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#10.子どもと読む〈プラスチックモンスターをやっつけよう!〉3歳児の反応にぐっときた。

ゼロウェイストにプラスチックフリーは付き物。
そして子どものおもちゃや衣類には高確率でプラスチックが入り込んでいます。

長男が愛してやまないポリエステル100%のぬいぐるみとフリース毛布。
8ヶ月の次男が執拗に舐めまくっている、長男の昆虫フィギュア。
これまで何とも思っていなかった、むしろ進んで買い与えてきたものが、プラスチックフリーを意識してからは気になって仕方ありません。

私が、人が変わったようにプラスチック製品を毛嫌いするので、夫どころか3歳の長男もちょっと引き気味…

素人の私がとやかく言うのは早々に諦め、プロの力を借りることにしました。

手始めにこの本を図書館で借りて、息子と一緒に読みました。

最近、雷様やお化け、鬼など得体が知れず怖そうなものに興味津々の息子、表紙のモンスターにかなり食いついています。
自分がよく知っているものがモンスターになっているのが不思議な様子。
被害を受けた生き物の写真には、これなに?とびっくりしていました。
読み進めるごとに、(生き物たち)かわいそうだねえ、(海を汚したら)だめだよねえ、と思惑通りのコメント。

しかし、予定調和にしめたと思っていた私に、息子が放ったのはこの一言。
「プラスチックって、危険生物なの?」
最近、危険生物図鑑にハマっている息子、プラスチック=毒を出す有害なもの=危険生物と認識したようです。
私、言葉に詰まりました。
危険生物なんて所詮自然の生き物。
そんなものよりもっともっと危険なプラスチック。その危険な有害物質を作り続けている、私たち人間が翻って危険生物ではないか。
危険生物はお母さんの方かもしれない、とはさすがに言えませんでした。

言えないなら、それなりの責任を果たさなければ。
一緒に読んでよかった。
子どもを育てるつもりで、こちらが育てられています。

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