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フリーランス1年目を振り返って

Rails経験1年ほどでフリーランスになったので、不安の方が大きかったです。(今も不安だらけですが笑)
そんな1年を簡単にまとめようと思いました。
挫折の連続ではありましたが、この一年はエンジニアになってから特にがむしゃらに勉強をしたと思います。

もし、これからフリーランスになりたいとか、これからプログラミングを仕事にしたいと思っている方のお役に立てればと思います。ですが、これは一例にすぎませんので、ご自身に合うスタイルを見つけてください。

初めてのフリーランス案件に浮かれていた時。後に待つ地獄をまだ私は知らなかった・・・

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↑ 私、相当裏切ってます笑

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初案件と挫折

まず、私の初案件はWEBサイトの開発でした。これだけだとそこまで難易度は高い案件ではないように感じますが、ここでのチーム構成jは3人で、まとめ役、フロントエンド担当、バックエンド担当でした。
最初チーム開発と聞いていたのですが、向こうも初めて業務委託をとる会社だったことと、リーダーが非エンジニアだったので、良からぬ行き違いが発生していました。
ですので、私はバックエンドを一人称でやることになりました。
正直この時点でヤバいと思いました。
でも、やるしかないので、その場ではできる人っぽく演じましたが、内心はもう辞めたかったです笑

鬼門 環境構築からもう終わってた・・・

毎度お馴染みの環境構築ですが、まずここから躓きっぱなしでした。
何度やってもエラーが起こり、その都度聞いたのですが、リーダーもわからない、フロント担当もわからないで本当に絶望でした。
エラーは出ているものの、「取り敢えずなんか動くし、サーバやGit接続も大丈夫そうだからこれでやっちゃって」ということでモヤモヤしながらですが、取り掛かりはじめました。
でも、その時の思いとしては「私はこれからフリーランスなんだ!一人なんだ!やっと大門未知子のように『私、ただのバイトなので!』とカッコよく言えるんだ」と訳のわからない勘違いを起こしてました。(ごめんなさい。。)

開発は1から作り上げるものではなく、途中まで前任者が作っていたのですが、どれだけリファクタリングすればいいんだ?と思うようなほどのコードでした。
リーダーからは「ごめん。これ凄く読みにくいと思うんだ。Rails的じゃないし、動けばいいように作ったらしいから・・・」と言われ、ここでもまた絶望でした。
そこに機能追加をしていく訳ですが、やはりうまくいかずに気づけば1ヶ月が経とうとしていました。
途中から完全に病み期に突入していました。幸い、MTGは毎日ではなく、週の始めと終わりにあるだけでしたが、進捗報告が辛すぎて出たくありませんでした。
この頃から、Twitterで病み(闇)発言を確か連発していたような・・笑

それからですが、もうどうしようもないと思い、エージェント(営業さん)へ連絡を入れました。現場にも「私の実力不足です」と謝罪しましたが、逆にこちらの体調を気にかけてくれました。

私のフリーランスとしての初めての案件は1ヶ月で何も出来ずに終わりました。

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その後

最近、その現場で私が担当するはずだったサイトがどうなったか知りたくてみましたが、あの頃と変わらずでした。と、言うより、私にふられたタスクの画面や機能の分はなく、サイト全体が普通のシンプルなサイトになっていました。
有名なサイトに対抗するためのサイトだったはずが、予約画面からそのライバル社の予約画面へリンクするような仕様に変更されていました。もうよくわかりません。。

次の案件の前にやったこと

初案件でかなり気持ちが落ちていましたが、「このままだと本当に死ぬ!!」と思い、とにかく勉強を1からやり直しました。
(私がフリーランスにこだわる理由は過去の記事から)

Progate

まず皆さんお馴染みのProgateをやりました。これでもRubyで業務をしていた分、詰まるようなことはありませんでしたが、やはり細かい文法知識の再確認にはとても良かったです。
Rails編は今まで以上に気付きがありました。前は何となく書いていたコードも、知識が増えて視野も前より広くなった分、「あっ、ここってこんな意味だったのか!」と感じる場面がありました。

プロを目指すためのRuby入門

チェリー本と言われているこの技術書ですが、この本めちゃくちゃ良いです。
最初にも書いてあるのですが、この本で初めてプログラミングを始める人用ではないです。
今までプログラミングの経験がある人、Progateや入門書を終えた人、現場でやってるけどちょっとわからない人が主な対象です。

