WW84の感想とDCEUの強みと弱み
先日、ワンダーウーマン1984を見た。
そして改めてDCEUの作品の特徴を感じた。
それは、ジャスティスリーグのメンバーはそれぞれの得意ジャンルの作風が違う、という事だ。
特にわかりやすいモノを列挙すると
スーパーマン・怪獣、特撮アクション
バットマン・ミステリー、サスペンス
フラッシュ・時空SF
アクアマン・王国ファンタジー
グリーンランタン・スペースSF
といった具合だ。
もちろんどの作品もヒーローアクション作品だが、サブジャンルというか、DCEUの作品を差別化しようとすると作品のジャンルを変える事ができる。
これは色んな客層に向けて作品を作りやすいが、DCEUとしての纏まりが薄くなってしまう。これがDCEUの特徴だ。
そして上に挙げなかった作品は、自分がサブジャンルがわからない作品なのだが、WW84を見てワンダーウーマンのサブジャンルを見つけた。
それは“寓話・おとぎ話”だ。
正直WW84は自分には合わなかったが、神の娘という設定は、抽象的な事象を描写するのに適していると感じた。
願いを叶える石は神の力というだけで、特に説明も無く、望みの代償も恣意的で曖昧だった。
作品全体を通して理論は軽視され、メッセージ性の為に話の筋が無理矢理作られていると思う。
しかし、それが逆に神話の住人というワンダーウーマンの特徴として良く作用していた、というのが自分の感想だった。
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