マガジンのカバー画像

マイクロモノづくり

112
マイクロモノづくりとは、「自分が本当にやりたいコト」に気付いて、それをビジネスにしていく概念で、結果として少量のニーズになるのかもしれないけれど、高付加価値、高利潤のモノづくりを…
運営しているクリエイター

#スタートアップ

マイクロモノづくり概論/28,805文字

マイクロモノづくり概論(1): 自社商品で失敗したことある人にやってほしい「宝探し」 私たちが「マイクロモノづくり」と名付けた新しい製造業の概念を提唱し始めた2010年頃、それは「下請け主体の中小規模企業(町工場など)が自社オリジナルの商品を生み出すこと」だと考えていた。しかし、「何のために、自社オリジナルの商品を作ることが必要なのか」といえば、それはビジネスのためではないのか。今や、従来と同じ考え方や手段ではビジネスを継続できないため、何とかしようと考えた結果、「自社商品

「中小企業の社長がモノづくりスタートアップのCEOになったら?」 アルケリス株式会社 代表取締役CEO 藤澤秀行さん

●enmonoとの出会いについて三木:本日アルケリス株式会社の藤澤さんに第200回目ということを記念する回にご登場いただきました。藤澤さんどうもありがとうございます。 藤澤:ありがとうございます。まずは200回おめでとうございます。 宇都宮:ありがとうございます。 藤澤:素晴らしいです。このような機会にお声がけいただきましてありがとうございます。 三木:いえいえ。zenschoolの卒業生でも一番活躍してる方にお話を直接伺える素晴らしい機会をいただきましてありがとうご

第76回MMS(2014/3/28対談) 「会社員を続けながら起業でき、それを勤務先の企業も応援するエコシステムの創造」 チーム0→1 赤木優理さん

本記事は2014年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 MMS本編 enmono 本日は、「チーム・ゼロイチ」代表の赤木さんとのMMSです。「44田寮(よしだりょう)」というコワーキングスペースを立ち上げられた経緯を教えてください。 赤木 私は建築の出で、父親も建築家です。小さい頃から、「建築家にはならなくていい。アーキテクトになれ」と言われてきました。アーキテクト=「物事の始まりを構築する人間になりなさい」と。約2年半前に「起業家をサポー

第142回MMS(2017/01/13対談)「成功報酬型システム開発でスタートアップエコシステムの一翼を担う」後編 株式会社ブイ・フォース代表取締役 佐藤 光一さん

⇒前編からの続きです。●マイクロモノづくりについて 三木:後半は我々マイクロモノづくりという考えに基づいて事業を行ってるんですが、実はブイ・フォースさんもマイクロモノづくりっぽい考えのシステム開発会社さんかなと思っていて、レベニューシェアは小さく始められることとかあると思うんですけど、何かご自身の会社で意識している指針とかありますか?そういうマイクロモノづくり的な小さく始めるとか 佐藤:全体的にスタートアップの土壌がそうあるべきなのかなとちょっと最近思ってきていて、孫泰蔵

第142回MMS(2017/01/13対談)「成功報酬型システム開発でスタートアップエコシステムの一翼を担う」前編 株式会社ブイ・フォース代表取締役 佐藤 光一さん

●ご挨拶と出演者紹介 三木:皆様2017年明けましておめでとうございます。本年もマイクロモノづくりストリーミングをよろしくお願い致します。本日は第142回マイクロモノづくりストリーミングを収録しております。(2017年1月13日)司会は株式会社enmonoの三木でございます。本日はブイ・フォースの佐藤社長をお呼びしています。システム開発のお仕事をされており、最近はIoTのお仕事も増え、システムとハードウェアのことなど色々お話を伺っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いし

第135回MMS(2016/08/11対談)「商品コンセプトと技術力のあるメーカーを結び、ユニークな新商品をつくる共創プラットフォームサービスWemakeを提供」後編 株式会社A(エイス) 代表取締役 山田歩さん

前編より続く ●まず話し合って思考のフレームを決める enmono三木 後半も引き続きWemakeの仕組みについて伺っていきたいんですが、実は僕らも最近オープン・イノベーションの文脈で色々イベントにお呼ばれすることが多く、イノベーション担当部署とか新規事業部の方とお会いするのも多いんですけど、皆さん非常にストレスフルな方が多く見受けられ、なにが原因なのかなと思っていて。 三木 今まで「余計なことやるな」とか「言われた通りにしろ」とか「コンプライアンスがどうの

