世界遺産「スプリット」
■クロアチアの世界遺産「スプリット」
スプリトはクロアチアのダルマチア海岸の町で、ビーチの他に中心部にある要塞のような建造物群であるディオクレティアヌス宮殿で知られています。この宮殿は 4 世紀に古代ローマのディオクレティアヌス帝によって建てられたものです。かつては何千人も生活していた広大な遺跡には、200 以上の建物が残っています。
■聖ドムニウス大聖堂
ディオクレティアヌス宮殿には、東西南北の4つの門があります。東側の「銀の門」の傍に建つのが八角形の形をした大聖堂。ディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたものですが、後にキリスト教の教会として利用されるようになりました。
■ペリスティル広場
スプリットの旧市街への入り口の1つである銀の門をくぐると広がるのがペリスティル広場です。ペリスティルとは列柱のこと。コリント式の列柱が広場の東西に12本ずつ建ち並び、古代ローマ時代にタイムスリップしたかのような建造物に囲まれた広場です。
■大聖堂の塔からのスプリットの風景
大聖堂の173段の階段を上がりきった先には、スプリットの町並みを一望することができます。
■歌声の響く前庭
宮殿内の中心のペリスティルを抜けた先に、ぽっかりと天井が開いた「前庭」に出ることができます。かっては、ディオクレティアヌス帝の住居の玄関として使われていた場所だといいます。
音響が素晴らしい場所であるため、現在は男性アカペラの「クラパ」のコンサートが行われていました。
■クレシミロヴァ通り
ディオクレティアヌス宮殿内には、東西南北に交差する通りが何本もありますが、その中のメインストリートとなるのがクレシミロヴァ通り。
この通りは、東側の銀の門から西側の鉄の門を結んでいます。
■グルグールニンスキの像がある北側の門
グルグールニンスキは、ミサを始めた大司教です。また、スラブ語使用禁止に対して撤回を求めた司祭とも言われています。
城壁に囲まれた宮殿エリア北側の門にあり、街のシンボルとして愛されています。左足の親指に触ると「幸運が訪れる」または「願いか叶う」という言い伝えがあり、多くの人が訪れる人気スポットです。多くの人が願いを叶えようと触るため、左足の指だけが黄金色でピカピカと光っています。
■宮殿の地下
ディオクレティアヌス宮殿には「地下宮殿」と呼ばれる広大なスペースがあり、かつてはワインやオリーブオイル作りが行われたり、倉庫として利用されたりしていました。現在では土産物店が並ぶショッピングエリアとなっていて、スプリトの観光土産を探すことができます。
■リヴァ
城壁の南側にあるカフェが並ぶ海岸のことを、スプリトでは「リヴァ」と呼んでいます。通りにはヤシの木がずらっと並び、たくさんのカフェのテラスが所狭しと並んでいます。
■ディオクレティアヌス宮殿内のスナップ
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