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映画感想『バーニング・ダウン 爆発都市』

原題「中 拆彈專家2/英 Shock Wave 2」

◆あらすじ◆
爆弾処理班のエースとして活躍してきた不屈の男フォン。爆発に巻き込まれて左足を失うが、懸命のリハビリで義足とは思えないほど身体機能を回復させる。それでも上層部は彼の現場復帰を認めず、仕事一筋だったフォンは警察を辞め、そのまま行方知れずとなってしまう。しかしある時、テロ組織"復生会"によるホテル爆破事件が発生し、重体で現場に倒れていたフォンが発見される。容疑者として病院に運ばれたフォンだったが、過去の記憶を失っていた。ところが、そんなフォンを奪い返そうと、復生会が病院を襲撃する。自分がテロリストの仲間であることに戸惑いを隠せないフォンは、襲撃の混乱に乗じて単独で逃亡を図るのだったが…。

見応えあった~~!! 

香港警察の爆弾処理班の話・・・
社会への【怒り】が発端の爆破テロ組織が動く。

とにかくオープニングからド派手極まりないけどそれで完全に捕まれたわ!

手法としてはミステリー的で先ずこの物語の結末一歩手前を明かす始まり。

そこから転じてフォン(アンディ・ラウ)とチョクマン(ラウ・チンワン)の友情をたっぷり見せた後フォンが左脚を失う事件を描く。

物語はそこからかなり動き出す。

ストーリー的にひと捻り入ってるし息つく暇もないスピード感&展開テンコ盛り状態!

もちろん「えっそこ吹き飛ばしちゃうの?」な爆破シーンも迫力あるし街中を縦横無尽に走り回るから新旧の香港も堪能できる。

私の知ってる香港はだいぶ昔で近年はマカオに行く中継点でしかなかったから空港内くらいしか知らなかったけど全体像が物凄く綺麗で、でも街中は懐かしさもあって楽しかったのは間違いない。

でも、今作の見せ場としては中盤でチョクマンが単身爆弾解除するシーンがあるんだがココがかなり魅せてくれるんだよねー。
チョクマンて言う男の誠実さとか実直さがホント泣かせる。

そんなチョクマンとフォンの香港映画らしい男同士の熱い物語がふんだんに盛り込まれ、彼等以外にもフォンに纏わる過去がまた香港ノワール らしくてハマる。

御年60歳のラウが共演のニー・ニーと程よいロマンスとエンドロールではデュエットも披露。
スクリーンサイドに出る字幕読んでるこっちがこっ恥ずかしくなる歌詞だったが・・・まぁそこは物語上の必要枠と考えておく。


主演のみ継続で前作との繋がりは無いので単発で楽しめる。
因みに前作は『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』(2017)


でもねぇ。確かに【怒り】が原動力なのは理解できるが矛先を誤ってはイケナイ。


しかし驚異の還暦アンディ・ラウ!
いつまでもカッコエエわ❤︎
男からも女からも超モテモテのフォンはアンディだから成立&納得するのよねー!


2022/04/23

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