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映画感想『ソー:ラブ&サンダー』

原題「THOR: LOVE AND THUNDER」

◆あらすじ◆
サノスとの激闘の後、"ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー"の仲間とともに地球を離れ、宇宙で自分探しの旅を続けるソーの前に、全宇宙の神々殲滅を誓う"神殺しのゴア"が現れ、再び壮絶な戦いに身を投じていくさまを描く。



まぁ、とにかくワイティティ臭がガンガン匂ってくるわ!
『バトルロイヤル』より更にバージョンアップしたよね、おふざけがさ。
とにかく細かく笑わせに来てる感満載。

そしてやっぱり【ROCK】だった🎶🎶🎶🎶

プロローグ、ガーディアンズと行動を共にしてたソーにピーター(スター・ロード)が「恋人を作れ」的な事を言い残して去って行くと言うお膳立てありきで「おぉ、いいスタート斬ってくれたじゃん」なんて思いながら観始める感じなんだけど、もう壮大な『愛を叫んだら暗黒が天国になったぜ!』なサブタイトル付きだったわ。

笑わせ要素はもう気を許す暇も無くガンガン入れて来るからもうずーっとクスクスしてるんだけど・・・

特に一番を挙げるとしたら個人的にはラッセル・クロウのゼウスがバレリーナな発想は笑った。
くるみ割り人形が聞こえて来そうww 
まさかのゼウス衣装にチュチュ的要素ぶちかましてくるとはね。ワイティティ頭おかしいよ、やっぱり(笑)

それと新アスガルドが平和極まりない凄くイイ感じで育まれ発展してるのにとんでもない陰謀に巻き込まれる・・・やめてくれよぉ~。

でもそこに何故か(イヤ、ちゃんと理由はあるよ)
ソーの元カノ、ジェーンがソーになって現れるって言うからあら不思議。

でもこの設定でジェーンとの関係も含めてちゃんと過去の『ソー』がお得に振り返られるの凄く良かった。ソーの1作目と2作目は監督もそれぞれ違うしワイティティ監督になってからはジェーンは登場してなかったからその辺はワイティティ監督の上手さが出てる。

【お手軽にソー&ジェーンの馴れ初めを見ちゃおうコーナー】が用意されてる、抜かりが無い!!

だから大好きな1作目が走馬灯のように思い出されて、尚且つステラン・スカルスガルドまで登場してくれて「イヤ~ん」てなったww。

で、今回の『ソー』は女性版ソーが登場する事によりフェミニズム感が倍増なわけ。
勿論、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもヴァルキリーの活躍&王位継承でフェミっぽさは匂わせてたけどそれが今作にこんな形で繋がるとは!!

このジェーン(シン・ソーww)とヴァルキリーがソーと共に戦い活躍する事でより一層ヒーローに対する男性優位説が削除されたね。ヴァルキリーはやっぱりカッコイイ❤

ジェーンの切ない背景もラストのヴァルハラへの片道切符をソーが手渡す感・・・(இ﹏இ`。)
その上、虹色プライドな装いもあるし子供達の活躍が凄くイイ感じで描かれててそういう所もワイティティ監督の描きたい所なんだろうなってのが伝わって来た。

このブロマンスでの二次かなりありそう。
それもかなり濃いヤツ(笑)




で、今回そんな彼等を苦しませるヴィランのゴアを演じたクリスチャン・ベイルだけど・・・かなり闇だったわぁ。

またダーク界隈に身を置いて…台詞で時々耳の尖った黒い仮面が見えそうだったけど白塗りハゲはとっても好みだった。
彼が闇に堕ちる理由はホントに良く解る。
その理由の描き方はソー担当のシーンとは大違いでド本気(と書いてマジと読む)な"父と幼い娘"の重要シーン。
でもこのシーンが素晴らしくグッとくるからこのヴィラン、ゴアのダークサイドが活きるんだよね。
クリスチャン・ベイルの演技も光る。
どうやら1922年の『吸血鬼ノスフェラトゥ』とエイフェックス・ツインの"Come to Duddy"のミュージックビデオを参考にして作り上げたらしい。

納得だぜ、栗栖!!


でも今作のキーはヤギだね(笑)
あそこまで活躍するとは・・・草喰ってるだけじゃない!!


そしてあの小劇団も再登場!
マジLOKIはそれでイイの?って・・・
求む要再考ww。



あと、ソーちゃんがまっぱになるシーンでソーの背中にめちゃデカい【RIP LOKI】のタトゥーがあってちょっとウルッ
(இ﹏இ`。)

あの巻き物タトゥーの中にどうやら過去に喪った大事な人達も刻まれてるらしい。
母のフリガ、父のオーディ、ヘイムダムそしてトニーとナターシャ。
ソーの優しさが凄く感じられる演出だなぁ。


愛だねぇ~、愛だよぉ~~❤❤❤
ラストも『ソー』じゃなきゃ描けない展開になっててエンドロール後にあんな幸せが待ってるなんて・・・マーベルのお得感メチャ200%活かしてるよね、監督。


で、まだまだ『ソー』は続くらしいので今後もお楽しみ。
次はバレリーナ・ゼウスがやらかしてくれるのかな?
アタシはラッセル・クロウは苦手だが今作は良かった。

では次回を楽しみにさよならサヨナラさよなら!


2022/07/13


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