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孤军奋战ーー悲喜こもごも、一人暮らしライフ

(883字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)

【孤军奋战】

[日:孤軍奮闘(こぐんふんとう)]

ピンイン:gū jūn fèn zhàn
意味:助けてもらえない状態で、一人で必死に戦う様。


『悲喜こもごも、一人暮らしライフ』

 実家から出て一人暮らしを始めると、まず感じることが「自由」だ。

 他の人の目を一切気にせず、思う存分好き勝手が出来る。
 家具は全てお気に入り。
 レイアウトも好み通りに仕上げ、自分だけの城が出来る。

 寝坊しても、夜遅くまで起きていても怒られない。
 食事を自分の好物で揃えても文句を言われることはない。

 一人の時間が十分に確保できる、誰にも邪魔されない。

 ああ、一人暮らしって良いな!


 ただしなんにせよ一人である。
 他に人もいないので、何事も頼れるのは自分自身である。

 まず、どんなに仕事が忙しくても家事をしなればならない。

 放っておいても、洗濯物はきれいにならない。
 帰宅すれば台所から自動的に温かいご飯が出てくる訳でもない。
 部屋の埃は怠け具合に正比例して積もっていく。

 そして風邪を引いたり、熱が出たりしても看病出来るのは自分自身のみ。

 ほぼ動けない身体を引きずってクリニックに行き、買い出しをする。
 当然空腹しのぎもせねばならないので、お粥も作る。
 ただ大人しく布団で寝込むことが出来る、それでさえ贅沢に感じる。

 守ってくれる人もいないので、防犯対策も念入りに行う。
 火事等の事故にも十分に気を配り、コンロやコンセントの確認をこまめにする。

 ひもじい、寂しい。
 誰かに会いたい。

 ああ、一人暮らしって大変だ。


 けど時間が経つに連れて、段々とこのライフスタイルに慣れてくるものだ。

 一人でも、色々とやっていけるようになった。
 独立心が芽生え、誰かに頼る前にまず自分で解決を試みるようになった。

 家賃や生活費を払いながら、お金の大切さが分かった。
 節約の意識が身に付き、無駄遣いが減った。

 生活がかかっている故、仕事も大事に思えるようになった。
 もっと一生懸命働けるようになった。

 私一人分の生活の為だけでも、これ程手がかかることを知った。
 改めて実家のありがたさ、家族全員を背負ってきた親の偉大さを感じた。

 今は実家に帰っても、ダラダラせずにテキパキと手伝いを積極にやっている。

 ああ、一人暮らしって、やっぱり最高だ!


📚貴方の一人暮らしの思い出は何ですか?


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