zigzag_meiro

思考の痕跡置き場

zigzag_meiro

思考の痕跡置き場

マガジン

最近の記事

オタクの定義

オタクという言葉は一般的だが、その定義は難しい。 難しいというより、個人的な感覚で決める事であって、定義を必要としていないという方が正しいのかも知れない。 だが、自分なりの定義を考えたのでここに書いておく。 オタクとは知識を求める者。 まずオタクという言葉の使われ方には大きく2種類ある。 一つはオタク趣味。もう一つは〇〇オタクという使われ方だ。 この二つでオタクの定義を満たしているのは後者で、前者はオタクとファンに分けられる。 一般にオタク趣味とは、漫画・アニメ・ゲーム・ア

    • 神との同化体験

      私は神と同化した事がある。 正確には自分が神の一部だと“理解”した事があると言った方が正しい。 あれは部屋の掃除中だった。 手を動かしながら考え事をしていた。 それは死後の世界だったり、正義についてだったり、生態学についてだった。 そしてそれらの考えが突如ぴったり嵌り、世界の真実に気づき、自分が大いなる神の一部だとわかった。 これが私が神と同化した時の経緯だ。 この時の感覚は特別で、また他の言葉で言い表しづらいものだったが、それは論理的な思考の結果であったと思う。 これか

      • ブラッドボーンの構造考察

        主人公の狩人は死んでも何度でも甦る事ができる。 そして他の狩人もかつてはそうだったと言う。 つまり主人公だけが特別な訳では無い。 これは上位者が何人かにその力を与えたからだと思う。 何故そんな力を与えたのか? それはエンディング分岐で幼年期の始まりを選んだ時のムービーでわかると思う。 上位者は次の上位者を創ろうとしたのではないか? 上位者は繰り返す悪夢を作り出し、次の上位者になれる資格を持った者の啓蒙を高めて後継者に作り替えようとしたのだ。 その舞台がヤーナムだったのは血の医

        • WW84の感想とDCEUの強みと弱み

          先日、ワンダーウーマン1984を見た。 そして改めてDCEUの作品の特徴を感じた。 それは、ジャスティスリーグのメンバーはそれぞれの得意ジャンルの作風が違う、という事だ。 特にわかりやすいモノを列挙すると スーパーマン・怪獣、特撮アクション バットマン・ミステリー、サスペンス フラッシュ・時空SF アクアマン・王国ファンタジー グリーンランタン・スペースSF といった具合だ。 もちろんどの作品もヒーローアクション作品だが、サブジャンルというか、DCEUの作品を差別化しよう

        オタクの定義

        マガジン

        • 雑考
          2本
        • ブラッドボーン
          3本
        • スーパーヒーロー
          8本

        記事

          ブラッドボーンの続編妄想

          ブラッドボーンの続編は出ないと思う。 なぜなら本編は綺麗に完結したし、DLCや聖杯でスピンオフできそうな所のゲーム化も終わってしまったからだ。 だが銃パリィからの内臓攻撃や、リゲインによる激しい殴り合いをもう一度楽しみたい。 そんな思いから続編を期待する人は少なくないだろう。 自分もそんな期待から続編が出るならどんな話になるかと妄想してしまうのだ。そこで今回は自分の思うブラッドボーン2を書いてみる。 主人公である狩人は記憶を失い異国の地で病院に保護される事になった。 部屋で

          ブラッドボーンの続編妄想

          ウルトラマンと神性

          最初に断っておくが自分はウルトラマンシリーズのファンでは無く、初代とティガと派生作品のいくつかしか見ていない。そんな状態だがウルトラマンに対する意見を記していく。 ウルトラマンという存在は多くの要素を持っている。列挙すると、 巨人、宇宙人、ヒーロー、宇宙から来た者、人智を超えた力。 これらはその中でも特に重要な要素だと思う。 ウルトラマンシリーズは多く作られているが、この要素のどれかを基礎として話が作られている気がする。 最近のウルトラマンは神秘性が足りないと公式もネタに

          ウルトラマンと神性

          ヴィーガンに対する疑問

          ヴィーガンの人が肉を食べない理由は色々あるらしいが、ここでは動物を殺すのはかわいそうと言う人を想定する。 もし突然に食肉文化が消えたらどうなるだろうか? おそらく多くの家畜は処分されるだろう。 食肉にならないなら、育てる事で利益を得る事はできなくなり世話をする人はいなくなる。 世話をする人がいなければ、家畜は畑を荒らす様になるだろう。 それを防ぐためには処分するしか無い。 もし緩やかに食肉文化が消えれば、処分では無く緩やかに総数が減っていくだろう。 だがそれは生まれて来る

