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粉々アイシャドウを、クリームタイプにして使い切る

3年以上、しつこく使い続けていたエトヴォスのアイシャドウ。
薄色のはハイライト代わりに、中間色2つはアイシャドウに、濃色はアイライナー&アイブロウに、と一つのパレットでアイメイクのほとんどをまかなっていました。

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が、とうとう少なくなった残りがバラバラに割れてしまいました。
それでも無理やり筆でとって使っていましたが、洗面ボウルへの粉飛びがひどく、掃除が大変。へちまタワシでこすっても、簡単には落ちません。

これまでは容器の底が見え始めた時点で、次のコスメを探し始めていました。そして数色あるうち一色でも使い切ったら、その時点で丸ごとお役御免にしてきました。
こんなに使い込んだのは初めてで、すごい達成感があります。
この粉々になったのも最後まで使い切りたい!とクリームタイプにリメイクしてみました。

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一度粉々にしてからぎゅっと詰めれば、元通りパウダーシャドウにはなりますが、今回クリームタイプにしたのは、密着度がよくなりそうだから。
ゼロウェイストを志し、よく言えば宇津木式、率直に言えば肌の手入れをしていません。
下地、ファンデーションなどの手順を踏まず、素肌にアイシャドウをつけることがままあります。
そうするとやはり密着感が足りず、ノリも悪いし落ちも早い。
今回クリームタイプにすることによって、アイシャドウ単体でももちをよくする作戦です。

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用意したのは、粉を混ぜるつまようじ、クリームシャドウを入れる容器、ワセリンやオイルなどの油分、ラップ様のもの。
油分は、ピュアレーン(ランシノー:羊の油)が残っていたのでそれを使いました。容器は、処方薬が入っていたケースです。

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まずケースから中身を出して全部容器に空けます。
主に残っていた濃色と、他のわずかな残りもすべて混ぜて粉々にします。

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つまようじでは埒が明かず、ティースプーンで潰しました。
脱プラスチックの観点からラップではなく、これまた粉薬のビニール包装を用意していましたが、それは使わず。
しかしラップ様のもので挟んで、指で潰した方が早く細かくなったように思います。

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ピュアレーンを少しずつ入れて練ります。チューブから絞って計1.5センチほど入れましたが、ちょっと入れすぎたようです。
べたべたで練るのが大変…とくにランシノーは固いので、もっと粘度の少ない、さらっとしたオイルの方が良かったかもしれません。

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薬容器でまぜてそのまま使うつもりでしたが、洗面所でスクリューキャップを開け閉めするのは面倒だなあと思い、ワンタッチで開けられる元のケースに戻しました。
べたべた状なので、きれいには均せないし、スプーンや容器についたのが取り切れず、もったいなく、仕方ないのでこれらも洗わずに洗面所に置いてあります。
このくっついている残りで1週間くらい十分使えそうです。
この作業をしながら、化粧品はg当たりの単価がものすごく高いなあと改めて実感。こんな少しの粉(アイシャドウ)で4000円近く。

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作業していた机にも飛び散り、拭いてもなかなか落ちませんでした。
新聞紙でもひいて作業すればよかった…

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使用感は、予想通り密着感がありなかなか良かったです。
指でつけるとムラになりやすいので、これまで通り筆で使おうと思います。

問題は、べたべたのランシノーが石鹸で落ちづらいこと。せっかくの石鹸落ちアイシャドウのメリットが半減しました。もちろん石鹸で丁寧に洗えば落ちるのですが、これまではお湯洗いで済ませることも…その手抜きはもう通用しなさそうです。
あと、リメイクを終えてから、クリームタイプだとアイブロウに使えない!と焦ったのですが、試してみたら使えました。
むしろパウダーよりも密着感があるので、筆を何往復もさせなくても、すぐに色がついて時短です。
少しずつ何度もつけていくのが自然に仕上げるコツだと思うのですが、わたしは一筆でそれなりになればよし。

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わたしのメイクは、ラロッシュポゼの下地を目の周りから頬骨のあたりに薄く延ばし、このエトヴォスのアイシャドウを、筆一本でまぶた、下まぶた、眉毛に伸ばして何となく化粧している風を装うという手抜きっぷりです。
昔から、化粧による見てくれの向上よりも、化粧をしている振りができればそれでいいとどこかで思っています。
マスク生活の前には、顔の下半分の下地と、IIMKのチークくらいはつけていたのですが、今ではそれも省略。

今後はゼロウェイスト目指して、市販のアイシャドウは買わずに済ませたいと思い、少しずつ、ターメリックやココアパウダーでの化粧を試しています。
今のところ色が付きすぎたりすぐに落ちたり粉飛びしたりと惨敗していますが、今回と同じく、クリームタイプにすればだいぶ扱いやすくなりそう。

試行錯誤して、なんとか化粧品のプラスチックフリー化を進めたいと思っています。

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