映画感想『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』
原題「西EXTRANA FORMA DE VIDA/英STRANGE WAY OF LIFE」
アルモドバル監督が言っていた様に『ブロークバック・マウンテン』への彼なりのアンサー映画なのだろう。
だって基本が『ブ山』なんだもん!
『ブロークバック・マウンテン』では多くの要素が絡み合い希望も自由も得られなかった2人への「自分なら希望を描く」と言わんばかりの彼らしい作品だ。
サンローランが設立した映画製作会社と組み衣装も同監督らしさが前面に出て相変わらずの色彩豊かな映像になっている。
(いや、同監督の他作品に比べたら地味)
30分強の短編だが良く纏まっていて【25年ぶりに再会する同性愛のカウボーイ】と西部劇らしい【ガンマン】【殺し屋】【保安官】と言う要素を忘れてないのもイイ。
若い頃の二人が回想されるシーンがアルモドバル監督の真骨頂でそれをオッサン2人にさせるのはいかがなものか的な感じで挿し込まれる。
性的漲りムンムンな若さ故の絡み合い(ラブシーン)がオッサン2人の【実はイイ思い出】だって言うのが堪らんね。
その期間があった事でどんなに悪態たれようが疎遠になろうが再び一目でも会ったら速攻燃え上っちゃう的なの嫌いじゃない!100% wwwwwwwww
あの下着共有シーンがさぁ・・・・どうよ!
如何にも清潔極まりない真っ白でしっかり丁寧にたたんであるの・・・いつでも使わせようってしてるじゃん!じゃね?
てかさ、本人同士は疎遠なのに兄弟とか繋がってて「なにそれ?」だっての。
ちっともアカの他人じゃない設定が無理くりなのか自然なのか・・・どうでもいいけどッ。
とにかく冒頭からアルモドバル監督好みの男子が歌うファドがまた郷愁を誘う。
イーサンとペドロのコントラストも悪くない。
(特別凄くイイかと言われれば『ブ山』が絶品過ぎたのでどうだろう?・・・)
意外にペドロ・パスカルが良い味出てたわ。
緑色のジャケットお似合いだったわ。
てかイーサンの役がジェイクはわざとかな?
てかてか、わざと銃で撃って自分のそばに居させる的なの「それだっていいじゃない」って思っちゃった。死んじゃうよりずっとね。
2人で牧場やれよ!
死ぬなよ!
時代だろうが人の目だろうが気にすんなよ!
とにかく二人で牧場やれっての!!
と『ブロークバック・マウンテン』の結末を捻じ曲げたい者からの叫びっす。
という事でアルモドバル監督、この作品には【希望】が見えましたぜーっ!!!
お色気ムンムンな若手3人さん。
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