プロトピア体験記_

【Protopia/ミュージカル】協賛体験記① ~どうなるかわからないが参加してみる~


こんにちは!
エンターテイメントやパフォーミングアートの世界で役立つかもしれない情報を発信している、zukaです。

先日、興味深い企画を立ち上げているグループを見つけました。

そしてこのトライアル企画に、『協賛』という形で参加をしてみることにしました!


この【Protopia】という団体は、オリジナルミュージカルを制作するクリエイティブチームのようですが、私が興味深いと思ったのは、ミュージカルの新しい制作方法です。

従来ミュージカルなどの舞台芸術は『チケット収入』を主な収入源としてビジネスが成り立っていると思うのですが、この団体は、

「ミュージカル業界はチケット収入に頼ったビジネスモデルから脱却すべき」

という考えのもと、新しいビジネスモデルにチャレンジしようとしているようなのです(詳細は、上のリンクをご覧ください)。


なぜ新しいビジネスモデルが必要なのか


ここ数年、エンターテイメント業界の

 ・パワーハラスメント問題  
 ・過重労働問題  
 ・契約問題 
 ・公演中止問題
 ・薬物などを含めた不祥事と復帰問題

などが注目されていますよね。
情報社会化や働き方改革などの流れを受けて、今まで『その世界の中の人』しか注目していなかった課題が、『その世界の外の人』にも伝わり、

「・・・この問題、もっと良くなる方法があるんじゃない??」

というような流れが起き始めているように思います。


特に、エンターテイメントにはビジネスとしての側面があります。
ユッキーナさんのnoteでは、日本のミュージカル業界はその構造や慣習で、ビジネスとしての負荷が出演者にも及んでおり、新しいビジネスモデルが必要ではないか、ということを指摘しています。つまり、

「より良いビジネスモデルがあったら、そっちのほうが良くね!?」
ということなのだと思います。


エンターテイメントの新しい形


今日本のエンターテイメントの世界では、様々な新しい制作モデルがうまれています。

2019年11月に上演された、シーエイティープロデュースの『(愛おしき)ボクの時代』は、プレビュー公演を繰りして練りながらトライアウト公演を行うというシステムでオリジナルミュージカルを制作しました。

ブロードウェイでは当たり前に行われているシステムですが、質の高いオリジナルミュージカルを作る上では、改めて重要なシステムであると感じました。

ビジネスモデルでも、キングコング西野亮廣さんのオンラインサロンやクラウドファンディング、前田裕二さんのSHOWROOMなどエンターテイメントの新しいモデルが使用されています。

『Protopia』さんのビジネスモデルは、日本のミュージカル業界の情報や統計データが少ない中、丁寧に調べた上で企画を考え、
「もっと良くなる方法を考えようよ!」
という、制作陣の思いがあるように感じました。


どうなるかわからないが、参加してみる


とりあえず、どうなるかわからないけど参加してみます!

『オリジナルミュージカル』って、事前に与えられる情報は、出演者・制作陣の名前、あらすじ、作品のイメージビジュアル、SNSで発信される稽古場レポートぐらい。
中身がよくわからない中で商品を買うという、一種のギャンブルです。

【Protopia】さんはさらに、制作状況がどうなっていくのかも未知数ですが、支援者の視点で「どうしたらもっと良いシステムになっていくんだろ?」というのを考えるために、私もこの企画に参加することにしました!



まずは『協賛』の形で参加してみます。
また、自分なりの体験をこのnoteでシェアして行きたいと思います。

ミュージカル俳優さん・ミュージカルが好きな方・業界をもっと良くしたい方など、ご興味のある皆さんにシェアすることで、何かの役に立ったら嬉しいなと思います。

それではまた。



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