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美しい世界の風景

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今迄に訪問した世界遺産や世界のカメラスポット写真集を掲載しています。
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2020年6月の記事一覧

世界遺産「シギショアラ歴史地区」

■ルーマニアの世界遺産「シギショアラ歴史地区」 シギショアラ歴史地区は、ブカレストから北西約300km、トランシルヴァニア地方の中心地で長い歴史と美しい景観の観光地です。見どころは「時計塔」と「山上教会」です。中世の城塞都市としての姿を残しているのです。 ■時計塔 城塞都市としての名残は、防衛機能を担った防壁と見張り塔にもしっかり残されています。見張り塔として造られた当時は14の塔がありました。その代表的なものが「時計塔」で、シギショアラのシンボル的存在です。自治権を獲得し

世界遺産「ビエルタン要塞教会」

ビエルタン要塞教会は、オスマントルコの攻撃に備え、三重の防壁(要塞)が造られています。要塞で守られた教会はここだけでなく、トランシルヴァニア地方にたくさんありますが、なかでもここは一番巨大で、15世紀頃カトリックの教会として建てられましたが、16世紀にはルター派の教会になりました。 ■ルーマニアの世界遺産「ビエルタン要塞教会」 ■屋根付き階段を登る  屋根付き階段を上って要塞教会に、このあたりはトランシルヴァニアの山沿いなので雨が多いために屋根があるのか?。 ■時計塔(

30年前のスイス「アルプス」

■アイガーグレッチャー駅 この駅を出発すると、アイガーの山中を抜けるトンネルに入る、全長9.3キロメートル、アイガー、メンヒ両山の山中をトンネルで通過し、ユングフラウの途中にある終点ユングフラウヨッホ駅まで登る。全区間の所要時間は約50分程度である。 ■スイス登山鉄道 インターラーケン・オスト駅からユングフラウヨッホまではグリンデルワルト経由とラウターブルンネン経由があるのですが、はラウターブルンネン経由でユングフラウヨッホ駅までの登山鉄道の旅でした。 ■スイスアルプスの

ルーマニアの軽井沢「シナイア」

シナイアは、首都ブカレストとトランシルヴァニア地方の中心都市・ブラショフの間に位置する、山の中のリゾートタウンです。ルーマニアを東西に走るカルパチア山脈の麓にあり、夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして賑わいます。リゾートとしての滞在もいいのですが、シナイアにはルーマニア人の間でも人気がある「シナイア僧院」「ペレシュ城」などの観光スポットがあるのです。 ■紅葉が美しい「シナイアの街並み」 「カルパチアの真珠」とたたえられる、標高800メートルの景勝地、シナイア。18世紀には王

世界遺産「サスキズ要塞教会」

■ルーマニアの世界遺産「サスキズ要塞教会」 要塞教会が建設されたのは14世紀のこと。サスギス村の中でも西のはずれに作られていますが、象徴的なものは時計塔です。12世紀、トランシルヴァニア地方にサシ人と呼ばれるドイツ系の人たちが入ってきます。要塞教会はサシ人を中心としたドイツ系ルーマニア人によって建てられていき、一番多い時期では600あり、現在残されているのは約300です。 教会が要塞化していく理由は、周辺の遊牧民が度々攻撃をしてきたから。そこで、周辺の住民が避難できるように

シナイアの「ペリショール城」

ペレシュ城と同じ敷地内を数百m上ると、カロル1世が甥のフェルディナンドとその妻マリーのために建てた狩猟用の城、ペリショール城があります。ペレシュ城とは異なり、中世ドイツ風の木組みの美しい外観で、1902年に完成しました。城の内部は、アールヌーヴォー調の家具や装飾が施され、豪華でありながらシンプルな造作です。 ペレシュ城で旦那さんの父親との同居が嫌だったお嫁さんが、こちらに住んでいたとのこと、そのせいか、内部は、女性らしい繊細で華やかな趣味にあふれた空間でした。 ★美しい世

吸血鬼ドラキュラの「ブラン城」

15世紀にルーマニアのいち地方であるワラキア公国を治めていた、ヴラド三世をモデルにして書かれた小説が世界的に有名になった、そんな吸血鬼ドラキュラのモデルとなったお城です。 ■吸血鬼ドラキュラ ブラン城の名が広く知れ渡ることになったきっかけは、1897年に出版された、アイルランド人作家ブラム・ストーカーによる小説 、『吸血鬼ドラキュラ』。ブラムはトランシルヴァニア地方に伝わる伝承をヒントにしたとされ、作品に登場するドラキュラが住むお城も、このブラン城がモデルだといわれています

