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映画感想『AIR/エア』

原題「AIR」

◆あらすじ◆
1984年、シューズメーカーのナイキは人気がなく低迷が続いていた。営業担当のソニーは、CEOのフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられる。しかし競合ブランドにシェアで大きく水をあけられ、知名度で圧倒的に劣るナイキ。なかなか妙案が浮かばず苦悩するソニーだったが、ついに一人の選手に目を付ける。しかし、その若者はまだNBAの試合に出たこともない全く無名の新人選手だったのだが…。


当時バッシューと言えばコンバースだった。
その後、劇中でも説明されるがadidasがヒップホップ界で席巻し台頭し始める。

RUNDMCの和みtime


世界中がこぞってを身に着ける今に思えばナイキの人気が無かったなんてちょっと想像できないだろうが…。

この人が責任者なら仕方ないか…?(笑)


そんな人気低迷のナイキバスケ部門起死回生ストーリーだが80年代真っ只中のNBAを知ってる身としては当時のスター選手の名前の羅列だけでも楽しい!

が、MJパッケージの【WHEATIES】を福生基地の知り合いに買って来てもらう程大ファンだったM.ジョーダンの背景が更に知れたのは大収穫!


スポーツメーカーの常識を覆した【AIR JORDAN契約】が歴史を変えた瞬間に立ち会える。

確かにadidasのプレゼンのサンプルは頂けないわ。
あのデロリスの「こんなダサいの息子に履かせる気?」的不満気な表情笑えた。

それを踏まえてNIKEが提示したAIR JORDAN#1

まさかの赤率違反罰金の件は驚き‼️


トリビア的な所で言えば、知らない人は居ないであろうNIKEのロゴ【スウッシュ (Swoosh) 】や有名なスローガン【JUST DO IT】がどんな風に生まれたかも描かれる。

NIKEの綴りがギリシャ神話に登場する勝利の女神「ニケ (Nike)」の英語読みだと知ってると劇中会話がちょっと楽しいな。

それと、話によればデロリス・ジョーダン(マイケルの母)を演じたヴィオラ・デイヴィスはMJ本人からのリクエストだったらしく、その経緯から今回のMJにフィーチャーした物でないストーリーに切り替えられたらしい。

マイケルの才能を信じ名だたるスポーツメイカーにも一歩も退かない、そして自分の息子に対する誠意や信頼度を見抜く姿に魅せられる。この契約のキーマンはデロリスなんだと描いてる。
確かにヴィオラの存在感と迫力はお見事!

だってマイケル(役の人)一度も顔出ないからね(当たり前か、笑)
まぁ、それむしろ気になるけどねww
ちょっとだけ口元が映るんだけど少し似てると思ったのは私だけかな?
でも、一度もスクリーンに顔が出なくてもこれは間違い無くマイケルを演じたDamian Delano Young(ダミアン・デラノ・ヤング)の大スクリーンデヴューなんだと思う。
だって「誰なの?」ってなるじゃん!(笑)

Damian Delano Young


当時MJが他人に対して「何が目的で自分に近づいてくるのか疑心暗鬼だった」と漏らしていたのを記憶しているが若いマイケルに良くも悪くも【富と名声を得る】という事の意味を説いたソニー・ヴァッカロの名演説は感動もの。


流れる楽曲も当時のヒットパレードの様でノリノリだ♪
初っ端、ダイアー・ストレイツでめっちゃ掴まれる!

◆SOUNDTRACKリスト◆

"Money for Nothing" – Dire Straits
"Blister in the Sun" – Violent Femmes
"Ain't Nobody" – Chaka Khan
"Sister Christian" – Night Ranger
"All I Need is a Miracle" – Mike + The Mechanics
"Born in the U.S.A." – Bruce Springsteen
"Sirius" – The Alan Parsons Project
"Rock the Casbah" – The Clash
"My Adidas" – Run-D.M.C.
"In a Big Country" – Big Country
"Tempted" – Squeeze
"Time After Time" – Cyndi Lauper
"Can't Fight This Feeling" – REO Speedwagon


懐かしいMJの映像もあがるわ⤴⤴


まっ、また10代からの朋友が素敵な良作を生み出してくれましたって事です。

末永くお幸せに❤︎

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