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ありがとうを積み重ねる

どうも。

真ん中の娘が買ってもらったばかりのデニムをタグがついたまま履いていて、そのまんま寝ているので朝イチで苦笑しているzero₋oneです。

小学生でヴィンテージへのこだわりがあるなら感心します。

さて、今回の内容は前回の引き続きになります。
自宅で家族皆で観た映画『億男』。
僕以外の全員が寝落ちしたので『億男』で問われていた「お金とは?」という問いについて書いています。

子供達にも是非考えてほしいと思う内容です。

前回、お金=信用と書かせてもらいました。

お金に綺麗も汚いも無い。
超便利な道具にすぎない。
その超便利な道具は少ないより多い方がいい、
そしてその超便利な道具を得るには信用を得ろ。

と伝えて終わっていましたが、お金=信用ってどういう事?と感じていると思います。

◎信用と信頼

ところで、信用という言葉の意味は解りますか?
似たような言葉で、信頼という言葉がありますね。

友達との関係でも、「君を信頼するよ」とか言うことがあるかもしれません。

辞書によると

信頼・・・信じて頼りにする事。
信用・・・過去の行為・業績などから、信頼できると判断する事。また、世間が与えるそのような評価。

と書かれています。

ざっくり言うと、『信用=過去から』 『信頼=未来へ』 と思ってください。
つまり、(過去の)信用があるから、(未来に対して)信頼するという事です。
信用の上に信頼は成り立つのです。

例えば、いきなり初対面の人物に

「俺を信用してくれ!俺を信用してタクシー代2000円貸してくれ!必ず返すから!」

と言われても無理な話です。
どんな人物かも判らないのに信用などなければ、信頼もできないですよね。

これが、いつも自分に良い事をしてくれている友人だったらどうでしょう?

「あっ、お財布忘れた・・・。帰りのタクシーに乗れない・・・」と。

いつも自分に良い事をしてくれている友人なら信用があるので、きっと必ず返してくれると信頼してタクシー代貸せますよね?

そして、その信頼してタクシー代を貸した友人が、もしもタクシー代を返してくれなかったとしましょう。

その友人に対する信用はマイナスとなり、今後その友人の事は信頼できなくなります。
もうタクシー代を貸す事はないでしょう。

信用はこれまでの行いから生まれ、その結果信頼を得る事ができるのです。

◎お金→信用→ありがとう

では信用という言葉の意味が理解できた所で本題です。

お金=信用ってどういう事?? 

という事ですが、これはまず前提にお金は道具にすぎないという事をしっかりと理解したうえで、考えてみてください。

そして、お金と言っても1円から1万円まで額は様々です。

その上で、お金=『信用』
そのお金の額=『信用を数値化したもの』と考えてみてください。

お金は
価値を計る事ができ
何かと交換する事ができ
保管する事ができる
信用を数値化した
道具です。

こう考えてみてください。

例えば自分がラーメン屋だったとします。そして美味しいラーメンを1杯800円で提供する。
「美味しいラーメン800円でいかかですかー」と。

するとお客さんがやってきて、ラーメンを食べる。
美味しいラーメンを提供してもらった事に対して「ありがとう」という思いを込めて800円払う。
この「ありがとう」という思いこそが、信用です。

もしも作ったラーメンを気に入ってもらえ、自分のお店のファンになってくれたのなら、リピーターとなり繰り返しやってくるでしょうし、良い口コミなんかも書いてくれるかもしれません。
信用が積み重なり、800円のラーメンは沢山売れます。