今現在もこの本にはお世話になっていますし、見返しています。
そして、この本の著者の伊藤淳一さんはQiitaの記事も多く書いているのでとても参考になりました。

現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド

上記を終えたらこの本を再度やりました。
現場で必要とされる技術や立ち振る舞い、GitやCI含め複雑なECサイトなどの例も掲載されています。
また、RSpec(テスト)もとても分かりやすく解説されています。

他にも持ってる本はありますが、特に自分が時間のない中でやったものはこれらです。
その他はボリュームがあったり、複雑すぎてその時の自分にはオーバーワークに感じたので、今やっている感じです。

Railsチュートリアルについて

これはやったほうがいいです!
でも、欠点は第6版は有料になったことと、テストが RSpecではなく、minitestというところです。
現場的にはまだRailsのバージョンが5のところが多いと思いますので、無料版で十分かもしれません。

それでも、去年の私は挫折して、それから手をつけていませんでした。
(やっとつい最近再開しました笑)

今現在Railsチュートリアルをやってみて思ったこと

私は少なからずRails案件にアサインしてきました。その中でチュートリアルと同じようなものを開発する現場は残念ながらありませんでした。(チュートリアル自体がTwitterもどきを作るようなものなので)
しかし、ここで解説されていることは現場でとても役立ちます。
また、一度現場に出て、「あれっ?ちょっとまだ分かってなかったなぁ」と思うエンジニアの方にはとても勉強になるものだとも思います。

チュートリアルの内容ですが、Gitの使用や本番環境へのデプロイ(heroku)がありますが、そこは飛ばしています。本番環境よりもまずは作り上げることが重要なので、何もGitやherokuを最初からやる必要はないかなぁというのが私の考えです。(あと、演習も2回目以降で)
なぜそこまで言えるかといえば、チュートリアル以外のものもそうですが、一回作っただけでは分かっていないのと同じだからです。Rails全体の流れは掴めると思いますが、それも大体こんなものかなぁという感じだと思います。

私は覚えが悪いので、とにかく今まで読んだ技術書を何度も読み返し、手を動かしました。

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次の案件もフリーランスで

実は次の案件が決まるまで1ヶ月ほどかかりました。でも、その間に勉強が出来たため自分にとっては良かったと思います。その代償として稼働月も含めた2ヶ月は無収入でしたので、とてもキツかったですし、何より家族には申し訳なかったです。

仕事がない=無職である・・・いや、今はないだけ


正社員ではない働き方(派遣社員やフリーランス)は最初は恥ずかしいなぁ・・とか違和感があったのですが、もう今は無職というものにも慣れたかもしれません笑
(いや、慣れるというと語弊があるな)

次の現場はとても環境が良く、ちゃんとしたチーム開発でした。それに、現場で教えていただくこともあり、とても良い現場でした。
前回と違うところは、ある程度1ヶ月間勉強したおかげでそれなりにコードが理解できるようになったことです。とはいえ、まだまだ複雑な書き方には対応できず、その都度教えて頂いたりといった感じでした。

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↑ 画像はイメージです が、本当にこんな感じのところです。

今現在について

フリーランスになって1年を少し過ぎましたが、やればやるほど開発の奥深さ、技術の凄さを実感しています。まだまだ勉強すべきことはたくさんありますが、前よりも自己学習に使える時間も増えて、結果的に今は良い感じかなって思います。
フリーランスという働き方のメリットの中にはいろいろな現場でスキルを上げていけること、それによって収入(個人単価)も増えていくことがあります。
私自身もさらにスキルを上げて、今以上の単価で仕事ができることを一つの目標にしています。

最後に

今思うと、最初に任された現場のあのコードはやっぱり理解できません笑
あのようなコードもしっかりと理解してリファクタリングできるエンジニアにならないとなって思います。

ここまで読んで頂き感謝致します。
なんだかんだで、早い一年でしたが、やれば何とかなる!やらなければ落ちて行く・・そんな世界であると実感しました。今はいろんな学習サイト、教材がありますし、オンラインスクールもたくさんあります。何が良いとか正直分かりません。でも、とにかく考えて手を動かし続ければ着実に力はつくと思います。
それは自分自身にも向けてもいるので、この先も歩みを止めず(苦しかったらちょっと止まってみてもいいんです)目標と興味を持ってやっていけば良いのではないでしょうか。

ざっくりですが、こんなフリーランス一年目でした。



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