「商品コンセプトと技術力のあるメーカーを結び、ユニークな新商品をつくる共創プラットフォームサービスWemakeを提供」前編 株式会社A(エイス) 代表取締役 山田歩さん

本記事は2016年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●学生時代の友人と起業したが…… enmono三木 はい、ということで第135回マイクロモノづくりストリーミング、本日も始まりました。司会は株式会社enmono三木でございます。本日は株式会社A(エイス)にお邪魔しまして、Wemakeというハードウェアのオープン・イノベーション・プラットフォームを運営されている山田さんにお話を色々伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

「IoTベンチャー向けに、ハード+ソフト+システムを網羅する品質保証体系の構築支援を提供する」(株)コルプ 代表取締役 吉田貴洋さん

本記事は2017年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●ご挨拶と出演者紹介 三木:第157回マイクロモノづくりストリーミング本日もスタート致しました。本日も司会は株式会社enmonoの三木でございます。あと声の出演で… 宇都宮:宇都宮です。よろしくお願いします。 三木:本日は株式会社コルプの吉田さんにお越しいただきまして、吉田さんはzenschool卒業生ということで… 吉田:そうです。 三木:某光学機器メーカーを経て会社を設立され

第32回MMS(2012/4/6対談)「一人で家電メーカーとなるべく起業し、LED照明をデザイン・開発・販売」Bsize株式会社 八木様

本記事は2012年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 社名に込められた想い 「真善美」という言葉がある。「真」「善」「美」はそれぞれ、人間が、「学問」「道徳」「芸術」を精進するときの目標であり、三位一体を成す普遍的価値とされている。Bsizeの社名は、この「真(SIn)善(ZEn)美(BI)」のアナグラムだ。八木さんのモノづくりに対する思いが込められている。 3つの価値をバランスさせて、ストーリーをつくる。八木さんの商品企画開発はそこから

第119回MMS(2015/12/25対談) 「インターネットサービスデザインでライフスタイルを提案」 Omotenasy LLC CEO 今村泰彦さん、西村拓紀デザイン株式会社 西村ひろあきさん

●味わい深い人生を。 enmono 本日はOmotenasy(現VIE STYLE)の今村さんと西村さんにお越しいただきました。ハードウェアスタートアップという言葉がありますけども、その典型的な事例を進行中のお二人です。 今村 スタートアップしてますね。 enmono まずは今村さんの自己紹介をお願いいたします。 今村 今村泰彦と申します。歳は40歳です。20代の頃はミュージシャンをやっておりまして、メジャーデビューもしました。

「「おもてなしの心」「スピード・実行・継続」をキーワードにして、常に新しい「物作り」にチャレンジ」 浜野製作所 浜野慶一さん

本記事は2015年に対談したものです。情報はその当時のものですので、ご了承ください。 ●今の仕事がはじまったきっかけ enmono はい。とういうことで、第107回マイクロモノづくりストリーミング、本日も始まりました。本日は浜野製作所さんにお伺いしました。色々とワクワクする新しいモノづくりの取り組みを社長に伺っていきたいと思います。まずは簡単にどんなことをやっていらっしゃるかご説明いただいてもよろしいですか? 浜野 まず簡単に会社の概要ですけども、創

第110回MMS放送(2015/08/28対談) 「独自技術を持つベンチャーをエンジェル投資家として創業支援し、グローバルベンチャーへと育てる」 TomyK Ltd.代表 鎌田富久さん

●ベンチャーの支援者として enmono 第110回マイクロモノづくりストリーミング、本日も始まりました。ゲストはこちら、TomyK Ltd.の鎌田さんです。 鎌田 よろしくお願いします。 enmono 前半は自己紹介していただいて、どういうお仕事をしているのかというのをお話いただければと思います。よろしくお願いします。 鎌田 今、私はテクノロジーベンチャーの支援をやっていまして、どういったものをやっているかと言いますと――(画

「ロボット化により、半農半“X”の業態が急増する」Inaho株式会社 Co-Founder/CEO 菱木豊さん

●ご挨拶と出演者紹介  三木:第183回マインドフルビジネスストーリーということで、今回からタイトルを少し変えました。よりマインドフルなビジネスを紹介していくということでMBS(Mindful Business Story)になりました。本日はInaho株式会社のほうにお邪魔して、菱木さんのほうに色々マインドフルな農業用ロボット開発のお話を… 菱木:ヤバいやつを…(笑)。 三木:ヤバいですね。 ●三木さんとの出会いについて三木:菱木さんと最初にお会いした頃は、我々は結