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映画感想『帰って来た あぶない刑事』

◆あらすじ◆
刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開業していたタカこと鷹山敏樹と、ユージこと大下勇次が、8年ぶりに横浜へと戻ってくる。そんなある日、香港在住の日本人弁護士が何者かに殺害される事件が起こる。事件にひっかかりを感じた鷹山は、過去に2人と因縁のある男・劉飛龍(リウ・フェイロン)のもとを訪ねるが、鷹山はそこで出会った飛龍のビジネスパートナーであるステラ・リーが、かつての恋人に似ていることが気にかかった。その頃、2人の「T&Y探偵事務所」に永峰彩夏という女性が訪れ、母親を捜してほしいと依頼してくる。彩夏の母親の夏子は、鷹山と大下の旧知の女性だった。夏子捜索を開始した2人だったが、横浜では殺人事件が多発し、やがて爆弾が仕掛けられるテロまでもが発生する。


作品そのものは次世代を担う若い監督のファンサービスとも取れるがプロットの甘さを感じてしまうのは私だけか?

始終中途半端さが目立つ。
めっちゃニュージーランドスルーだし(笑)
彼等の探偵としての活動ぶりがもう少しあっても良くないですかね?
まぁ、さすがにニュージーランドロケは無理でしょうけど…

例えば迷い猫探しとかね❣️
だって2人とも「ネコちゃんどこ行ったのぉ〜」「何処かなぁ?隠れてないで出ておいで〜」とか言いながらノウハウ無しの行き当たりばったりで探し出しちゃいそうだからさっ!(笑)


今まで『あぶ刑事』に携わってない監督だから探偵になった2人を新しい目線で盛り立ててくれるのかと思ったがなかなかそうはいかなかったらしいね。

まぁ、あの頃とホントに変わらない佇まいのタカ&ユージがそこに居るだけで絵になるし仲村トオルのあー言うキャラはもうそうそう見られないし古いファンとしては見甲斐はあるんだけど現代風の要素を入れるならトコトンそこを魅せて欲しかった。

タカとユージのお互いへの気持ち=ブロマンスは或る意味禁じ手でもあり全ファンが認めるお約束なんだからね。
ユージがお互いへの気持ちを語るシーンはあるにはあるが全体を通して2人の物語の濃さがもっと欲しかったよー!

だって【お互いの為なら死ねる】タカ&ユージだよ‼️

でも原監督がこのシリーズが好きなんだろうなって言うこだわりは伝わって来るし強い昭和感は懐かしめる。


それと…残念ながら個人的には土屋太鳳じゃないんだよなー。

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