          ヴィーガンに対する疑問

          ウルトラマンとスーパーマン、仮面ライダーとバットマン、日本とアメリカの二大ヒーロー

          日本にもアメリカにも多くのスーパーヒーローがいるが代表的なスーパーヒーローは、やはりタイトルの4人に落ち着くだろう。 そしてその理由を考えると、スーパーヒーローという概念の根幹が見えて来る。 ウルトラマンとスーパーマン 彼らは共に人間を遥かに超えた力を持つ宇宙人だ。そして、その力を人々を守る為に使う事に疑問を持たない。 彼らの活躍するシーンで自分が気に入っているのは飛行機を墜落から救うシーンだ。 パイロットや乗客がもうダメだと目を閉じ、体を硬直させるがいつまでも衝撃は来ない

          ウルトラマンとスーパーマン、仮面ライダーとバットマン、日本とアメリカの二大ヒーロー

          ブラッドボーンにストーリーが無い理由

          ブラッドボーンのストーリー ブラッドボーンはストーリーが難解だと言われることが多いと思う。しかし、実際にはストーリーが存在しないと言った方が正しい。 ストーリーとは何か。 色々な捉え方ができるだろうが、目的を達成する為に問題を突破する過程こそがストーリーだと、自分は考える。 そうした時ブラッドボーンの主人公の目的はなんだろうか? 青ざめた血を手に入れる事が目的であると云う事は事実だ。 だが、プレイしている時にはただ目につく相手を倒しているだけだ。 この感覚はまさしく、夢の中

          ブラッドボーンにストーリーが無い理由

          仮面ライダーオーズのグリードとマズローの五段階欲求

          オーズのグリードは、それぞれがマズローの言う五つの欲求階層に対応していると感じたのでその理由を挙げていきたいと思う。 生理的欲求・ガメル ガメルは作中でとても幼い性格として演出されている。 ガメルは唯一自分にセルメダルを入れてヤミーを創り出す。 安全の欲求・ウヴァ ウヴァは作中で暴走を恐れて、誰よりも生きる残る努力をした。 ウヴァのヤミーは人から生まれ、その宿主とも離れて活動する。それは自分は安全な所にいたいと云う欲求による。 所属の欲求・メズール メズールは基本的に組

          仮面ライダーオーズのグリードとマズローの五段階欲求

          映画アクアマンのブラックマンタの戦う理由

          映画でのブラックマンタは逆恨みでアクアマン を狙っていると言われる事が多いと思う。 しかし、それは違うと考える。 何故なら、ブラックマンタは父親が死ぬ前からアクアマンを狙っていたからだ。 彼はアクアマンに会った時に戦うのは運命だと宣言し、再戦した時も同じ台詞を言った。 彼がアクアマンを狙うのはおそらく、海賊としての誇りからだろう。 彼が父親から祖父の剣を受け継いだシーンからもわかるように、彼らは海賊である事が重要で神聖な意味を持つ。 一般的な価値観とは違う社会だが、そこには名

          映画アクアマンのブラックマンタの戦う理由

          メトロポリス、ゴッサム 、セントラルシティの特徴

          DCコミックのヒーローは特徴的なホームタウンがある場合が多い。 その中でも上記の3つは代表的な街だと思う。これからそれぞれの特徴と、そうなった理由の考察を記したい。 メトロポリスは極めて健全で、まさしく社会的な街だ。 そこに住む人の多くは、隣人を愛し、社会の規範を守り、社会の一員としての自覚を持って共に成長していこうと行動する。 これはスーパーマンが活躍する舞台だからだ。 スーパーマンは人知を超えた力を持っている。それ故に敵も大きな力を持たなけば戦いは成立しない。そして読

          メトロポリス、ゴッサム 、セントラルシティの特徴

          仮面ライダーオーズのオーメダルが最高の玩具である理由

          オーメダルは一時は1円玉より多く生産される程売れたと言われている。 それはディケイドによる集客やアーケードゲームとの連動など、環境に依る所も多いだろう。 しかし、オーメダルが玩具として高い魅力があるのも確かだ。ここでは、その要因について記したいと思う。 オーメダルが売れた最大の理由は、劇中での扱いがとても優れていたからだと考える。 まず作劇された作品の玩具で重要なのは、劇中の再現がその玩具でできるかと云う事だ。 オーメダルは変身する時に使用するが、その時にメダルを使うのは

          仮面ライダーオーズのオーメダルが最高の玩具である理由

          DCコミックのキャラクターとタロットの大アルカナ

          コミックのアーカムアサイラムの作者によると、バットマンを表現するタロットは月のカードらしい。 そこで、他の大アルカナにふさわしいキャラクターを考察しようと思う。 ちなみに、タロットはマルセイユ版でアルカナとキャラクターは独自の解釈を多分に含む。 0番・愚者−ジョーカー 愚者のカードの意味は、常識に囚われない知恵者。 彼を愚か者と云う者は、思考を常識に譲り渡したに過ぎない。 良い意味では世界を革新し導くが、悪くすればただ混乱に堕とすだけ。 これ程ジョーカーにふさわしいカードも

          DCコミックのキャラクターとタロットの大アルカナ