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【経営者】そこにある独特な美学の話

<おじさんDX Vol190>

とある企業のオーナー社長と野暮用で話をしたのですが、彼の美学が、独特なので一部を記事にしてみます。

✅社長の報酬は最低限で良い

節税目的で役員報酬を利益が残るか残らないかギリギリに報酬を設定する会社もあるのですが、彼の会社は、役員は高報酬なのに、社長自身の報酬は、役員どころか一般社員と比較しても低いらしいのです。

✅「夫婦2人で充分生活させてもらっている」
✅「社長というのは、案外お金を使わない」
✅「納税は社会貢献でもある」

彼曰く、批判ではないが、高額な報酬を得ている執行役員等は、

🍀「あんなすごい金額を貰って、何につかうんだろう🙄」


✅「(何かと)お金を使う時間なんてなかった...😁」
✅「私財で投資や事業なら別...😉」


欧米と比較すると日本の役員報酬は低いが、それでも役員と従業員の格差は広い。その格差は10倍を超えるどころではないのです。


オーナー社長ともなれば雇われ社長と違って、企業が破綻した際には、全ての負債の責任を負わなければいけない厳しい立場。

企業の考え方にもよりますが、彼の会社は、社長以外の役員報酬が圧倒的に高く、社長が本来得られるレベルの報酬との差額は、企業の財務強化に割り当てられているとのことでした。

もちろん、従業員の給与も高いレベルなのです。

🍀会社≒従業員>社長


✅従業員へ還元

彼は、従業員に「還元されている実感」が重要というのです。金額の問題ではないのですが、闇雲に高給というのではなく、きちんと評価し信頼し、労いも含めて支給する必要があるというのです。


🍀「何だかんだ言って、喜ぶ従業員の顔を見るのが、喜び」

✅ウチは小さい会社だけど、企業の規模に関わらず、こうした社長の姿勢は出てくる。一部を除いて日本経済を背負う立派な大企業の社長が、拝金主義では...情けない。


社長の質素な生活振りに、従業員が驚いていた😁なんて話もあるのです。

✅「基本私は、ケチなんだよ。無駄なお金の使い方はしたくない」
✅「従業員に還元するのは活き金。反応を見るのが楽しい」
✅同業他社比で支給額が負ける事は、実は社長の負けと思っている。
✅ボーナス額を見て驚き「社長室まで確認しに来た😁」社員も居た。

考え方というか行動が変態な社長なのです😁


これには、従業員の士気は爆上がり🔥


「社長はもっと報酬を得てください❗」なんて言われているらしいのです。


その時彼は

✅心配してくれてありがとう。でも間に合っているよ。

と、言うだけであるのです。


✅ウチの会社は、常に挑戦者。
✅そこに安定や現状維持という文字はない。
✅ハングリーさを忘れるな。


実際に従業員や役員には、ある程度の収入が必要。

✅起業を目指す人には、資金は、よりあった方が良い。
✅投資するなら相談にも乗っているし、副業も良いだろう。
✅早期にリタイヤして自分の趣味に没頭するのも良い。
✅どれも私(社長)の余計な、お節介のオマケつきでね😁

🍀一度しかない人生、どう使おうが本人に権利がある。


「社長の個人的な美学を継承しなくても良い」とまで言っています。

✅あくまでも、私の美学。
従業員を大切にすることだけは忘れてはいけない。


✅大企業であるトヨタ自動車

大きな組織は、舵取りが難しいのはもちろん働く人も多いですから、より多様な価値観があるのです。この記事を見て私は、意外だなと思いました。


あの大企業であるトヨタでも...。

保守本流との闘い「変える勇気、変わる勇気」
「トヨタの“保守本流”と、この10年間にわたって闘ってきました」豊田章男は最近、そのように語っている。
「でも、“保守本流”は今後も、社内から消え去ることはないでしょうね」ともいう。<記事抜粋>
トヨタの現場はそれこそ、1秒に命を懸けて“カイゼン”に取り組んでいるが、問題はホワイトカラーすなわち事技職(*事務系、技術系の総合職)にある。彼らの多くは、現状維持派だ。とりわけ、中間管理職のモチベーションが低い。一方、技術者はクルマの役割の変化に関心が薄い部長クラスも前に進もうという意欲に乏しい。だから、社内は暗くなる。<記事抜粋>

若い社員の退職もあるようですし、傍から見ていると順調そうに見えるのですが、悩みは尽きない様子です。


いずれも私のような凡人には、辿り着けないような境地があるようです。

ただ今回、彼と話して思ったのは、

🍀世の中には、色々な経営者がいるようですが、彼の会社は強い😁


そんな、おじさんの話でした。





🍀駄文を読んで頂き誠にありがとうございます。 ✅1.ガリガリ君の購入資金に充てます。 ✅2.ボンコツな愛車の維持費の足しにします。 ✅3.神社のお賽銭か盲導犬に募金します。