説明していました。「自分のショップを持っている!」と伝えると過度に褒められたり、説明していくうちについつい自分にとって良い方向に説明してしまう物です。だから自分の姿を大きく見せるのではなくグッズ制作サービスを利用させてもらっていると、最も活動に必要な存在を言葉に出す事が重要だと思います。確かにお店の経営者に誰もがなれるという事実には変わりありませんが、サイトも配送も全てSUZURIをはじめとする会社の皆様が用意したものです。魔力に打ち勝つ為にも、そして日頃から素敵なサービスを無料で提供されている立場であるという事を改めて理解しましょう。サービスへの感謝を忘れないためにも。


③作品にかける時間と対価。

えーと、この項目かなり現実味を帯びた話になるので心してみてください。SUZURIの様なサービスには自分のショップを持てるという魔力以外にも収益が出るという魔力があるんです。一度でもお客様から収益を得てしまうと、「続ければもっと売れる!」と謎の情熱が湧き上がってくるんです。そうなるとグッズのクオリティや量も上げていかないとならない。つまりその分の労力と時間も必要になっていく訳です。この場ではっきりと言わせてもらいますが「無駄な努力」です。はっきりとした理由があるから強く言えるんです。では私がSUZURIで去年得た収益(2021年)と8時間労働で仮の計算をしてみましょう。私が去年得た収益は12900円です。それを12ヶ月で割ると1075円、それを22日間の労働で割ると1日約48円、それをさらに時給換算すると6円になりました。時給6円ですよ、流石にグッズ制作に対する時間を8時間以上する人はいないとは思いますがどんなに頑張っても時給100円も行かない世界なんです。あくまでもらえるマージン(SUZURIでいうトリブン)だけでの話ですので、総収益で計算したら増えるとは思いますが、それでも会社の仕事やアルバイトでもらえる金額に太刀打ちする訳ではないんですよ。だから余程売れない限りグッズ制作サービスばかりに気を取られると疲弊するだけですよーってお話です。じゃあジコマンキングは何でそんな苦しい状況の中作品を作れるのって話です。それはお客様に対する技術奉仕とプロデザイナーになる上での投資と思ってるからです。SUZURIだけじゃないです、小説もアクセサリーも記事も広告もいつか力になりお金になると信じてるから作り続けられるんです。Tシャツなら機材を揃えて自営業出来るかもしれない。小説ならどこかの会社から依頼されて雑誌に載るかもしれない。アクセサリーなら他のデザイナーさんとコラボしてお店が作れるかもしれない。そういう小さな可能性の一つ一つを加味できるから続けられるんだと思います。要は自分のやりたい事、時間をかけたい事なら時給6円でも何とか頑張れるという訳です。ちなみに、私が作品作りにかける時間なんて長くて2時間くらいって事知ってました?趣味にせよ副業にせよクオリティや量を少ない時間で仕上げる勉強も必要という訳です。これが出来てないクリエイターさん、物凄く多いんです。嫌味に聞こえると思いますが、自分の身を大事にする為にもがむしゃらに続けるだけではなく、どうしたら一服しつつ走れるかを考えて見るのも悪くはないと思いますよ。私でよければ教える事も可能ですので。

④まとめ

ジコマンキングの文章はやたら長い事で有名です!ですのでわかりやすくまとめましょう!

①自分の目標とそれに対する線引きを明確に!

②自分が特別な存在になっていると錯覚しない!

③グッズ制作に時間をかけ過ぎない!(クオリティと量と時間の計算をちゃんとしよう!)

まぁこんな所ですかね。これが活動1年目の人間が書いても効力を発揮しないんですよ。試行錯誤を常にしてきた3年目の私だからこそこうやって皆様にお伝えする事ができました。もちろん、この記事が全てではないし皆様には皆様のスタイルがあることも承知しています。だからこそ、自分のスタイルを貫くあまり自分を大切に出来ないという事が起こらない様にして欲しいのです。

本日はここまで!ご視聴ありがとうございました😊



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