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大学での(自分流の)勉強法

突然ですが,今回は「大学での勉強法」について少し書きたいと思います.ただこの記事を通して注意していただきたいのは,これはあくまでも私個人が実践しているものであり,必ずしも万人に効果のあるものではないということです.そもそも誰にでも適した勉強法などあるのか疑問ではあるのですが,全ては無理だとしても一部でも皆さんの学修の参考になれば幸いです.

というように謎の上から目線でスタートしたわけですが,気持ち8割くらいは備忘録のような感じで書きます.いつかこの記事をみて「この時はこんな感じで勉強してたんだな〜」と懐古するためですね,はい().言い忘れましたが,一応数学書や物理学書を読んで勉強する場合を想定してます.理工系でない方は少し参考にならない部分があるかもしれません.ご了承ください.

まず一通り読む

数学書や物理学書を読むにあたって,個人的に一番良くないと思っているのが「最初から1ページずつ完璧に理解していく」読み方です.一見良さそうに見えるのですが,この方法ではおそらく50ページともたずに挫折します(もちろん内容によりますが).ですので1回目は流れをつかむために流し読みするようにしています.正直内容の2割くらい掴めれば上出来って感じです.具体的なポイントとしては

・この本はだいたい何について書かれているのか
・この分野は他の分野とどのような関わりがあるのか(ありそうか)
・この本の肝となる主張は何か(分かる範囲で)

は最低限抑えるようにしています.特に他の分野との関わりはモチベーションのためにも必要ですし,後述するように全体として学問を俯瞰する際にも役に立つと思います.

適度に細部を読み取る

全体を一通り見終わった後はいよいよ細部を読み取っていきます.ですが「この1回で全部理解しよう」とは思わないほうが良いです.もちろんただならぬ前提知識があって理解力も半端ない人でしたらそれでも良いのですが,普通の人はそうではないので1回でも2回でも理解には程遠いことが多いでしょう.私もそうです.

というわけで「分からんな」と思ったら付箋を貼るか印でもつけて次に行きます.また今度見返してみて理解できればそれでよし,理解できなければ他の文献でその部分に関して詳しく解説されているものを探して読む.これだけです.まあ,この辺は地道にやるしかありません.最近はYouTubeなどの動画サイトにも有識者がいらっしゃるので参照するのもいいかもしれません.ただしちゃんと複数のソースで確認するようにはしたほうがいいです.

面倒だなと感じるかもしれませんが,この過程を経て理解できたときの喜びは何にも勝ります.

同じ分野の本を3~5冊ほど読む

1冊が十分に読み込めたと感じたら,同じ分野の本を参照するようにしています.あ,買えというわけではないですよ笑.図書館で見るくらいだと思います.

さて,「もう読んだからいいじゃん」とお思いになった方もいらっしゃるかもしれません.しかし察しの良い方ならお分かりだと思いますが,本はあくまでも人が書いたものです.ですので,著者によって問題へのアプローチの仕方が若干違うことや,扱っている内容に偏りがある場合があります.そういったことなどを避けるために文献は複数読んだほうが良いでしょう.ちなみにいろいろ文献を見ていくと,次にやりたいことが見えてくることもありますからその点でもおすすめです.

科目間のつながりを考える

これはプラスαって感じなんですが,余裕があれば科目間のつながりを考えたりします.例えば私の場合ですと,「電子デバイス」と「アナログ電子回路」はトランジスタでのつながりがあり,「電気回路」と「波動工学」などでは分布定数回路の活躍があるなと考えたりします.さらに数学系科目において統計や確率,微分方程式,複素関数論などは工学の多くの科目で利用できると実感できるので,「どのように使えるのか」と様々な活用を考えることができます.こういうのも結構楽しいものです.

どうしても理解できないときは

かなり読み込んでも理解できないということもあると思います.そのような場合は人に聞きましょう.もしかしたら文献の探し方に問題があり,必要な文献にたどり着けていなかったのかもしれませんし,根本的な自分の中での前提が間違っていたのかもしれません.これらの場合は自分で原因発見するのが困難ですので,もう人に教えてもらうしかありません.

聞くなら教員がベストですが,ちょっとハードルが高いこともあります.ということで大学の友人やtwitterのガチプロさんに尋ねてみましょう.特にtwitterのガチプロさんたちは青天井です.ヤバいですね☆

終わりに

さて少し深夜テンションになりつつありますので,そろそろ切り上げます.

この2年間このように学問をしてきたわけですが,今までの成績は思ってたより良かったので,まあ悪くはない方法なんじゃないかと思います.1年の時は工学院(いわゆる工学部ですね)で1番になりましたし(隙自語).

とは言いましてもこんな過去の栄光にずっとすがるわけにもいきませんし,これからは特に研究面で成果を出してやりますよ!

ではまた今度.ノシ

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