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なぜ私は今でもレコードを聴いてしまうのか?

 通勤中はもっぱらBOSEのワイヤレスイヤホンをiPhoneに繋げて音楽を聴いている。だが週末にしっかり音楽を聴こうっていう時にはやっぱりレコードだなと思うのだ。BOSEスピーカーにアンプ&レコードを繋げて音楽を聴く。レコード屋での偶然の出会いもまたレコードの楽しみでもありきがつくと家には大量のレコードが並べられていた。

 レコードって昔の音源でしょ、音悪いでしょ、とよく言われる。
確かに傷がついたレコードだと雑音が入っていたりするし最悪は飛んでしまう事もある。
 だがレコードが収録できる音域は一般的なCDよりも幅広い。高音も低音もCDよりも音が入っている。ハイレゾには負けると思うがレコードが音が悪いというイメージは間違っている。
 それに加えて、くるくる回るレコードを見ながら聴く音楽は魂に響くんだ。なんでかは分からない。レコードを聴くための手間の賜物なのかもしれないがとにかくジンジンするんだ。
 
 音楽は耳で聴くだけの物じゃない。音は振動であるから身体全体の皮膚を通して身体に染み込んで来るんだ。だから音と歌詞が心の奥底まで染み込んできて感動するんだ。

 音楽は心のビタミンとは良く言った物だ、元気のない日に元気の出る曲を聞くとやる気が出てくる。気持ちのたかぶった夜に落ち着いた曲を聞くとよく眠れる。毎日の食事の様に音楽も良質なものを身体に取り込む。

 コンビニ弁当やペットボトルのお茶じゃなくて、自炊して作った食事と急須で入れた緑茶の様にレコードを愛でる時間を私は愛してやまない。

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