K-42

ほぼ日記。

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スパイスの呪文

「インドカレー食べに行こう。」 友人からの誘い。 久しぶりの連絡がそんな文言だったので、少しだけ笑ってしまった。 原因には心当たりがある。 大学生時代に、大学近くのインドカレー屋で食べたナン。 パリパリもちもちの生地にバターの風味、自転車のサドルをはるかに超える大きさ。それと、おかわり自由!(学生街ならではのサービスか?) 結果、めちゃくちゃハマったし、一度に3枚は食べるし、3キロは太った。 そんなこんなで、「ナン好き」というイメージが友人の間で定着してい る。 そうい

    • なりたいもの①

      どんな脈略があったかは覚えていないが(というよりなかったのかもしれない) 「外界からの刺激が何もない、ただ朝と夜が訪れる部屋に入った人間を観察してみたいよね。もちろん食事とか生命維持に必要なものはついてるよ。ダメかな?」 バイト終わりの休憩室で、話していた。 世間の良識とか常識みたいなことをふまえると、前出の質問の答えは「ダメ。」なのだが、彼はとても優秀な科学者(と私は思っている)なので、その好奇心に応えたかった。 それに私はグータラな人間なので、特段不便に感じることも

      • アガット

        日が落ちていくにつれて、ホッとしていることに気づいた。 お昼間が苦手なのかもしれない。 いつもは会社に行って、帰ってくるころには暗くなっているから気づかなっかった。あれはあれで自分にとっては悪くはなかったのかもしれない。 ベランダからの目線では大きな建物(詳しくは知らないけれど宗教系の施設らしい)がピンクに染まっている。色水に溶かした透ける赤に近いと思う。 その近くに浮かぶ雲は同じような赤色で、輪郭は青かった。若い夜の色だと思う。 小さい頃、雲は白いと思っていて、描くと

      スパイスの呪文