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慶應大学院生がクリエイティブの本場、ミラノデザインウィークで創造性を叫ぶ

「世界中で最もクリエイティブな人は誰だろう?」

もし、あなたがそんな質問をされたらなんて答えるだろう。
現役でも過去の人でも良いとしたら。

・スティーブ・ジョブス?
・イーロン・マスク?
・スティーブン・スピルバーグ?
・チャールズ・チャップリン?
・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト?
・夏目漱石?
・手塚治虫?

誰もが素晴らしい超一流のクリエイターの人たちだと思う。その道の第一人者でもあるし、イノベーターでもあり、スペシャリストでもある。

ただ、”あらゆる分野において超一流のクリエイティブ”を残した人がいる。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」である。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452年4月15日 - 1519年5月2日は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家。フルネームはレオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ (Leonardo di ser Piero da Vinci) で、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野に顕著な業績と手稿を残した。容貌にも優れ美男子であったという。(Wikipediaより)

はい、そういうわけで今年2019年は、ダ・ヴィンチ没後500年の記念のすべき年なんです。
そんな記念すべき年にダ・ヴィンチ生誕の地、イタリアはミラノで行われる「ミラノサローネ/ミラノデザインウィーク2019」(2019年4月9日(火)~14日(日))に私たちが所属する、慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)が出展を行います!

ミラノサローネ/ミラノデザインウィークとは
毎年4月にイタリアのミラノで開催される、インテリアデザインにおける世界最大規模の国際見本市と、ミラノ市街各所で行われるメーカーやデザイナーの展示会や展覧会等の総称。世界中から約30万人以上が集まる。

システム思考とデザイン思考を学ぶ大学院、慶應SDM

(写真:朝日新聞社AERAdot.より参照
私たちは、慶應SDM修士1年(4月に2年になります)の有志5名で集まってミラノサローネ/ミラノデザインウィークの出展を目指すチーム「全力ポーン」といいます。

慶應SDMって何? SFCなら知っているよ? という方のために簡単に説明すると、SDMとは「システム思考×デザイン思考」の組み合わせでイノベーション創出や大規模複雑な課題解決の方法論を学ぶ大学院です。生徒は、社会人学生の割合が高く、それぞれ多様なバックグラウンドを持っていて、マーケターや人材開発、コンサルタントやエンジニア、経営者やフリーランスと様々です。

SDMでは、初年度に必修授業として「デザインプロジェクト」(通称Dプロ)というものがあり、そこではプロポーザーと呼ばれる企業の方が解決したい課題を提示した上で、学生がそれぞれ5,6名のチームになってソリューションを考えるというものがあります。
新商品開発であったり、地域創生であったり、未来の技術や価値提案であったり。5月のGWから授業が始まりそこから8月まで2週間に1回、考えたソリューションを先生・講師・プロポーザー企業担当者の前でプレゼンをやり続けるというとんでもなくハードな授業です。先生も講師もプロポーザーさんも本気なので、適当なものは絶対に出せないのでプレゼンは毎回本気。最終プレゼン前は、どのチームも何日も深夜まで議論を続けるため、24時を回ってもSDMの階は全部明かりがついているなんてことも。。

最終プレゼンの後は、圧倒的な解放感と達成感、そしてもう二度とこの授業はやりたくない! と思いながらどこか授業が終わってしまったことの喪失感を感じるほど濃密な体験が刻まれていました。
そして、その授業が、ミラノデザインウィークにつながっていくわけなのです。

私たちが目指す場所は、プロダクトデザイン界のワールドカップ

「ミラノサローネを目指さない?」

必修授業「Dプロ」が終わったすぐ後に、後の私たちのチームリーダーが、一番早く声を上げたのが始まりでした。

慶應SDMは、毎年「ミラノサローネ/ミラノデザインウィーク」へ出展を行っています。それは、Dプロで学んだイノベーション創出の方法論を世界のクリエイティブの場で試してみるということからです。Dプロは、ビジネスソリューションやアイデア提案までですが、ミラノサローネはさらにその先のプロダクトの開発まで実際に作り上げます。
しかも、ミラノサローネ/ミラノデザインウィークは、世界中のブランド企業やグローバルメーカーが出展する展示会であり、日本からはLEXSUSやソニー、セイコー、パナソニック、河合楽器等々がトップデザイナー(例えば佐藤オオキ率いるネンド(nendo)等)と組んでインスタレーションを発表していく場所。言うなれば、プロダクトデザイン界におけるワールドカップのようなもの。
さらに今回は、授業ではないので当然単位も何もない。
それでもそれに挑戦しようと集まった5人(全力ポーン)が、2019年4月9日のミラノサローネ/デザインウィークに向けて9月から本格スタートをすることになります。

あらゆる人々が創造性を発揮できる社会にするためのプロダクト作りへの挑戦

チーム結成から実に7か月。その間、最低でも毎週2日、多い時で5日は仕事が終わった夜と土日に集まってプロダクト開発をしてきました。

その間、コンセプト設計からアイデア創出、機能・物理設計から実際の制作までと行ってきました。

そんな私たちのプロダクトのビジョン=ビッグピクチャーは、
「あらゆる人々が創造性を発揮できる社会にする」

具体的なプロダクトとしては、
「2人で協働することを通じ不確実性を感じて、創造性を取り戻すブロック」

私たちが作るプロダクトと、ビジョン、そしてプロセスについてこれから書いていきたいと思います。

ミラノサローネ/ミラノデザインウィークまであと10日!


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