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ゼロウェイストかつ簡単に、自家焙煎コーヒーを淹れる

粉コーヒーのパッケージをどうやって削減するか、ずっと考えてきました。
結果、生豆を買って自家焙煎、そのあと挽いて飲んでいます。

わたしはコーヒーはカフェオレでしか飲めない、超素人。
焙煎だの挽くだの、仕組みがわけわからなくて気後れしていました。
しかも、続くかわからない習慣のために、特別な道具は絶対増やしたくない。

コーヒー大好きな夫が朝晩二回は淹れるので、リフューズは不可能です。買い置きをうっかり切らすと、深夜にだってコンビニまで買いに行かれてしまいます。
ビニールパッケージもですが、コンビニで食料品を定価で買うなんて許せません。

手持ちの道具で何とか、「自家焙煎」と「粉挽き」でき、かつスーパーのより美味しく、このたび二度目の生豆購入。我が家的サスティナブルとなったので、記事にします。

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ゼロウェイストと言っても、残念ながら近所で生豆のパッケージフリーは見つけられず、楽天で購入。
産地の違いとかわからないので、g辺りの単価が一番安いのを買っています。(ゴミを減らしたいだけの、こだわりのない素人のために、もっと手ごろな豆があるといいのにと思います)

前回、商品が直接段ボールに入って届いたので、今回油断していたら、過剰包装な試供品と広告が入っていました。
おいしいインスタントコーヒーの試供品。正直嬉しいけれど、でもリピート店でも毎回ちゃんと「ゴミ削減のため梱包は簡素に、廃材歓迎、プラ不要」を、言い募らないとだめだと思い知りました。

まず焙煎2パターン


①フライパン(IH使用)
フライパンに直接豆を入れて乾煎りします。
量によりますが、一掴みくらいで、所要時間20分程度。常に振っていなくても、何となく全体が良い色になる程度に混ぜれば大丈夫でした。
煙が出るので窓開け必須。台所のガス警報器が鳴り、その後は一日中、部屋が焦げ臭いです。
しかし、我が家のフライパンは18センチの小さなテフロンフライパン。空焚きするとテフロンが剥がれそうだし、がぶ飲みする夫のために、こまめに炒らなければならなかったので、オーブンに移行しました。

②オーブン

商品ページにはハンドピック(欠点豆の選別)を自分でするよう書いてありますが、どれも見分けがつかないのでスルーしてます。
天板に重ならないよう豆を並べて、250度30分弱。
200度でもいいのですが、30分以上かかって見守るのが辛かったので、オーブンレンジの最大火力を使っています。
電気がもったいないので余熱なし。レンジ上に何かおいている場合は、熱くなって溶けるので注意が必要です。

余熱なし上段使用、10分経過あたりで、豆の爆ぜるパチパチという音が聞こえ始めます。豆が飛び散らない点では、フライパンよりオーブンの方が片付けが楽かもしれません。
庫内の温度を保つため、できるだけ開けない方がいいので、途中、タイミングを見極めて、ムラができないよう豆を混ぜます。
こちらも扉を開けると警報機が鳴るので、事前に停止ボタンの位置を確認しておいた方がいいです。

子どものオムツを替えていたら、あっという間に15分経過。
見事に焦げました!
オーブンから煙が出て、警報1度目。スプーンで混ぜます。
下段ならムラができないのかもしれませんが、火力がもったいない気がして試していません。

トータル25分経過、またもや焦がしました。(警報2回目)
ベランダに出してます。

ムラがきれいなグラデーションになっています。

この薄皮をチャフというらしく、これが飛び散らないようにとか、これを取り除くために、とか難しいことも小耳に挟みましたが、風がふかない限りは飛び散りません。気にせず挽いています。

①②とも炒りムラはできますが、それでも十分おいしいです。
あんなに焦がしても、挽いちゃえば見た目にはわからないし、わたしはおいしく飲めます。

これは1リットル瓶。
粉挽きは都度挽くとおいしいと聞きますが、焙煎はどうなんだろう。
わたしは風味よりも手軽さ優先。天板に乗る分、最大量を焙煎しています。2週間くらい置いておいても、風味の違いは気になりませんでしたが、最近は炒り豆で保存せず、このあと全部挽いてしまいます。

次に粉挽き。

焙煎した豆を適量、バーミックスのグラインダーに入れて挽いていきます。近所迷惑を心配するほどに音が大きいので、うちでは昼間しかできない作業。赤ちゃんもめちゃくちゃ泣きます。

この程度の細かさです。
飲むたび挽けばおいしいのでしょうが、うるさすぎるし器具を洗うのが面倒で、3回繰り返して、全部挽きます。
わたしはたまたまバーミックスを所有していますが、ミキサー的な、他の器具でもできそうです。

ちなみに、挽かずに炒り豆の状態で飲めないかとやってみましたが、コーヒー風味の薄いお茶みたいな感じで、コーヒーとは別物でした。
せっかく焙煎までしているので、粉挽きは省略しないことにしました。

瓶が変わりましたが、豆を入れた瓶と容量は同じ、1リットル。
淹れる時はもちろん、布フィルターで。

肝心の味は、おいしいです。
わたしはコーヒーの味の違いはぜんぜんわかりませんが、これはおいしいと思いました。インスタントとは明らかに違います。
職場でよく、インスタントコーヒーを来客に出していたのですが、なんだか怪しい粒をお湯に溶かして泥水を作っているようで(失礼)、自分ではどうも飲む気がしませんでした。
けれど、これはカフェオレにしても明らかに美味しいです。

ちゃんとコーヒーの香りがして、味がする。
夫は、これまでのスーパー最安値のコーヒーと同じ感覚でがぶ飲みすると、胸焼けすると言っていました。

スーパー最安粉コーヒーは、100g77.6円、生豆は100g120円。
原価、入手経路、手間、電気代は、スーパー最安値にメリットがあります。
生豆のメリットは、省パッケージであること、美味しいこと。
これらをすべて加味した上で、面倒くさがりなわたしが自家焙煎&粉挽きをしているくらいなので、生豆はかなり優秀だと思います。

我が家は2キロの生豆で3カ月弱もちます。
次からは二袋以上まとめ買いして運輸エネルギーを削減する予定。

コーヒー粉の袋は再利用できませんが、生豆のビニールはゴミ捨てに使えます。ビニールはすべて、ていねいに封を切ってリユース。

残りの生豆は布袋に入れて、シンク下に収納しています。

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