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火の鳥ベストエピソードは?

今回は「あなたの火の鳥ベストエピソード教えて下さい」と題して

みなさんの「好きな火の鳥の〇〇編」を募集したいと思います。

以前に
復刊ドットコムが「火の鳥マイベストストーリー」って企画をやってまして
個人的にこれ面白そうだなと思ったんですよね、そしてこの企画に結構な応募があったそうでみなさん思ったより気になっているんだなぁとその時思ったんですよ。
実際ボクも気になりましたし…

この時の復刊ドットコム My Best 火の鳥のページはこちら


でこの企画が2012年の事だったんですけど
あれから8年という時も流れまして2020年は動画の時代にもなりコミュニケーションもyoutubeという動画を通じてリアルに体感できる時代になりました。

そこでこのデジタル時代にyoutube配信として
実験的にやってみようと思ったわけであります。

火の鳥のエピソードってほんと人によって好みがありますよね
時代ものが好きな方もいるし
SFが好きな人もいる
娯楽的なものが好きな人もいるし
哲学的なものが好きな人もいる

そして火の鳥は
どこからでも読めるし、
全部読んでなくても楽しめる
素人も玄人も関係ない
人の数だけ思いの詰まった回答があると思います。

そしてどれが正解ってものもない。
正解がないからこそ気になるとも言えます。

そんな「気になる」みなさんの声をこの動画を通じて
募集してみようじゃないかという次第です。


このチャンネルがまだまだ小さいので
集まるコメントの数もたかが知れてると思いますが
それでもみなさんがどんな作品が好きなのか
第三者のコメントって参考になるし楽しいと思うんですよね。

これをキッカケに火の鳥を読んでみようかなぁって思ってもらえるとすごい嬉しいし
新規の方が一人でも増えてくれるともっと嬉しい。
なにより手塚先生の作品に触れる方が一人でも多くなることで
手塚治虫というコンテンツ自体が大きくなっていくことは
我々、既存のファンにとってもメリットがあります
から。

2020年6月現在、話題のマンガといえば鬼滅の刃
ものすごい社会現象になってコミックスだけでなくお菓子もフィギュアも映画もとにかくすごいことになっています。

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これは世の中に需要があるからで
所詮エンターテイメントとはいえ世の中ビジネスですから
需要があるものについてはどんどん大きく便利になっていきます。
反対に
需要のないものには見向きもされないし新しいことも生まれにくいです。

そしてコンテンツに需要がなくなればファンは恩恵を受けにくくなります。
火の鳥のフィギュアが欲しいって思っても
需要がなければ世の中には出てきませんからね。

ボクは手塚治虫が好きという衝動だけでやっているので
需要がなくたって継続できますが
世の中はそうじゃない。

だから
手塚治虫というコンテンツを埋もれさせちゃいかんと思うんですよね。
特に手塚治虫が好きな世代ってアナログ型が多いし
ファンがいつまでもアナログのままじゃコンテンツが育たない。

そういう側面から見ても
youtubeのようなメディアで手塚治虫を取り上げることは
非常にコンテンツを盛り上げていくキッカケにもなるのではと
僭越ながら思っております。

さて…前置きが長くなりましたが

まずは復刊ドットコムの「火の鳥マイベストストーリー」の結果をちょっと見てみましょう。


1位:未来編

コメント抜粋ー
「「未来編」が最高です! 」
数週間ほどメシがのどを通りにくい状態。“生きるって何だ?” ずっと頭の中がグチャグチャしていた。
結局結論は出ていないけれど、『火の鳥』は誰もが通るべき生き方の登竜門だと思っている。
高校生くらいになったら、いま4歳の息子にも読ませてみたい。

