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人面兽心ーー人類は獣以下の存在になったか

(714字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)

【人面心】

[日:人面獣心(じんめんじゅうしん、にんめんじゅうしん)]

ピンイン:rén miàn shòu xīn
意味:人の姿をしているが、獣のような残忍な心を持っていること。
   ひどく悪徳な人を指す言葉。

『人類は獣以下の存在になったか』

 私はプロテスタントのクリスチャンだ。
 毎週日曜日はクリスチャンにとっての「主日」で、いつも教会に集まり、聖書の教えを聞くことになっている。
 よく教えられたのは、「神様は私達をとても愛しておられる」ということ。
 だから、ずっと「人というのは貴くて偉大なんだ」と思っていた。
 ところがだ、ある日先生が:
「イエス様が馬小屋に生まれ、飼い葉おけに寝かされたのは、
獣のように堕落してしまって人類を救う為」

だと教えてくれた。

 それを聞いてかなりの衝撃を受けた。
 自分達が思った程、人類は素晴らしくはなかったのだ。

 本来は神様の姿に似せて作られたはずの人間であったが、悪に染まり、堕落し、ついに獣に過ぎない存在になってしまった。

 でもよくよく考えてみると、確かに獣のような、いや、獣にでさえ劣る人間はたくさんいる。
 自分の親や子を虐待して殺す人。
 利益の為に組織を裏切り、お世話になった人々の多大な損失を被らせる人。
 「面白い」だけを理由に仲間をいじめたり死なせたりする人。

 「人面心」なんてとんでもなくまだマシな方だ。
 むしろ獣達に対して失礼なぐらいに。

 カラスは大きくなれば年老いた親の世話をする。
 犬や馬は主人には絶対忠実で、裏切ることはしない。
 小さな蟻や蜂でさえも、いざという時になれば命を捨てても仲間を守ることを知っている。

 なのに人類は!

 ちなみに、大自然の中で一番規則を守れないのは人間で、
 哺乳類の中でも人間のみが嘘をつくらしい。

 一度立ち止まって、自分は本当に人間らしく生きているのか考えてみるべきではないか。


📚動物から学べることはいっぱいある


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