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今すぐできる!免疫力向上のための2つの方法

今日はですね、こんなせっかくのタイミングと言ったら語弊があるかもしれませんけど、こんなタイミングだからこそ考えておいた方がいい「体の免疫」についてシェアしたいと思います。

今回の新型コロナウィルスに関してもそうですけど、インフルエンザであっても、ウィルス自体が体に侵入していても、発症するかどうかは、宿主(しゅくしゅ)である私たち自身の免疫力にかかってるわけですね。

ウェブで「免疫力」ってワードを検索すると、いろんな情報が出てきます。

その中には、僕が普段から行っている「鍼灸治療」や「マッサージ」なんかも効果的だったりするわけなんですけど、今日はですね、自分自身でできる「免疫力向上」活動、通称「メンカツ」をご紹介していきたいと思います。
#メンチカツの略ではない

まず、今日の内容は、医学博士の西原克成先生の本を参考にさせていただいた内容なんですけど、昨日今日の話ではなく、もうかれこれ10年近く西原先生の本を読みながら、すごくわかりやすいというか、僕をはじめ妻や家族も効果を実感してたりするので、今日はその内容をお話ししていきたいと思います。

この本です。

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まずは免疫力とはなんぞや?というとこからなんですけど、簡単にいうと、免疫力とは新陳代謝力ということなんですね

そして、免疫力は「ミトコンドリア」がコントロールしていると。

ミトコンドリアって聞いたことがある方もいらしゃるかもですね。簡単にいうと、人間のエネルギーを作ったりするところですね

で、このミトコンドリアの活動低下が、免疫力低下に繋がるということなんです。

では、どんなことをしてしまうと、ミトコンドリアの活動を阻害してしまうんでしょうか?

その中の一つが、口呼吸、です。

これはめちゃくちゃ大きい原因だと、僕個人は思ってます

もしかしたら信じられない方もいらっしゃるかもしれませんけど、口は本来、呼吸するためにあるものではありません。口は消化器、つまり食べたものを処理するための器官。

じゃあどこで息をするべきか?というと、それが「」です。つまり、鼻呼吸をする必要があるわけですね。

鼻こそが人間本来の呼吸器なので、呼吸するためのシステムがそもそも備わってます。そのシステムの一つに、ウィルスや細菌などをガードするというのがあるんですね。鼻毛だったり鼻水だったりは、その精巧なシステムのひとつ。

このシステムによって、ウィルスなどが体内に侵入するのを防いでくれるわけです。

ただ、口で呼吸した場合、そのシステムを活用することができない。

すると、侵入してきたウィルスなどによって、喉付近にある扁桃腺がダメージを受け、免疫力が落ちてしまう。

結構みんな予防のためにマスクしてたりするじゃないですか?あれが効果的かどうかの議論は一旦おいておいて。

マスクしてたとしても、マスクの中の口がぽっかりあいてたら、結局ウィルスの侵入を防ぐことはできないかもしれませんね。

なので、まずは今、口が開いてないかどうかをチェックして、鼻呼吸を徹底することが免疫力向上の一つの方法だといえます。

で、これは起きてる時だけじゃなくて、寝てる時もそうなんですよね

寝てる時って、自分の口が開いてるかどうかなんてわからないじゃないですか?

じゃあ、寝てる時の呼吸をどうやってマネジメントするかというと・・・

口テープ、です。

口に不織布のテープを貼って、口が開かないようにして寝るんですね。

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これ、僕もたまにやったりしますけど、うっかりすると、いつの間にか外してたりするんですよね。

ってことは、いつの間にか口呼吸になってるってことです。

あなたが寝てる間にちゃんと鼻呼吸できてるかどうかのチェックに、口テープを活用してみてはいかがでしょうか?

花粉症の方で鼻詰まりの方は厳しいでしょうけど、花が詰まってるってことは普段から口呼吸になってるってことかもしれないので、感染症には十分に注意をする必要がありますね。

で、二つ目が、体の冷えによる体温の低下。

アイスクリームやキンキンに冷えたものを飲むことによって、腸がダメージを受けて、体温が低下してしまうと、免疫力が低下してしまいます。

僕の大好きなお酒も、近々に冷えてた方が美味しいやつだったりします・・・w

ここはかなり端折ってお話ししてるので、詳しくは西原先生の「これだけで病気にならない」っていう本を読んでください。

よく、ちょっとした熱、37度ちょっとの熱で解熱剤を飲んでしまう方がいらっしゃると聞くんですけど、免疫力に重要な役割を果たす白血球は、37〜38度でその力を発揮できると言われてます。

ということは、無闇に解熱剤を飲んでしまうと逆に免疫機能を低下させてしまう恐れがあるということですね。

あと、僕的にちょっと心配なのが、厚着し過ぎ、の人です

外が寒いから厚着しとかなきゃってのはわからないでもないんですけど、それだと体温を維持するということを衣服に頼りすぎてしまう、ということにもなりかねないかもしれないということは、頭に入れておいた方がいいかもしれません。

やっぱり人間の体はうまくできていて、自分ががんばらなくても良ければ、そのための機能は廃れていくわけです。

つまりどういうことかというと、この場合で言ったら、自分で体温を上げる、もしくは維持する能力ですね。

もちろん、毎日半袖短パンで生活しろ!なんて言わないですけど、汗かくほど厚着するのもどうかと思うわけです。

ていうか、汗をかくってことは、体は「体温を下げる方向に向かってる」わけです。この事実を忘れないようにしておきたいですね。

このほかにも、西原先生の本には、咀嚼の量や質の問題だったり(何回かむ?どうやって噛んでる?)、睡眠の量や質の問題(何時間寝てる?どっち向きで寝てる?)だったり、ぜひ読んでいただきたい内容が盛り沢山です。

まず、今僕たちにできることは?といえば、自分の免疫力を上げるというか、最適化するということ。あとは手洗い・うがい、ですね。

今できることに集中して、みんなで助け合いながらこの困難な状況を乗り越えられたらいいなーと考えてます。


高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員