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続いて2位は
2位:鳳凰編 

コメント抜粋
「鳳凰編」が『火の鳥』シリーズというより手塚作品の中で一番好きな作品です。
「鳳凰編」を初めて読んだのは中学生の頃でしたが、その時はストーリーの面白さと輪廻という概念を学んだ程度でした。
しかし大学生の時、レポート作品のために改めて読み直し直してみたら、
我王と茜丸の二人の数奇な運命と人生観に感動し、ラストでの我王の「美しい…」という場面で涙を流している自分に気づきました。
壮大なスケールで人類の輪廻(?)を描いた「未来編」や、ミステリー仕立ての「宇宙編」、考えられた構成でロビタの誕生を描いた「復活編」も捨てがたいですが、一番はやっぱり「鳳凰編」です。
この作品はマンガという表現方法の最高峰でもあり、一般の文学作品すらも超えた日本の宝であると信じています。」

凄まじいコメントですね。やはり鳳凰編の人気は高いですよね。

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3位:黎明編
コメント抜粋
「黎明編」の続編が「未来編」、これこそが火の鳥の真骨頂だと思います。
歴史の始まりから終わり、そしてそれさえもが決して終わりではなく連綿と引き継がれていく、
これこそが仏教の輪廻転生さえも凌駕する手塚治虫の生と死に対する思想だと思います。

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という結果になっていました。



というように
この動画ではみなさんの「火の鳥マイベストエピソード」をご紹介してほしいと思います。
ベストだけでもいいですし、ベスト3でも5でもいいです。
もうなんでもいいです。
みなさんの思いのたけを吐き出してほしいと思います。

上記はyoutubeでのコメントになりますがこのnoteでの投稿でも構いません。みなさんの好きな火の鳥エピソードを教えてくださいね。


ちなみにですね。
ボクの「火の鳥マイベストエピソード」3選もご紹介しておきたいと思います。

ボクの1位はこちら「未来編」ですね。
そしてボクが思い出に残るシーンがこちら

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火の鳥に出てくる登場人物の欲望には一貫して「永遠の命」があります。
その「永遠のいのち」欲しさに火の鳥の生き血を追い求めている
人間の煩悩を描いているんですけど
未来編では逆に「死ねない」んですよ。
なにをやっても死ねなくなるんです。

これまで生への執着を描いてきたのに全くの真逆、
生きることで死へ在り方を伝えるという発想

誰しもが等しく訪れる死というものが当たり前じゃないという恐怖…
これはなかなか深いですよ。
ボクも一回じゃなんだか意味不明でしたもん。
何度も手塚作品を読んでいくうちにこの未来編の恐ろしさが実感できるようになりましたね。


続いて2位は鳳凰編
そしてボクが思い出に残るシーンがこちら

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全火の鳥中でも屈指の名シーンじゃないでしょうか。
「宇宙から見れば人ひとりの人生、命なんてちっぽけなものだ」という
メッセージ
世の中は自分中心で回っているんじゃない、
思い通りにいかないこともつらいことも、たくさんあるけど
そんなもんもゴミみたいなもんだと。
ここまで自分を俯瞰したマンガなんてないですよ、ほんと…。



続いて3位いきましょう。
黎明編
そしてボクが思い出に残るシーンがこちら

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絶望的な状況な中で見つけた草に感動するシーン
暖かく差し込む日光に希望と感謝を感じるシーンに
「今の自分はなんて幸せ」なんだと感じさせられましたね。
絶望という状況は変わらない中で「生きる」という考えに180度変わってしまう精神状態は、不幸なこともすべて自分の考え方ひとつなんだと思い知らされた名シーンだと思います。


さて
なんとなんと復刊ドットコムの集計結果とボクの結果が同じになってしまうという面白くもクソもないチョイスになりましたが
だって好きなもんはしょうがない。
まぁそれだけこの作品は読む人々の心を打ったということでしょうね。


というわけでみなさんの「火の鳥マイベストエピソード」募集します。
コメント欄にご自身の思いを書いてみてください。


それでは今回も最後までご視聴くださりありがとうございます。




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