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ショートショートのはじまりはじまり 作:ジコマンキング

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SUZURIクリエイター•ジコマンキングが送る短編小説集。愛が、夢が、恐怖が、笑いが、感動が全てそこにある。さぁ、ちょっとだけ冒険しよう。(気に入って頂けましたら100円からの投… もっと読む
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記事一覧

おいでやす!シドラん家〜赤のスライサーがお邪魔します〜

万病を治す秘薬、大海の如き財宝、それがとある洞窟に眠っている奇跡。だがそこは最強を冠する…

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宇宙人ビンズと雪山のメンキ

この物語は、惑星テコヘンがありとあらゆる星々を調査するために結成した「惑星調査団」に所属…

ピザゾンビ

それは、偶然の重なりが引き起こした事件。雨の夜、とある墓場からゾンビが湧き出ようとしたそ…

的中屋

とある町に1人の若者がいた。彼はある意味有名人だ。行き交う人々に声をかけてはその日に起こ…

汚れたダウンタウン

目を輝かせてこの街にやってきた。 やたら多い建物と車だけで満足できる興奮と、いるだけでス…

レモン調査員

海が向こうに見える市場の果物屋。平凡な毎日を送りながらお店を手伝う私の前に現れたのは、防…

ジコマンキングの小説詰め合わせ。2

⚠️今回はジコマンキングが「1話分としては短すぎるだろー。」という超短い小説の詰め合わせです。おつまみ感覚でどうぞ。 黒雪姫「白雪姫に墨汁かけたらさ、黒雪姫だよな。」 「墨汁かけられた白雪姫だろ。」 アイスクリーム「すみません、アイスクリームください。」 「コーンとカップと和紙、どれに致しますか?」 「あ、和紙で。」 3本の矢「良いか息子達よ、よく見るのだ。1本の矢は容易く折れるが、3本の矢は折れない、、、。 ペキィ! 「良いか、5本なら、、、。」 ペキィ!

1人のメリークリスマス

1人に慣れたのは大体2年前。 友と家族から離れ、がむしゃらに進んできた。 それが自分にとっ…

荒くれロボのアックスダー

人の代わりにロボットが戦争に駆り出される時代。とある大陸に位置するロバス機械共和国とベイ…

空忘れ

下向きに歩きはじめたのはいつだろうか。 帰り道、アスファルトのひび割れを覚えるたびに空の…

おサボり冬将軍

冬。寒いながらも雪やイベントを楽しみにしている方、結構多いんじゃないでしょうか。そんな冬…

メタルポテト

遥か北の大地にある広大な地ベジタブルランド。ここでは知能を持った野菜人たちが平和に暮らし…

ジコマンキングの小説詰め合わせ。

⚠️今回はジコマンキングが「1話分としては短すぎるだろー。」という超短い小説の詰め合わせ…

ASOBIGOKORO

かったるい日が続くと夢をみる。 豪勢なディナーに美女、ついでにやたらでかい犬。 だけど考えるだけ無駄だ。 忙しく文句飛び交うオフィスで飲むコーヒーだけが救いだった。 隣の芝生は青いっていうけれど、意外と色鮮やかな気がする。 赤もオレンジも緑も全部あって、毎日輝いて見えてしまう。 そして卑屈になりながら、事実上10分の昼休みを過ごす。 いつからこうなってしまったんだろう。 あと少しもう一歩の連続が、自分を強くしてくれはしなかった。 だからたまには思い出そう、あ