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恋せよ、働き者! 〜仕事と私、どっちが大切?〜

「和牛」、ご存知ですか?
そうです、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の和牛です。
私は彼らの漫才が大好きで、Youtubeでネタを見ては腹が捩れるほど笑います。ちなみにボケの水田さんが好きです。

で、たくさんnoteを書く!と決めた早々に、ネタが尽きたかのようなこのテーマ(笑)。でも、そこは振り切って、今日は和牛のネタに衝撃を受けたお話です。

今年のお正月、「ドリーム東西ネタ合戦2019」でのネタのこと。面倒くさい系の彼女から「仕事と私、どっちが大事?」と聞かれた水田さん。こういう面倒なことを聞く女性、いますよね。
ちなみに、若かりし頃の私も、当時お付き合いしていた男性に、尋ねた経験がございます。聞いた所で、明確な返答が得られたことはありません(笑)。

そんな面倒な女性に対する水田さんの返答がこちら。

「僕は君のために仕事をしている。でも君のために仕事を辞めてしまったら、仕事をしていない僕は君にとって魅力的ではないから、君は僕を捨てると思う。だからといって君よりも仕事を選んでしまったら、僕は君のために仕事を頑張っていた訳だから、目的がわからなくなって結果的に仕事も辞めてしまうと思う。」
「だから僕は君を選んだら君を失って、仕事を選んだら仕事を失うんだ」

これを聞いて、私は雷に打たれたような衝撃を覚えました。そうか、そういうことだったのか!

この質問、結局どちらを選んでも、失うのは「選ばなかった方」だけじゃないと思うのです。あくまで私の考えですが、「仕事に生きること」と「家族や恋人のために生きること」を『両立』させること自体、ナンセンスなんじゃないかと。

先日、うっかり熟読してしまった社会学者の宮台真司さんも、下の記事で似たようなことを仰っていました。

以下に一部を抜粋します。

僕は高校で出張講義をするけど、「受験が近いから恋愛はいったん保留」みたいな発想を否定します。今の僕は受験時代よりも忙しいけど必死で家族生活を営んでいる。(中略)
勉強や仕事が忙しいから恋愛や家族を犠牲にするというメンタリティはあってはならないからです。恋愛しながら受験するのは「いい人生」の最初の訓練だ。
なぜあってはならないか。恋愛や家族を平気で犠牲にする人は、100%1人で寂しく死ぬからです。元実業家や元ナンパ師が身体を壊して1人寂しく死んでいく姿を何人も見て来ました。その人たちには共通性がある。恋愛と仕事が全く別のことだと考えていたこと。そうじゃない。恋愛のために仕事をし、仕事のために恋愛をする。さもないと動機付けが続かないよ。人間の動機付けっていうのは、そういうものなんだね。
勉強したいとか成功したいという動機づけは、多くの場合セルフィッシュでエゴイスティックだけど、そうした利己的な損得動機は、病気や事故で気が弱くなると、すくに続かなくなっちゃうんですね。そうじゃないんだよ。誰かを幸せにするために——自分の大切な人を幸せにするために——勉強するんだよ。仕事をするんだよ。これから仕事をしなきゃいけないという時、愛があるからこそ、限界状況で仕事できるんじゃないか。

この記事、とても長くて言い回しも難しいけど、恋愛にコンプレックスのある方は一読の価値ありかと。ちなみに高校時代、「今は勉強に集中したいから」と振られた経験を思い出しました(笑)。

人はどうして幸せになるのか。ならなきゃいけないのか。
理学療法士の仕事をしていると、ほんの一部分ではありますが、たくさんの方の人生にかかわらせていただきます。そうしていると、メンタルの弱い気にしいの私が、多かれ少なかれこの疑問にぶち当たることがあるのです。

「幸福は伝染する」というのは、フランスのアランという哲学者の言葉ですが、誰かを幸せにしたいなら、まずは自分が幸せになることが必要です。そうすると、

「誰かのために何かを犠牲にする」
という考え方自体が、
その「誰か」を不幸にすることもある

そんな考えに至ります。

私は妻であり母でもあるけど、仕事もしたいし趣味だってある。自分の好きなことをして、生きていきたい。でも、夫や娘は幸せであってほしい。
これってわがままなのかな、と悩むこともありますが、こういうお話を聞くと「ああ、これでいいのかな」とも思えるのです。欲張っていいのかな、と。

おそらく、その欲張りを継続するためには私自身のパワーと計画性とその他諸々も必要です。でも、それは自分で決めたこと。誰かのせいにするのは筋違いだよね、と思います。

ひょんなことから幸せの定義まで教えてもらえる、和牛の漫才って本当に素晴らしいですね(笑)!!
元ネタを探してみたけど、見つからないので、同じような面倒な女性系のネタの動画を貼っておきます。これも腹が捩れるほど笑いました。

うん、水田さん素敵╰(*´︶`*)╯♡

読んでいただきありがとうございます。まだまだ修行中ですが、感想など教えていただけると嬉しいです。