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美しい日本の風景

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美しい日本の風景写真集
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2020年8月の記事一覧

世界遺産の「屋久島」

屋久島は、鹿児島県の大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する島。熊毛郡屋久島町に属し、近隣の種子島や口永良部島などと共に大隅諸島を形成する。 ■紀元杉 標高約1,200メートルの安房林道沿いにあり、屋久島で唯一、車窓から見ることができる屋久杉です。樹高19.5メートル、胸高周囲8.1メートル、推定樹齢3,000年といわれています。木の先端は枯れていますが、斜面の下側から見ると樹勢を感じさせます。 ■千尋滝 千尋滝はモッチョム岳の裾の巨大な花崗岩の岩盤を鯛之川が刻んで

熊野那智大社と那智滝

熊野那智大社は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社。熊野三山の一つ。熊野夫須美大神を主祭神とする。かつては那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社などと名乗っていた。また、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。 熊野那智大社の社殿および境内地は、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部。 ■熊野那智大社 熊野那智大社の主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。夫須美は「結び」を意味することから、多くの人がご縁や願いを「結ぶ場所」として参

松代大本営地下壕

松代大本営とは、アジア・太平洋戦争末期、現・長野市松代町の三つの山象山・舞鶴山・皆神山を中心に、善光寺平一帯に分散して作られた地下壕などの地下軍事施設群のことである。敗色濃厚だった当時、軍部は本土決戦を行うことにより連合国側に「最後の打撃」を与え、「国体護持(天皇を頂点とする国家体制の維持)」などのよりよい和平条件を得ようと考えていた。この決戦の指揮中枢を守るためのシェルターとして松代大本営の地下壕が計画された。 ★美しい日本の風景 ◆Adobe Stockで写真・動画を

世界三大潮流「鳴門の渦潮」

鳴門の渦潮は、瀬戸内海と紀伊水道の干満差により、激しい潮流が発生することによりできる「自然現象」です。春と秋の大潮時に最大となり、直径20mにも達する渦潮の大きさは世界一といわれています。1日のうちで潮流が最速となる時間帯に最も迫力ある渦潮が発生し、潮の流れない時間帯には渦潮を見ることはできません。 ■世界三大潮流 鳴門海峡の潮流はイタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡とならんで「世界三大潮流」の一つといわれ、潮流の速さは大潮の最大時には、時速約20km以上にもなり

八重山諸島の「石垣島」

石垣島は沖縄県八重山諸島の商業の中心地です。シュノーケリング、ダイビング、サーフィンができるビーチやスポットで知られています。西表石垣国立公園内には、珍しい青サンゴの白保サンゴ礁があります。内陸部には、於茂登岳などの山々がそびえています。 ■エメラルドグリーンの川平湾 八重山諸島を代表する名勝として知られている川平湾。石垣島の北西部にある奥行約2kmの入り江で、鮮やかな海の青さは「カビラブルー」と呼ばれるほど。高台にある川平公園からは、川平湾を一望できます。 ■エメラルド

世界遺産「法隆寺」

法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町にある仏教寺院。聖徳宗の総本山である。別名は斑鳩寺、法隆学問寺など。 法隆寺は7世紀に創建され、古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院である。創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古天皇15年とされる ■南大門 軒が深く大寺の玄関口として堂々たる門である。ただし現存のものは創建時のものではなく室町時代の永享10年(1438)に再建されたものです。 ■中門と五重塔 南大門を入ると法隆寺式と呼ばれる伽藍配

淡路島「あわじ花さじき」

淡路島北部の高原地域にある、入場無料の花の名所「あわじ花さじき」。敷地内には明石海峡を背景に花のパノラマを見られる小さな展望台や、淡路島の名産品などを取り扱うお土産屋さんなどもあります。春は菜の花、夏はヒマワリなど、訪れる季節ごとに異なる花々を楽しめます。 甲子園球場の約4倍という広大な花畑には随所に四季折々の花が咲き乱れ、ゆっくりと散策すれば時間が経つのを忘れてしまいそうです。園内の小高い展望台は、明石海峡や大阪湾までが目に飛び込んでくる絶好のビューポイント。 ■三尺バ