シナイアの「ペレシュ城 」

ペレシュ城は、初代ルーマニア国王となったカロル1世が、1875年にルーマニア王室の夏の離宮として建てた城です。設計を手掛けたのはチェコ人建築家のカレル・リーマンで、内装はドイツとオーストリアの有名な芸術家によるものです。全体としてはドイツ・ルネッサンス様式で建てられており、小高い丘の上に建つその姿は、なんともロマンティック。 端正な塔に優美な壁画や彫刻、メルヘンチックな木組みの構造とが見事に融合した、複雑かつ優雅な外観はため息もの。 ■ペレシュ城内部の中庭 城内へと続く中

ルーマニアの「シナイア僧院」

ルーマニアのトランシルバニア地方にあるシナイア。夏は避暑地、冬はスキーと大自然を満喫できる場所として人気があります。シナイア僧院は、この僧院の「シナイア」がそのまま地名となったと伝わる程、長い歴史と重要な意味を持っているのです。17世紀、ワラキア公がこの地を訪問したことを記念し建てられたもの。 ■大教会 ■古い教会見事なイコン画が残されている古い教会。ふり教会にはイコン画と呼ばれるイエスキリストや聖者、天使等の絵が残されています。イコンとはギリシャ語で「肖像」「類似」とい

ルーマニアの観光都市「ブラショフ」

ブラショフ市は首都ブカレストに次ぐ観光都市です。中世の街並みを残す町で、ドイツ人、ルーマニア人、ハンガリー人の3つの民族によって発展してきました。古いサクソン建築と城跡が特徴的です。 ■スファトゥルイ広場 ブラショフ観光の中心になるスファトゥルイ広場です。この広場を囲むように観光地が広がります。 ■レプブリチ通 レプブリチ通りは、古い建物をそのまま使用したカフェやレストラン、地元の人が利用する日用雑貨店、そして観光客用のお土産品店が並んでいます。 ■ゴシックの建築の傑作

スロバキアの「ブラチスラバ」

■街がそのまま博物館の「ブラスチラバ」 オーストリアとハンガリーの国境の近くに位置し、ドナウ川に面しています。ブドウ園と小カルパティア山脈に囲まれ、森林にはハイキングやサイクリング トレイルが縦横に巡らされています。歩行者専用になっている 18 世紀の旧市街は、活気のあるバーやカフェで有名です。丘の上にある再建されたブラチスラヴァ城からは、旧市街とドナウ川を一望できます。 ■ミハイル門 旧市街はグルリと囲んだ城壁と4つの門によって守られてきた。しかし、現存するのは「ミハエル

クロアチアの首都「ザグレブ」

クロアチアの首都ザグレブは古きよきヨーロッパの薫りが残る、どこかノスタルジックな雰囲気が漂う独特の街。18 世紀から 19 世紀にかけて栄えたオーストリア・ハンガリー帝国時代の建築が特徴的です。中心部にある旧市街には、2 つの塔があるザグレブ大聖堂、カラータイルの紋章がある屋根で知られる 13 世紀建造の聖マルコ教会があります。近くには、テラス席のカフェが並ぶ歩行者優先のトカルチチェヴァ通りがあります。 ■聖母被昇天大聖堂 13~18世紀にかけた建てられたネオゴシック様式の

世界遺産「古都トロギール」

■クロアチアの世界遺産「古都トロギール」 クロアチアのトロギールは、美しいアドリア海と歴史ある建物が魅力的なクロアチアの小さな港町。トロギールの旧市街地は、クロアチア本土とチオヴォ島の間に浮かぶ、橋で結ばれた小さな島にあります。 ■城壁のある古都トロギール 城壁のある古都トロギールの中心部は、まさに中世の町そのもの。こぢんまりと限られた範囲内に教会や時計塔、市庁舎など中世の建物が建ち並んでいます。古代ギリシャや古代ローマなどの影響を受けて生み出された独特な文化と、ロマネスク

世界遺産「スプリット」

■クロアチアの世界遺産「スプリット」 スプリトはクロアチアのダルマチア海岸の町で、ビーチの他に中心部にある要塞のような建造物群であるディオクレティアヌス宮殿で知られています。この宮殿は 4 世紀に古代ローマのディオクレティアヌス帝によって建てられたものです。かつては何千人も生活していた広大な遺跡には、200 以上の建物が残っています。 ■聖ドムニウス大聖堂 ディオクレティアヌス宮殿には、東西南北の4つの門があります。東側の「銀の門」の傍に建つのが八角形の形をした大聖堂。ディ