【幼少の記憶録】初代ポケモンのおもひで覚えガキひゃくごじゅういち【後編】

前回の続き。

1997年、ポケモンをやりたくてしょうがなかった小学一年生のNG少年。
ポリゴンショック事件でアニメが放送休止になった中、ようやくクリスマスプレゼントにポケモンのソフトを買って貰えることになったのでした。

ピンク色のゲームボーイポケット

クリスマスの朝、プレゼント箱を開封し、入っていたのは『ポケモン 赤』と弟用の『緑』、そしてピンク色の『ゲームボーイポケット』。

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↑画像検索したら当時持っていたのと全く同じ機種を見つけました。懐かしい…。

皆さんは『ゲームボーイポケット』をご存知でしょうか?
後発の『ゲームボーイカラー』の存在感が強い為あまり知られてませんが、このゲームボーイポケットは初代ゲームボーイに次ぐ後継機種で、初代と比べて小ぶりで軽いんです。(私も長いことこの機種を初代ゲームボーイと同じものだと思ってました… 笑)

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↑こちらが初代ゲームボーイ。『ポケット』に比べてサイズが大きく、液晶画面が緑色なのが特徴です。今見るとこのシンプルなカラーリングやボタンの配置、無骨なフォルムがかえってオシャレですね。

ちなみに幼い頃の私はピンク=女の子の色というイメージを持っていたので、嬉しかった反面(なんでピンク色なんだろう…)と同時に思っていた記憶があります。

これは後々になって知ったんですが、両親がプレゼント用にゲームボーイを買いに行った際、ゲームボーイ自体が品薄でこの色しか無かったとのこと。去年のニンテンドーSwichを思わせる背景があったんですね。

この頃のポケモンの勢いはアニメが放送休止になっても留まるところを知らなかったのです。

いよいよ初プレイ 思い出①:レポートって何?

このポケモン赤というソフト、私にとって人生で初めてプレイしたゲームでした。ゲーム(とりわけRPG)に関して初心者過ぎた小一の私。最初は「レポート」の存在がよく分かりませんでした。

メニューを開いて、レポートを選択すると「レポートに書き込みますか?」と問いかけられ、「はい」を選択するとティロリロリン♪という音が鳴るだけでウインドウが閉じる。正直、何が起こったのか分からない…。

説明書を読むと「レポート:セーブすることができます」と書かれてましたが頭の中は「?」。
そう、当時の私はセーブの意味さえ知らなかったのです。

しばらくセーブの概念を理解できなかった小一のNG少年でしたが、何回もレポートをしっかり書き残してたので奇跡的にデータを失くすことはありませんでした 笑

思い出②:小学生ならではの粗削りなプレイ

最初に貰える御三家にはヒトカゲを選びました。タイプもへったくれも無かった当時の私は経験値をヒトカゲに全集中。相性の悪いタケシもカスミもレベル差で強引に突破した記憶があります。

マスターボールはミュウツーまで温存せずフリーザーに使ってました。フリーザーに使ったのは初めて遭遇した伝説ポケモンだったことと、「カッコよくて強いから」。振り返るとハチャメチャなんですが如何にも小学生らしい。

四天王にたどり着くころにはレベルの差が埋まってきて苦戦するようになっていきました。クラスメイトの友だちに交換してもらったウツボット(なぜウツボットだったのだろうか…)を育てて最後のライバルのカメックスをはっぱカッターで仕留めて殿堂入りしたのをよく覚えています。

お陰でウツボットは自分の中で妙に印象に残るポケモンに。

思い出③:ポケカとの違いに困惑

前回も書いたのですが、私は本家のゲーム版よりも先にポケモンカードのほうで遊んだことがありました。ゲームとカードの内容をほぼ同一と認識してた私は、とある技に戸惑いを覚えます。

その技というのが「ほのおのうず」。

ヒトカゲの最終進化形態のリザードンが使う技で、カード版では相手に100ダメージを与えるという当時最強クラスの技でした(決まればほとんどのポケモンを一撃で仕留められるレベル)。ぶっちゃけ私がゲーム版で最初にヒトカゲを選んだのも、カードのリザードンが強かったからです。

しかし、ゲーム版のほうの「ほのおのうず」はというと、単純に威力の高い技ではなく、低い威力の攻撃を何ターンかに分けて放つというじわじわ系の技でした。

ポケモンカードみたいに高火力で相手を一撃で倒せると思っていた私。

リザードンのレベルを上げて、ほのおのうずを覚えさせて使った時の「なんか思ってたのと違う…」感は今でも忘れられません(ほのおのうずに失礼)。

最後に

…という訳で2回に分けながらも特に山もオチも無く、つらつらと初代ポケモンに関する幼い頃の思い出を書いてみました。書いてる途中でポケモンが初めてプレイしたゲームだという事実に気づきました。結構鮮明に覚えてるのも納得。

90年代後半に小学生だった同年代の人たちの共感が得られるかは定かではありませんが、同世代には「あ~こんなことあったっけな」と、この頃を知らない世代の方には「へ~こんな感じだったんだ」と雰囲気だけでも伝わればいいなーと思います。

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