触景生情ーー記憶の欠片で作られた、私だけの世界を渡り歩いていく
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【触景生情】
ピンイン:chù jǐng shēng qíng
意味:眼前の情景に触れ、感情が動く様。
『記憶の欠片で作られた、私だけの世界を渡り歩いていく』
ありきたりな風景でもこんなに愛おしいのは、ここで大切な人達と出会ったから。
そよ風が運んでくる香りが懐かしいのは、かつて同じ空気の中で、思い出が作られてきたから。
すれ違う人から暖かさを感じたのは、なんとなくその面影が貴方に似ていたから。
春の暖かさから、頬を伝って流れ落ちたあの涙を感じ、
夏のキラメキから、はじけるように輝いていた笑顔を見つけた。
柔らかな秋の空気からは、優しく包み込むような温もり、
透き通った冬の朝には、澄んだ瞳。
朝日に、希望。
夕焼けに、安らぎ。
真昼の太陽のまぶしさにある、力強さ。
チラチラと揺れ動く星の輝きが思い出させてくれる、色褪せない夢。
1月1日、1月2日、1月3日......12月31日。
毎年、毎月、毎日、365日。
一日一日が素敵に思えるのは、その全てが愛で満ちあふれていたから。
見上げれば、空。
青々としたこの空間は、今も愛していたあの場所へと真っ直ぐ続いている。
空に心を預ける。
それが道しるべとなり、また迷わずにたどり着ける為に。
思い出の中に生きている。
記憶の欠片で作られた、私だけの世界を渡り歩いていく。
「だれかが、何百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星を眺めるだけで、幸せになれるんだ」(『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作)より)
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