家で世界一周するなら、みんぱく
海外旅行どころか国内旅行もまだハードルが高い今日この頃。
YouTubeでパリの動画を見るもよし、Google ストリートビューで台北の路地を歩くもよし。ジャズを聴いてニューオーリンズにいる気分になるのもよし。色んな方法を通じて家の中でその土地に行った気分を楽しめます。
でも、実際に世界一周旅行をするとなってもハードルが高い。
そんなあなたにオススメなのが、みんぱく。
国立民族学博物館を略して「みんぱく」と呼ばれています。
大阪府吹田市の万博公園内にある世界中のありとあらゆる人々の暮らしに関わるものが約35万点集められた巨大博物館です。
厳密に言うと文化人類学や民族学についての博物館ですが、それがどんな学問かと言うと奥深くて私には説明しきれないので、省略。
ざっくりと世界中の人々の暮らしに根付いたモノ・コトが集まっている博物館だと思ってください。
で、そんなみんぱくがなぜ世界一周にピッタリかというと、世界中のものが集まっているからです。(しつこい)
例えば、タイの街中で見る托鉢僧だったりモンゴルのゲル、南太平洋の島から島民が沖縄まで漕いで運んできたボートなど。
おなじみの国から日本ではあまり知られていない国・地域のものまで、ありとあらゆるものがあります。
なんならアフリカの床屋の看板や、ソ連のプロパガンダに使われたものも。
これって全部その土地土地の日常だったり、祭りだったり生活の中にある(あった)ものたちなんです。
旅行先で、有名な観光地に行ったりテーマパークに行くのも楽しいけど、「その場所に自分がいる」って一番思える瞬間は、なんでもない道を歩いてみたり、そこで出会った人と話したり、その場所でしか出会えないものに会ったときなのかなと思います。
タイの托鉢僧だって現地の人には日常だけど、私は初めて見たときびっくりした。その人達にとっては当たり前の風景を構成しているモノ・コトを見られるのがみんぱく。
そのみんぱくが家で楽しめるのが、「バーチャルミュージアム」。
展示がパノラマで隅々まで撮影されているので、お気に入りのお茶でも飲みながらのんびり楽しめます。
https://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/movie/panorama
そして時が来たら、ぜひ実際のみんぱくにも足を運んでみてください。
1人でも、家族とでも老若男女問わず楽しめます。
一つ一つの展示物を見ていくと半日はかかるので、近くに住んでいる人はゆっくり何回かに分けられますが、「そんなにしょっちゅう行けない><」という方向けに私のオススメプランを紹介します。
~みんぱく満喫1Dayプラン~
午前:太陽の塔の内部見学ツアーに参加(※要予約。これはこれで凄いです。)
お昼:万博公園内の芝生で昼食。コンビニか隣接するEXPO CITY(巨大ショッピングモール)のスーパーで弁当を買うのがオススメ。
ここで、エネルギー充電必須。
午後:みんぱくへGO!受付でオーディオガイド(無料)をぜひ借りてください!館内のあちこちにあるイスや給水機で休憩を取りながら進みましょう。
夕方:みんぱくを存分に楽しんで(歩き回って)クタクタなはず。
EXPO CITYで晩御飯を済ませ、後はホテルに帰ってバタンキュウ。
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