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夢に祖父が出てきた

今朝見た夢は、祖父と一緒に近所のお店へお菓子を買いに行く夢だった。

祖父は2年前に亡くなったのだけれど、地元のとある団子屋さんのみたらし団子が大好物で、あまりにも食べたい食べたいと言っていたので、僕が一度その団子を買ってきて入院していた病院へ差し入れたことがあった。

入院生活で食も細っていて、あまり元気の無かった祖父だったけど、団子を目の前にした祖父の目はキラキラ輝いてて、市販のものに比べても少し大ぶりなそのみたらし団子を、美味しい、美味しいと言いながらムシャムシャ平らげていた時の表情は今も忘れない。

祖父はその後も、僕が見舞いに来る度に「○○(店の名前)の団子、食べたいなあ」と言っていて、看護師さんにも言っていたらしく、いつの間にかその病院の看護師さんに僕は『お団子のお兄さん』と呼ばれてたよと、母から聞いた。

その団子屋さんの団子は地元でも人気が高く、早朝並ばないとすぐに売り切れてしまう逸品だったので、結局僕が祖父にお団子をご馳走したのはその時が最初で最後になってしまった。

ふとカレンダーを見たら今日は祖父の誕生日だった。

人懐っこくて目立ちたがり屋な人だったから、「おじいちゃんの誕生日、祝ってよ」と夢に出てきてくれたのかも。

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