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『クリード 炎の宿敵』

原題「Creed II」

◆あらすじ◆
ロッキーの指導の下、世界チャンピオンに上り詰めたアドニスは、かつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することになる。ヴィクターの反則行為により試合には勝利したものの、納得のいく勝利を飾ることができなかったアドニスは、心身ともに不調に陥ってしまう。やがて婚約者のビアンカが出産して父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、しばらく一線から遠のくことに。しかし、「ボクシングこそが自分そのもの」と気づいたアドニスは、ヴィクターとの再戦を決意する。


クリード&ロッキーの人間臭さは王道で良いがドラゴ側の設定がもっと知りたくなるほど見事。

ヴィクターを演じるのはルーマニア人のボクサーなんだけどむしろその役者じゃない無垢さが奏功してると思う。

父の教えに忠実に生き、ただただ父の言いつけを守って訓練(練習じゃないよ戦闘マシーンだからね)し続けて来たって言う無垢さが良く表わされてた。

そして狭い場所から世界に足を踏み出した途端に彼の中の情報がいろいろ書き換えられていく様子が堪らん。

てか、お母さん息子を2度見捨てるなよ!
この母親役の女優さんスタローンの元妻なんだけど役柄はドラゴの元妻…笑ったわ!

試合シーンは大興奮!

だって、この試合の為にクリードは【ボクシング🥊虎の穴】で猛特訓したんだからね!(アンゼたかし氏の訳に笑ったのは自分だけだった…)

⬇︎休憩中

でもさ、これ…次回作作るとしたらロッキーの最期も覚悟しなきゃだなってちょっと思ったわ。
だってロッキー・バルボアが今まで手を付けなかった事案に着手して行く様はそれを過ぎらせる意図あるよね。
もしくはそれを思わせてはおくけど【不滅】の位置は保つのか?

いずれにしてもこの物語は【親の責任】と言う視点がかなり強いと思った。
親子とは?
そして【何の為に戦うのか?】
【過去】より【未来】の方が強いんじゃ無いかな?

しかし【差別】【障害】【国・政治】等、多方面にメッセージのある作品だったな。言葉で多くを語らないから読み取れないと見逃しちゃうメッセージが多いわ。

見応えあった!

未来はこんな父子であって欲しいわぁ。





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