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『ミックス。』

◆あらすじ◆
幼い頃、卓球クラブを経営していた母のスパルタ教育により、天才卓球少女として将来を期待された多満子だったが、母の死後は普通の人生を歩んでいた。ある時、恋人を会社の新人社員に寝取られたことをきっかけに、逃げるように田舎に戻った多満子は、いまや赤字経営に転落した卓球クラブを立て直すことになる。そのために全日本卓球選手権の男女混合ダブルス部門への出場を目指すことになった多満子は、クラブに通う落ちぶれた元プロボクサーの萩原とコンビを組むのだが……。



特別目新しいストーリーでもないし予想の上をいくシロモノでもない。
でも充分に泣き笑いさせてくれて観終わった後は観客にちゃんと爽快感や感動を齎す技が散りばめられてたと思う。

理由の一つは脚本の良さ。
主旋律を王道にした分、細かくてつい見逃してしまいそうな部分で拾って拾ってつないで行くからだと思うんだ・・・卓球だけにな(プッ!←笑ったのアタシだけか〜〜〜い!!)

そしてそれを上回る配役の良さ。
これは本当に素晴らしいって思ったんだけどキャスティングが最高中の最高!
いや正直ね、新垣結衣を筆頭にこの映画に出て来る女優陣は基本そんなに好きじゃない(EXCEPT:蒼井優)。
それがねまぁ頭が下がるほどにハマってるんだよ!特に真木よう子と広末涼子はこれ彼女等以外には考えられないくらいに適役だったと思う。
本人達が生き揚々と演じてるのがスッゴク解る。
だから全く違和感なくこの物語に入っていけたんだな。

特筆すべきは蒼井優!
彼女演じる中国人は完全に全役を喰ってた。
彼女見るだけでも価値あるって言っても過言じゃないと思うよ。

とにかく他俳優陣もチョイ役含めて素晴らしく的確に配置されてたと思う。

カメオ出演含め楽しめる内容になってる。

現場も楽しかったんだろうなっての伝わって来た。

「一歩前に!」のシーンは瑛太演じるハギが元日本ランク上位のボクサーだった設定が活きてるシーンだったなぁ。

んでもって究極は広末演じるセレブ妻の夫役が大大大好きな神尾佑氏だってーのでドキュン💘来たね。

それぞれの役どころの背景も短い時間で適切に描いてるからそれぞれにきちんと感情移入出来る作りになってる。あの登校拒否の男子・優馬も含めみんな寂しさを抱えながら懸命に生きててその拠り所があのクラブだった。

もしかしたら王道ストーリーをつまらないって判断する人も居るかもしれないけどアタシは充分に登場人物たちの気持ちや想いが描かれてて巧く作られてる作品だなって思ったよ。

やっぱりどう描くかなんじゃないかな?

群像劇としてもスポ根ラブコメとしても充分楽しめたし見応えあった。

騙されたと思って蒼井優を是非観に行ってほしいわ

そこか〜〜〜〜い!ww


楽しそうな現場図 (ヤローのみ)


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