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今だからこそ!悩み、不安、恐怖に振り回されない「ブッダの言葉」を!

今回は手塚治虫漫画紹介の番外編として
斎藤孝さん監修の「こどもブッダのことば」をご紹介します。

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ブッダと言えば手塚先生の代表作ですが
ブッダに関する書籍はピンからキリまで沢山出ています。

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なんだか難しそうだなという方もおられると思いますが
今回は「こども用」のブッダを通じてブッダのご紹介をしてみようと思います。


ブッダとは、紀元前564年の生まれで、
名前を「ゴウダマ=シッダールタ」と言います。
この世に、「苦しみ、憎しみ、争い、死」などがなぜあるのかを
探すために出家して苦行を行い修行したりして悟りの境地に達し、
やがて仏教の開祖「釈迦・仏陀」となった人です
そうですあのお釈迦様のことです

そんなお釈迦様のことばを
子ども用に誰でも簡単にブッダのことばを耳にすることが
できるのが今回ご紹介する本です。



特に今は世界中が大変な時期にあり、社会や経済が混乱している中で
より一層このことばが心に響くと思います。

社会や経済が混乱していると騒がれていますが
実は一番混乱しているのは人間の心なんですよね。
社会も経済も景気というのもすべて人間の心が作り出すものです。

心が乱されている人が多いほど世界は混乱します。
つまり今は世界中の人たちが混乱しているということです。

これって結局
悩み、不安、恐怖に対して混乱しているわけです。

ブッダの言葉を聞いたからといって悩み、不安、恐怖が
完全になくなるというわけではありませんが
不安感、恐怖感をもとにした行動はとらなくなると思います。

そういうものに振り回されなくなる心を
身につけようというのがブッダの神髄でもあります


この本の「はじめに」にこう書いてあります。

「何千年も前に亡くなったブッダの教えがどうしていまでも、
たくさんの人に読まれているのでしょう?
それは「ブッダのことば」が悩みや不安に振り回されないで生きていくチカラを与えてくれるからだとボクは思っています。
中略~
逃げられない苦しみだってあると思います。
でも「ブッダのことば」を知って自分のこころを見つめられるようになれば
いまより少しこころが軽くなって苦しみに向き合う事ができるはず!」


…とあります。

このように
心が不安定な今だからこそ
「ブッダのことば」に耳を傾けることで何か前を向くためのキッカケになるかと思い本書をご紹介させていただこうと思った次第です。
そして「ブッダ」に興味を持ち
手塚先生のブッダを手に触れるキッカケとなれば幸いです。


そして自宅にいる時間の多い今、少しでも心穏やかに過ごせる
ヒントになればと思います。


では行きましょう!


「失敗なんて忘れたい
都合の悪いことは見えにくい
都合のいいことは見えやすい
なにが本当か見きわめよう。」

現実を素直に受け入れるってすごい難しいことです。
誰かのせいにしたり何かのせいにしてしまいますよね。
社会のせい、環境のせい、会社のせい、親のせい、学校のせい、友達のせい
でもそれって結局全部自分のせいなんですよね。
結果、事実から逃げないこと。
成長するためには人のせいにせず現実を受け止めるということなんですね。
すべてのスタートはここからです。
スタートにすら立っていない人が多い現代
まずはスタートラインに立とうねってことです。


「悪口は相手をきずつけるだけじゃない。
自分自身もきずつけるよ。」

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実は自分の言葉を一番近くで聞いているのは自分なんですよね。
毎日キタナイ言葉ばかり言っていたらそれは毎日キタナイ言葉を浴びている事と同じキレイな言葉とキタナイ言葉、どっちが浴び続けたら身体によいか考えるまでもありませんよね。


「やられたらやり返すには終わりがないよ。
やり返さない勇気を持とう」

自分が受けた痛みは相手にも負わせたい。
なんで自分だけ?って心が恨みや復讐を生みます。
そしてそれには終わりがありません。
ブッダはやり返さないのは我慢ではなく勇気と言っています。
自分が堪えているのではなくそれは勇気、
優れている心ということなんです。


「しあわせはみんなでわけあおう。
いくらわけあってもへらないよ。」

これは深いです。
ボクら資本主義に生きていると数値化されている社会にいるので
使ったら減るって感覚に慣れすぎちゃっているんですよね。
幸せも人に分け与えると減っちゃう気がするけど減らないんですよね。
運もムダ使いしたなぁとかありますけど減らないんですよ。
だから良いことは分け合って廻りも幸せにしてあげることでもっと自分も幸せになる。
深いです。


「こころをきれいに整えることがすべてのきほん
まずそこからはじめよう。」

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行動原理はすべて心からくる。
心が整えばものごとも整う。
例えとして適切かわかりませんが失恋したときって勝手に絶望して
食べ物も喉に通らないとか気力がなくなったりするように
心が乱れると何かもイヤになっちゃう経験ってありましたよね。
何をするにもすべては心なんですよね。
心の状態を常に整えておくことが大事ってことです。。


「変わらないものなんてなにもない。
そう思えば悩みや不安だっていつまでも続かないよ。」

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これはブッダの言葉の中でも一番伝えたいことです。
まさに「諸行無常」
我々は病気や老い、死というものから逃れることができません。
誰もが等しくそのときを迎えます。
これを「諸行無常」と言うんですね。
永久不変なものなどないということです

つまりいつもこれを念頭に置いていれば、
大事なものを失っても悲しまずに済むという教え
これが逆に「物事は永続する」「ずっと幸せが続く」と希望を持っていると、その希望は必ず打ち砕かれるので、苦しみが生まれてしまいます
だから苦しみから逃れるためには、
諸行無常を前提として生活設計をしていけということです。
「執着」をなくそうということですね。


「生きると苦しいはセットだと知ること
それが幸せのスタートだよ。」

変化を受け入れることで幸せが生まれる
苦しみなんてもんは当たり前という考え。
これは映画で例えるとずっと一定のストーリーは面白くもないし感動もない。面白い映画や小説、マンガって必ず
苦しいこと、悲しいこと様々な困難を乗り越えているはず。
逆に言えば苦しさを感じているから幸せを感じることができるとも言えますね。

普段の当たり前のことが
当たり前じゃなくなったときに
普段のありがたさを知るというか…。

本当の幸せを感じるにはその反対の存在があるからこそ感じられるというわけです。


「もっとほしいに終わりはないよ
満足するこころを育てよう。」

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これは現代人にとって耳が痛いんじゃないでしょうか。
ボクはそんなに物欲がないのでそうでもないんですけど
とにかく世の中はモノに溢れていますよね。
今あるものに感謝せず次から次へと消費していくというね。
世の中便利になってももっともっと欲しくなる。
お金も環境もサービスも、不便な方がいいということじゃなく
求めていくことには際限がないんですよね。
今あるものを大切にする。結局のところ感謝なんですよ。
感謝のこころを忘れると心は滅してしまうということです。



如何だったでしょうか
仏教や宗教のように難しいことは解りませんが
ブッダの言葉はどれも力強く我々を勇気づけてくれるものばかりです。
2500年も前の言葉に心振るわされるのは人間の根源的な悩みというのは
今も昔も同じであるということです

先人たちは数々の苦しみや困難を乗り越えてきました。
先人たちは困難にどう立ち向かって来たのか
過酷な状況をどう乗り切って来たのかという
答えがこの「ブッダの教え」にあると思います。

ブッダの言葉から
いつ終わるとも分からない不安に立ち向かう心

強く生きるためのヒントになれば幸いです。

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参考元


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