婚活してると異性が嫌いになる
婚活をこれでもか!とやっていた頃、続ければ続けるほど陥ったのが、男性嫌いだった。
男性だってひとりひとり違うのに、なぜか「これだから男って!」みたいにプンプンして。
私の場合「結局、若さと顔なんでしょ!」と不貞腐れることが多かった気がする。恥ずかしい。
今思うと、あれは婚活っていうシステムが悪いような気がしてならない。
条件で探して、プロフィールを見て、初対面の人間と会う。初回は顔とか仕草が生理的にOKか、話がしやすいか、くらいしか分からない。
そこから次のデートに続いたら話は違うんだろうけど、私の場合は次…なかなか難しかった。残念ながら、断られることが多くて(泣)
これが友達の紹介だと何回か続いた。やっぱり共通の知り合いがいて話しやすいのと、条件から入らないのがよかったように思う。
紹介してくれた友達に気を遣って断りづらい、というデメリットもあったけれど。
結局、疲れ果てた末に先輩の紹介で結婚した私は、婚活を攻略できないまま終わったことになる。
ちなみに、急にこんなことを書こうと思ったのはふと、婚活を始めたころのブログを思い出したからだ。
当時はnoteではない媒体で、婚活ブログを書いていた。今日会った人のことなど、日記のような感じで。
そのとき、たまに男性の方から厳しいコメントが届くことがあった。
「女って年収にうるさいですよね?働く気ないんですか?」とか……ブログで年収について触れたことは全くなかったが、「女って!」という怒りをひしひしと感じる内容。
読まなきゃいいのに、執念深く女批判コメントだけ送ってくる男性もいた。
その方のブログを覗くと、やはりコメントと同じ内容が書いてあった。この人も婚活で苦しんでいるんだな…と思った。
人は容姿や年収など、努力でどうにもならない点で拒否されるとやり場のない怒りを覚える。そして同じ状況が何回も続くと、怒りは相手からその性別へと向かう。
男女関係なく、みんなそうなんだと思う。
そのくらい婚活って理不尽。
でも、そこまで行ったら一旦婚活はお休みした方がいい。相手に怒りが向くときって、たいてい自分のことな嫌いになっていっているとき。
それこそ容姿や年収といった、自分のコンプレックスにばかり注目しているとき。
一旦、誰からも評価されない安全な場所に行く。評価されるのって基本、しんどいので。
ちなみに私が婚活ブログをやめたのは、嫌な目に遭ってもやたら前向きに捉えようとする自分に嫌気がさしたからである。
つらいときはつらいし、嫌な目は嫌な目だ。
明らかに相手が失礼な場合だってあるし。
加点法で見ましょう!も、限界があるし。
むしろ最初から愚痴を書くくらい、素直なブログだってよかったんじゃないかなと思う。溜めるから「男なんて!」に発展するのだ。
なんて、ふと若かりしころの自分を思い出していた。
あの時期を乗り切ったのは、我ながら頑張ったな、と今でも思っている。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?