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映画感想『最後まで行く』

◆あらすじ◆
危篤の母のもとへ駆けつけるべく車を飛ばしていた刑事の工藤。ただでさえ焦っていたところへ、署の裏金疑惑を週刊誌が嗅ぎつけたらしいとの情報が入り激しく動揺する。そんな時、別居中の妻から母が亡くなったとの知らせを受け、すっかり気が動転した彼は、運悪く目の前に現れた男をひき殺してしまう。狼狽し、思わず遺体をトランクに隠してその場から立ち去ってしまう工藤だったが…。


これコメディなの?ww

狂気とコミカルの交錯がめちゃ面白かった!

確かに韓国映画にはよく見られるそのバランスを日本映画でもちゃんと表現出来るんだって思ったよ。

2014年公開オリジナル韓国版は観てないので比べようは無いのだが人間の内臓を抉る様なサスペンス劇に引き込まれる。

主演二人のキャスティングもドンズバじゃないかな。

ひらパー兄さんこと岡田准一ならではのコミカルさが活きてるし綾野剛の“隠し切れないサイコ”ぶりが板につき過ぎてた。

とにかく始終工藤のダメダメさが露見して行くんだがそれが最終的に工藤が車で跳ねた死体争奪戦と言う大騒動に繋がるってんだからどんだけ絡みが複雑なんだって話よ!

たった4日間じゃ起こり得ない様な濃厚極まりない出来事だが追い詰められた奴等の背景とそれが明かされて行く進行構成が見事!

ラストなんて爆笑だったけどね(もちろん普通は笑うシーンではありません)。
どんだけ不死身なんだよ!って心の叫びが聞こえる様だった(笑)

でも、何だか分からんけど磯村勇斗君に「お疲れ様」って言いたくなる(笑)

それにしても柄本明の怪演はどの作品でも持ってくよねー、さすがよ。


確かにこれは韓国版も観なくちゃだな。


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