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「ネギと言えば長ネギ一択!」だった埼玉県出身者、青ネギの世界を知る

こんにちは。全農広報部note編集部のFです。

「ネギ買ってきて」と頼まれたら、皆さんが買ってくるのは白いネギでしょうか?青いネギでしょうか。

 昔は、東西でネギの好みがわかれると言われていました。関東では白い部分が大半の長ネギ(=白ネギ、根深ネギ)、関西では青ネギが主に使われていました。でも現代ではどちらの地域でもそれぞれ流通し、用途によって使い分けられるようになってきたようです。

わたくし編集部員Fは埼玉県の出身でして、「ネギと言えば長ネギ一択!」という人生を送ってきました。長ネギを積極的に選んでいたというより、青ネギという選択肢を知らずにウン十年生きてきた感じです(実家で青ネギを見たことがありません)。青ネギを食べるのは、外食でおみそ汁や丼ものに散らしてあるのをいただくときくらいで、自分で買ったことはありませんでした。

 しかし先日、大分県本部の野菜担当者に「小ねぎ」という青ネギをおすすめされました。いろいろ料理してみたら料理の主役になる具材としてとってもおいしかったので、今回は作ってみた料理をご紹介したいと思います。

大分県の小ねぎ「味一ねぎ」

小ねぎは青ネギの中でも、葉が若いうちに収穫したもの。下の写真のように畑で育ち、市場などを経てスーパーや八百屋さんに並びます。

小ねぎを栽培しているハウス
市場での競りの様子

みなさんにたくさん使っていただけるように、栽培方法や土づくりを工夫して、一年間安定して生産されているそうです。

ではさっそく、お料理をご紹介します。

ねぎ焼き

お好み焼きはキャベツで作りますが、そのキャベツを小ねぎに入れ替えた料理です。外はかりっと、中はこれでもか~というほどのねぎねぎねぎ…!ねぎ焼きというものを初めて食べましたが病みつきになりそうです。

レシピ

<材料(1枚分)>
小ねぎ 1束
小麦粉 40g
卵 1個
だし汁 40ml

 <手順>
(1)小ねぎを5mm~1cmの小口切りにする。
(2)小麦粉、卵、だし汁をボウルで混ぜて生地を作る。
(3)生地に小口切りにした小ねぎを入れて混ぜる。
(4)フライパンに油をひき、生地を円形に流す。
(5)焼き目がつくまで焼く。
(6)ひっくり返して同様に焼く。
●お好みでソース、マヨネーズ、かつお節をかけてお召し上がりください。
●ソースの代わりにポン酢やしょうゆも合います。

小ねぎのカリカリ巾着

おつまみにぴったり。もち巾着、油揚げの肉詰めなどなど、油揚げに何かを詰めた料理って不思議な魅力がありますよね。小ねぎを詰めたこの一品も、かなり魅惑的です。

レシピ

<材料(6個分)>
小ねぎ 1束
油あげ 3枚
こしょう 少々
(A)
マヨネーズ 大さじ2と1/2
しょうゆ  小さじ2/3 

<手順>
(1)小ねぎ1束を小口切りにし、調味料Aと合わせる。
(2)油揚げを半分に切り、口を開いて袋状にする。
(3)(2)に(1)を1/6ずつ詰め、口を爪楊枝で止める。
(4)フライパンで両面を弱火で香ばしく焼き、皿に盛り、コショウをふる。

小ねぎしゃぶしゃぶ

寒い日はやっぱり鍋物!な日にも小ねぎは活躍。だし汁にくぐらせたねぎを、しゃぶしゃぶした豚肉でくるんでいただきます。小ねぎが豚肉を引き立て、豚肉の旨味が小ねぎの味わいをいっそう輝かせます。小ねぎは多すぎ?!ってくらい用意してちょうどいいです。たくさん食べられます。

レシピ

<材料>
小ねぎ 1束〜
しゃぶしゃぶ用豚肉 100g〜
昆布だし汁 500ml
 
<作り方>
(1)小ねぎは5cm程度の幅に切る。
(2)昆布または顆粒だしで昆布だし汁を作る。
(3)小ねぎをだし汁に入れ、ひとにたちさせる。
(4)豚肉をしゃぶしゃぶし、ねぎをくるんでいただく。
●お好みでポン酢などのタレをつけてお召し上がりください。

小ねぎのなめたけ和え

地味な見た目と侮ることなかれ。小ねぎの香り高さとなめたけの旨味はとても相性がいいです。居酒屋さんで、この料理がお通しで出てきたらそのお店にほれてしまうと思います。

レシピ

<材料>
小ねぎ 1束
なめたけ(調理済み瓶詰め) 40g
 
<手順>
(1)小ねぎは根を切り落として、2~3cmの長さに切る。
(2)(1)を熱湯でさっとゆでて、冷水にとり、水気を絞る。
(3)(2)をボウルに入れ、なめたけを汁ごと加えて全体に和え混ぜる。
●お好みでかつお節やすりごまをかけてお召し上がりください。

小ねぎサラダ

ねぎをサラダで食べるイメージはないかもしれませんが、辛みと風味が病みつきになります。大人向けの和を感じるサラダです。

レシピ

<材料>
小ねぎ 1束
かにかまぼこ 3本
マヨネーズ 適量
 
<手順>
(1)小ねぎは斜めに細く切る。
(2)切った小ねぎを冷水に浸す(ヌメリと辛みを取るため)。
(3)かにかまぼこを2cm幅に切る。
(4)冷水からあげて水を切った小ねぎとかにかまぼこをマヨネーズで和える。

小ねぎと納豆の春巻き

納豆とネギって合いますよね~。それを春巻きで包んで揚げちゃおう、という罪深い一品です。納豆に付属している甘い出汁しょうゆをつけて食べたら、よりおいしかったです。

レシピ

<材料 10本分>
小ねぎ 1束
春巻きの皮 10枚
ひきわり納豆 2パック
ちりめんじゃこ 30g
塩 適量
 
<手順>
(1)小ねぎを10cmくらいに切る。
(2)納豆に塩を混ぜる。
(3)春巻きの皮を広げて(1)(2)の具をのせ、その上にちりめんじゃこを載せて巻く。
(4)包んだ春巻きを油で揚げる。

というわけで、青ネギはおみそ汁に散らすだけではなく、主役の具材としても活躍してくれると知り、味わい楽しんだ埼玉出身者だったのでした。青ネギをあんまり買わないな~という皆さんもぜひぜひ、次のお買い物で買ってみてください。

--------余談ですが-------- 

青ネギを小口切りにするときは、輪ゴムでとめてその輪ゴムをずらしながら切ると切りやすいです。

また、切ったねぎは水気を拭き取って、タッパーにいれて冷凍するとちょっとずつ使えて便利です。使いたい分だけお味噌汁や炒め物にぱらっ加えると、よい彩りになります。

 --------とっても余談ですが--------

青ネギのことばかりプッシュしましたが、長ネギも変わらず大好きです。冬は特に、丸ごと焼いてとろっとろにしたネギを食べるのが好きです。焼きネギはカレーの具にもおすすめです。