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【著者インタビュー】Amazon売れ筋ランキングで1位獲得!ZENKIGEN初の書籍「AIを使う人事 AIに使われる人事」、著者の石丸晋平に思いを聞いた

2021年6月25日(金)に発売となった、ZENKIGEN初の書籍「AIを使う人事 AIに使われる人事」。
今回は、著者でありZENKIGENの事業開発責任者として活躍する石丸晋平に、書籍に込められたメッセージについて聞きました!

※「AIを使う人事 AIに使われる人事」とは
社会と企業の関係性、AIを中心としたテクノロジーとの共存について、”人事のあり方"を軸に考察。具体的な事例を交えながら、働く大人が「どのような社会を創るのか」を問い直し、テクノロジー共存時代に人とAIが調和する社会の実現へ向けた人事と労働について紐解く一冊。
Amazon売れ筋ランキング「Kindle本 コンピュータサイエンス」部門(7月2日調べ)および「Kindle本 人工知能」部門(7月7日調べ)、「本 人事労務管理 オフィスOA管理」部門(6月25日調べ)で第1位を獲得。(Amazon および Amazon.co.jp は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。)

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●ZENKIGEN初の書籍。発売を迎え、反響は?

まずは、読者の皆様、出版社、帯推薦を頂戴したソフトバンク源田様、出版イベントをご一緒した坪谷様をはじめ、多くの方々への感謝を申し上げます。
みなさまのおかげもあり、Amazon売れ筋ランキングで発売初日から上位にランクイン、人事関連部門やIT・AI関連カテゴリで、一時的ではありますが7部門で1位を獲得している瞬間もあり、多くの方に興味を持っていただけたのかなと感動を覚えました。
同僚や友人からは書店に平積みされている様子の連絡があったり、読者の方から早速感想をお送りいただいたりと、反響の多さに驚いています。

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●「AIを使う人事 AIに使われる人事」、この本を通じて伝えたかったことは?


いつの時代も「今の社会をつくり、未来に紡ぐ」という尊い仕事は、その時代に生きる大人の大切な役割であることを思い返していただきたいということです。

AIなどの新たなテクノロジー社会実装が進む中で、「人の仕事や役割が奪われていく」という未来への不安が広がっていることに、大きな違和感を覚えています。
企業活動や働くことの前提が変わる中、今の大人がどのような意思を持って仕事を手がけていくかが問われている。
すべての大人が目を背けることのできない、大きなテーマだと考えています。

「AI」や「人事」とは、一部の専門職の仕事であり、自分には関係ないと思ってしまう方も多いかと思いますが、テクノロジーも、働き方も、すべての人にとってとても身近なことだと思うんです。

本の中で、私が学生時代に出会ったコンビニの「おばちゃん」のことを書きました。
「おばちゃん」は深夜のコンビニで働いており、私もアルバイト終わりによく行っていたんです。
常連さんにも積極的に話しかけ、世間話をし、笑いながら場を盛り上げる、とても人間味あふれる働き方をしていました。
その姿を見て、「働く」ということは、社会参画なんだ、「自分を活かす」ことだということを学びました。
未来に向けた働き方のヒントが詰まっています。

●これからの働き方のモデルは、学生時代に出会ったコンビニの「おばちゃん」

20世紀の高度経済成長期の企業の行動原理は、エコノミー(経済性)が中心、簡単にいうと、「労働」とそれに対する「収入」で構成され、いかに経済成長できるかが問われた時代です。
しかし、これまでの経済活動中心の行動原理は限界を迎えています。
私は、これからの働き方について、21世紀の企業の行動原理はエコノミーとテクノロジーに加え、周囲と関係を築き社会参加するソーシャル(社会性)が求められる時代にシフトすると思います。

そうなると、個人の業績やパフォーマンスだけではなく、チームや組織において、明るく元気をくれる人や、思いやりのある人、助けてくれる人も、同様に評価されることになると思います。
前述したコンビニの「おばちゃん」的な働き方。
周囲との関係を築きながら自立し、社会参加をしていくことこそが、これからの未来に紡ぐべき働き方なのです。

●ソーシャルな働き方を実現するための変化

時代の転換期において、働く人の社会参加やつながりを構築していく大切な役割を担っているのが「人事」だと考えます。
普遍的な価値に立ち返ると、人と向き合い、不安を緩和し、個人の自立を支援するということです。
今、組織や目標を管理する役割としての人事から、人と人との関係性やつながりを支援する役割へ。
HRは「Human Resources(ヒューマン・リソーシズ)」から、「Human Realationships(ヒューマン・リレーションシップス)」へ大変身する時が来ています。

テクノロジーの力を借りて、人のつながりや自立をサポートしたら…
そこには「AIが人の仕事を奪う」のではなく、「人とAIの調和」によって能力を発揮できる明るい未来があると思いませんか?
その人間中心のDXを進めるのは、人事だと思っています。

●人事はDXの主役、「人とAIの調和」はこれから明るい未来を紡いでいく

テクノロジー共存時代をどんな社会にしたいのか、全ての大人たちの意志が問われています。
「人がやりたくても、できなかったこと」に着目してAIを活用、より良い会社と社会づくりに貢献していくことが、求められていると思います。
いつの時代も「今の社会をつくり、未来に紡ぐ」という尊い仕事は、その時代の大人の大切な役割です。
私を含め、働く大人たち、そしてこれから働く学生たちが、未来を紡ぐという当事者意識を持って働くことがとても大切です。
転換点にある今、これからの時代に向き合うための一助になれば。
この本を通じて、一人でも多くの方に届き、周囲の方と対話するきっかけになることを願っています。

●「AIを使う人事 AIに使われる人事」概要

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【概要】
・タイトル:AIを使う人事 AIに使われる人事
・著者:石丸 晋平
・価格(税込):単行本:1,650円(税込)/Kindle版:1,485円
・発行:ディスカヴァービジネスパブリッシング
・ISBN:978-4-910286-04-4
・販売サイト:https://amzn.to/3vTuuYd

【目次】
序章:テクノロジー共存時代の主役は、人事である
第1章:日本人の労働観こそが、テクノロジー共存の道標
第2章:人材を塩漬けにする企業システムの弊害
第3章:ヒューマン・リレーションシップスという人事の仕事
第4章:AIを使う人事、AIに使われる人事
第5章:「人とAIの調和」という21世紀の課題に挑む
終章:いつの時代も、今の大人が社会を作り、未来へ紡ぐ

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●インタビューを終えて…

事業開発責任者として多忙を極める石丸が、「本を通じて伝えたい!」と執筆しました。
ZENKIGENが世に送り出していくプロダクトには、本書に書かれたメッセージが込められています。
一読者として、テクノロジーの進化やパンデミックを経験している私たちが、これからどのように仕事や社会と向き合っていくのか、考えさせられました。
時代の転換期である今、当社では開かれた人事コミュニティ「ZINZIEN(ジンジエン)」の活動しています。多くの方に活動を知っていただきたく公式サイトもオープンしました。
こうしたムーブメントが、これからの未来を明るくすると思いました。

本書は人事を軸にした書籍ですが、経営者、マネージャー、新入社員、これから社会に出る学生たちにも読んでいただきたい一冊です。
ぜひ、手に取っていただければと思います。

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