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モロッコの世界遺産「ヴォルビリス」

モロッコ最大の古代都市遺跡で、約2000年近く前の巨大な建築物や美しいモザイク画が見られます。特に古代モザイク画は、現場に残されているものとしては、世界有数の保存状態を誇ってます。

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ヴォルビリスは、古代ローマ時代に属州マウレタニア西部の首都として栄えた都市で、ローマ帝国の西端地域の中心地として、全盛期には3万人近くの人が住んでいました。公共広場(フォーラム)の周りにバシリカ、浴場、カピトル神殿などが設けられ、凱旋門から大通りの両側には富裕層の豪邸が立ち並んでいました。この周辺は小麦やオリーブオイルなどを産出する肥沃な地で、それらをローマへ出荷し経済的にも繁栄したようです。

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■カラカラ帝の凱旋門
この凱旋門は217年、カラカラ帝をたたえて司政長官マルクス・アウレリウス・セバスティアヌスが建立しました。正面右手にはカラカラ帝の肖像が壁面に掘られています。

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■ゼウスを祀る神殿
ゼウスが祀られています。階段を上ったところの柱はほとんど修復されたものです。

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■バシリカ礼拝堂
バシリカは、公的な会議、取引所、裁判所、市場として使われていました。
4列の列柱、3つの身廊からなり、ローマが衰退してキリスト教が入ってくると教会施設になりました。

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■保存状態の良いモザイク画
ヴォルビリスに残る邸宅は、すべて同じモデルに従って建てられており、どの邸宅にも応接間、個室、モザイク装飾のある中庭(パティオ)があります。

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■ヴォルビリスの風景

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