Tips #37：その願望はどこから来て、どこへ向かっているの？

（518字・この記事を読む所要時間：約1分 ※1分あたり400字で計算）

お金に貪欲だから
「楽に稼げる」詐欺に遭う

愛情に貪欲だから
悪い人に簡単におとされてしまう

“Easy come, easy go.”
貪りある場所に落とし穴有り！

貴方が求めている「本当の豊かさ」や「真摯な愛情」は
そんなに安っぽいものだったの？

【生き方のコツ💬】

 　何かを「求める」のと、何かを「貪る」のは、根本的に性質が違う。
 
 
　「求める」は情熱的である同時に、冷静だ。
 
　何故それを求めるのか。
　手に入れたら、どのような効果が期待出来るのか。
　利点は何か、犠牲しなければいけないものはあるか。
　希望を叶えるには何が必要か、どんな行動を起こさなければならないか。
 
　これらを明確に思い浮かべられる、それが「求める」行為だ。
 
 
　一方で「貪る」は盲目だ。非理性的で、狂ってさえいる。
 
　欲している対象を手に入れる、それだけが全てだ。
　目的を達成してどうしたいか、その理由も浅はかで、なかなか具体的な将来像が出てこない。
　コツコツと進めるより、なるべく楽に、手短に理想の結果を見たがる。その為に手段を選ばないことだってある。
 
　身を滅ぼすことになりそうでも、危機が迫ってきても気付かない。
 
 
　「楽に欲しいものが手に入るよ」
　「大した努力をしなくても目標達成出来るよ」
 
　欲に目がくらむと、人はあっという間に甘い罠にかかってしまう。
 
　悪者にとっての絶好のカモとは、まさに「貪る」感情に理性を奪われ、右も左も分からなくなってしまった人達なのだ。
 
 
　その願望はどこから来たの？
　どこへ行くの？
 
　それが分からないまま、ただ衝動性に任せて突っ走るのはとてもとても危険だ。

📚正体不明の欲望に、人生を狂わされないで

ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)

歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち３―（新潮新書）

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