今度はお金を支払う側に立ってみましょう。

お腹が空いていて道を歩いていると、気になるラーメン屋がありました。1杯800円です。

店に入る前にそのラーメン屋を除いた所、店主はタバコを口に加えて厨房で作業をしていました。

お腹は空いていましたが、そのラーメン屋に入るのは止めました。

これは、タバコを口に咥えて厨房で作業をするラーメン屋を見て信用できないという思いからですよね。

タバコを咥えて作業するラーメン屋を見て
「このラーメン屋はきっと美味しいラーメンを作る、信頼する!」とはなりませんよね。

このラーメン屋は800円というお金を得る事はできませんでした。

お金=信用というのはこういう事です。

このように世の中の色々な事が、信用で成り立っています。

家電製品も、車も、洋服も遊園地もゲーム機もなんでもそうです。
使いやすい!とかデザインが素敵!とかおもしろい!とかいう信用を得て、多くの人に利用されます。

逆に使いにくい、カッコ悪い、おもしろくない、となると信用を得る事ができない。
多くの人に利用してもらう事は難しいでしょう。

もっとシンプルに解釈すると、『信用を得る』という事は『ありがとうを得る』という事にもなりますね。

お金は道具にすぎない。
そしてそのお金の額は数値で表される。10円とか100円とか。
で、そのお金の数値は信用を数値化したもの。

信用を得るという事はありがとうを得るという事。

お金→信用→ありがとう と繋がります。

沢山のありがとうを積み重ねる事で、沢山の信用が貯まり、その信用でお金という道具を得る事が可能。という事です。

◎信用を得る方法は多種多様

世の中には「どうやってお金を稼ぐか?」という考えを持つ人がいますが、その考え方は変えた方がいいと思います。

勿論、生活する為にお金が必要なのは解ります。ですが、お金が必要なら「どうやって信用(ありがとう)を得るか?」という考えにチェンジするといいと思います。

最近では時代も変化し、ユーチューバーやブロガー、インスタグラマー、ライバー、など多種多様なお金の稼ぎ方があります。

古臭い考えの人はそれらに対して「ちゃんとした稼ぎ方をしろ!」とか言っていますが、そんな事はありません。

だって、テレビに出て稼いでいるタレントや俳優は?ラジオパーソナリティは?スポーツ選手は?
そのような方々に「ちゃんとした稼ぎ方をしろ!」って言いますか?

テレビもラジオも途中途中で入るCM、そのスポンサーの広告料で収入を得て、そこからお給料などが支払われています。

スポーツ選手もユニフォームにスポンサーのワッペンなどが付いています。スポンサーから広告料を得て選手たちは収入を得ています。

これと何が違うの?という事です。

ユーチューバーやブロガーなどが発信している内容を見て、「面白かったありがとう」「励みになりますありがとう」「参考になりましたありがとう」など『ありがとう』がそこにあるから、多くの人に見られ多くの人に見られるから広告が付いて、広告収入が発生しているのです。

立派なちゃんとした稼ぎ方です。

しかしここで、どうやってYouTubeで稼ぐか?どうやってLIVEで稼ぐか?とかいう考え方はあまり良くない。

どうやったら喜んでもらえるか?ありがとうを貰えるか?という考え方の方が良いよね。

という話です。

考え方の問題かもしれませんがとても重要だと思います。
これは物を売る時なんかもそうです。

信用を得る方法は多様化しています。
これから先の未来はもっともっと多様化すると思います。

自分の好きな事や得意な事、やりたい事をやって信用(ありがとう)を積み重ねてください。

過去から続くイメージによる先入観で「沢山お金を稼ぐ」という言う事が『下品』という印象を持つ人がこの国には多いですが、お金はそもそも一つの道具で、そのお金の数値は信用(ありがとう)を数値化したものと考えるとちっとも悪い事ではなさそうです。

そしてその積み重ねた信用で、必要な時はお金という便利な道具を得て、その道具で多くの人を助けたり、大切な人を喜ばせたりする事ができるなら、沢山のありがとうを積み重ね、沢山の信用を得ていきたいものです。

これから先の人生でお金の問題に直面する時が来ると思います。
きっとその可能性は高いです。多くの大人達は既に体験しています。

また、「すぐにお金が必要!」という緊急事態に見舞われる事も考えられます。
その為にも、日々コツコツと信用(ありがとう)を積み重ねておくと、安心ですね。

ではまた。

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