複利と税
複利運用は普通の人の唯一勝てる資産形成術です。
100万円を5%複利で20年間運用すれば約265万円(税引後232万円)になります。実に2.3倍。現在の銀行の普通預金金利では到底考えられない結果となります。
では毎年利益を確定して税金を払ったとしたらどうなるでしょうか。
どのくらいの税金がかかるのか
株や投資信託を売って得られた利益、配当や利子には現在20.315%の税金がかかります。
便宜上20%として毎年利益確定して複利運用するのとそのまま複利運用するのと
どのくらい違うかを見ていきましょう
毎年税金を払うと。。。
毎年利益確定するとこんな感じです。
100万円×5%(利率)=5万円
5万円×20%(税率)=1万円
5万円(利益)ー1万円(税金)=4万円←再投資
2年目
104万円(100万円+4万円)×5%=5.2万円
5.2万円×20%=1.04万円
5.2万円(利益)ー1.04万円(税金)=4.16万円←再投資
3年目
108.16万円…
で考えると20年後は約219万円となりました。
毎年利益確定をするのと、しないのとでは13万円の差が出てくるのです。率にして13%。
大きな差ですね。
税金を払わないためには
毎年利益確定しなくても5年、10年で利益確定をする可能性は十分あります。なるべく利益確定をせずに
税金を払わず複利運用をするのがいいというのがご理解いただけるでしょうか。
それにはどうするのか。
口座の中でスイッチングが無料でできるiDeCoや変額保険を利用するといいでしょう。
もちろん、iDeCo、変額保険のメリットデメリットをよく確認したうえで、です。
ほかの手段はあるのか?
iDeCo、変額保険にはデメリットも多く存在します。まず、個別株にはあまり適しません。変額保険に関しては過去記事をご覧ください。しかし海外に目を向ければ保険会社が様々な株式や債券、投資信託をスイッチング時に納税することなく、口座を解約した時に納税、という商品も存在します。
税金は資産形成、資産運用においては費用です。なるべく少なくする工夫をしてより資産を殖やしていく努力をしていきましょう。
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