沖縄の「慶佐次湾のヒルギ林」

ヒルギはマングローブのことで、慶佐次川の下流10ヘクタールに広がっており、沖縄本島では最大規模になります。マングローブは川の河口付近の真水と海水が混じり合う「汽水域きすいいき」に生えていて、熱帯や亜熱帯地方の汽水域に、海水の塩分濃度に耐えられる樹木がたくさん集まって林や森ができます。 第一展望台からの慶佐次湾とマングローブ林の眺め。このあたりには長さ1km、幅200mに渡るヒルギ(=マングローブ)の林が広がっています。 マングローブの林に誘うかのような、遊歩道の設計です。

下諏訪の「万治の石仏」

万治の石仏は、諏訪高島三代藩主忠晴が、諏訪大社下社春宮に遺石の大鳥居を奉納しようとした時のこと。命を受けた石工がこの地にあった大きな石を用いようとノミを打ち入れたおり、はからずもその石から血が流れ出た。驚き恐れた石工は大鳥居の造作を止め、あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立されたとされているのがこの石仏です。 ■万治の石仏のお参り方法 この石仏の周りを願い事を唱えながら3度まわると願いが叶うそうです。 説明板によりますと、まず正面で一礼し、手を合わせ

世界遺産の「平城宮跡歴史公園」

平城宮跡歴史公園は、奈良市内に広がる特別史跡平城宮跡を計画地とした国営公園です。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもあり、我が国を代表する歴史・文化資産である平城宮跡の一層の保存・活用を図る目的で、平成20年度に事業化されました。 ■平城宮の正門となる朱雀門 1998(平成10)年に復原されました。現在は、朱雀門や第一次大極殿(だいごくでん)など奈良時代の建物が一部復原されるなど、国営公園として整備されている平城宮跡。敷地内は無料で開放されています。 ■第一次

見附島「軍艦島」

高さ28メートルの大きな岩がそびえ立ち、軍艦がこちらに向かってくるかのような大迫力!能登のシンボルでもある「見附島」は、弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に発見したといわれている島です。 見附島は、軍艦島の顔だけでなく恋人の聖地としての顔も持ち合わせています。見附島から恋路海岸までを結ぶ約3.5kmの浜辺の海岸は「えんむすびーち」と言われていて、恋人と二人でこの「えんむすびーち」を歩けば縁起が良いといわれている恋人の聖地となっています。 ★美しい日本の風景

徳島の「阿波踊り」

「阿波おどり」は世界にもその名を知られる、400年の歴史を持つ徳島の祭り。日本三大盆踊りの一つに数えられています。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん~」という有名な節がついて紹介される阿波おどりは、全国的にも熱狂的なファンを抱えます。 ■阿波おどりを見る前に、知っておきたい専門用語。 連(れん) 阿波おどりのグループのこと。歴史ある有名連や学生による学生連など、連ごとにそれぞれ特徴があり、踊りや編成が異なります 鳴り物 踊りに欠かせない伴奏を務める鉦(かね)

最北端の花の島「礼文島」

礼文島は、北海道の北部、稚内の西方60kmの日本海上に位置する礼文郡礼文町に属する島。 礼文水道を挟んで利尻島の北西に位置する。冷涼な気候により海抜0メートル地帯から200種類以上の高山植物が咲き乱れているため別名花の浮島と呼ばれている。 ■礼文島からの利尻富士 ■スコトン岬 日本最北の有人島、礼文島のいちばん北にある岬。無人島、海驢(とど)島を望むこの岬に立ち風に吹かれると、最果てまで来た!という何ともいえない感情があふれだすこと間違いなしです。 ■礼文島の花々 夏に

奥能登の「禄剛埼灯台」

禄剛埼灯台は、石川県珠洲市に位置する灯台。歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」にも選ばれている。通常の灯台は、レンズを回転させることにより光を点滅させるが、この灯台では、レンズを固定し灯火の遮蔽板を回転させることによって点滅させている。 禄剛崎からは、晴れ渡った日には立山連峰から、遠く佐渡島まで見晴るかせ、朝日と夕日を同じ位置から見ることができる日本海有数の朝日&夕日スポット。まさに能登半島いや、北陸ナンバーワンと言って